私はどうしてか、広告が好きです。
それは、広告がまるで自分のようだからです。
誰か見ている人がいなければ、生きていられないからです。
それだからか、今の広告の立場に心を痛めてしまいます。
世の中は多くの広告に溢れているからこそ、人々にとって邪魔なものになっています。
消費行動において必要不可欠であろう広告、決して消えることのない広告のはずなのに、どうしても受け入れてもらえない今の時代。
クライアントが伝えたい想いや、クリエイターが想いを込めて作ったものが、ノイズになってしまうこの状況が悲しいです。
私は広告の気持ちが分かってしまいます。
『見て見て』『こっちを向いて』と言っている広告たちが、かわいそうでなりません。
当たり前のことを言いますが、これからの広告にデジタルの力、テクノロジーの力は必要不可欠です。
今まで培われた価値観の上に新しい広告の文化を作っていかなければ、広告たちは生きていけません。
私はこの広告たちを救いたい。
きっと新しい場所があるから、必要とされる居場所があるから。
けれども今の私になんら力がないことが悔しいです。
今私にできることは、ターゲットに違和感なく人に伝えられる思考ができ、影響力のあるツールを持っていることです。
100人のインタビューを行ってきたこと、ブログで発信してきたこと、すべて広告だと思っています。
そんな今私がすべきことは、もっと自分に力をつけること。
それはデジタルの力であり、テクノロジーの力だと感じています。
私はどうしても広告と一緒に生きたいのです。広告の未来を、創りたいのです。