「社会人になっても勉強したい」「働きながら勉強したい」そんな勉強に意欲的な社会人が増えていると聞きます。将来のためにも、自分に投資することは非常に有意義といえるでしょう。しかし、社会人の勉強は毎日の忙しさから、続かないケースも多々あります。そこでおすすめなのが、働きながら資格取得を目指すという方法です。

 

働きながら取れる資格とは

働きながら勉強をするのは立派なことですが、それだけでは取得できない資格ももちろんあります。指定された学部学科の卒業、特定の業界での体験などを必須条件としている資格は、当然のことながら誰でも働きながら取れるものではありません。

一方、在宅学習でしっかりと勉強すれば合格も夢ではない資格もあります。長期的な学習が必要なものもありますが、なかには短期的な勉強で十分狙える資格もあるのです。特に次にご紹介する3つのIT・Web系の資格は将来性を考えても、ぜひ取得しておきたい資格です。

1.ITパスポート試験

ITパスポート試験
ITパスポート試験は、IT系の資格試験で、最も初歩的な資格の1つです。国家資格でもあり、基本的な読み書き計算能力と同等にIT関連のスキルがあることを証明します。

試験では、情報システムやネットワーク知識、IT機器の運用、データベースなどの知識を幅広く問われます。そのため、単にパソコンの操作やデータの処理ができるというレベルから一歩進んだレベルを身につけたい人にもおすすめの資格です。

試験はマネジメント(IT管理)、ストラテジ(経営)、テクノロジ(IT管理技術)の3分野からなり、すべて四肢一択のマークシート方式です。3分野合計の得点が60%以上を超えなければ合格することはできません。また、1分野のみに強いだけでは合格は難しく、全分野30%以上の得点が必須です。さほど難しくはありませんが、毎日のコツコツとした学習で取りこぼしなく知識を習得しておくことが必要でしょう。

 

2.日商PC検定

日商PC検定は、簿記を主催している日本商工会議所が新たに設置した資格です。Basic、3級、2級、1級とグレード分けされていますが、もっとも取得者が多いのが3級です。ただパソコンを操作できるというだけではなく、現場でどれぐらい活用する能力があるかどうかを評価する資格になっています。

試験は実技試験と知識試験からなり、それぞれ70点以上を取れば合格です。新しい資格なのでまだ比較的合格率も高く、保有者が少ない割には日商商工会議所主催ということもあり信頼度は抜群です。

 

3.Web検定 Webデザイン

Web検定 Webデザイン
資格を取得していなくてもWebデザイナーとして働くことは可能ですが、働きながらWebデザイナーを目指すならば資格取得に向けて勉強することで、基本的な知識を身につけてはいかがでしょうか。

株式会社ボーンデジタルが主催しているWeb検定は、「Webに関わるすべての人の標準知識」をコンセプトに、「Webリテラシー」「Webデザイン」「Webディレクション」「Webプロデュース」の4つの試験を設けています。その中でも「Webデザイン」はこれからWebデザイナーを目指す学生・社会人を対象に、Web制作に必要なデザインの知識からHTMLやCSSなどコーディングに関することまで幅広く出題されるため、初心者が勉強をはじめるきっかけとしてぴったりです。

 

まとめ

働きながら取得することができるIT・Web系の資格は、この他にもたくさんあります。特にIT業界への転職を希望している人は、ぜひ資格取得にチャレンジしてみましょう。忙しい社会人の勉強方法として、すきま時間にオンライン講座を活用して試験勉強をすることもおすすめです。それぞれのライフスタイルにあわせて資格取得に励みましょう。