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プログラミングとは?基礎知識や言語の種類、活かせる仕事をわかりやすく解説

クラレ社調査の「2020年版 新小学1年生が将来就きたい職業、親が就かせたい職業ランキング」で、「将来就きたい職業」「親が就かせたい職業」の両者において、高い順位にランクインしている、エンジニア・プログラマーの仕事。

2020年から小学校の授業でもプログラミングが必修となるなど、一部のプログラマーだけでなく、あらゆる人がプログラミング的思考を身につける世の中になろうとしてきています。

さて、あたり前のように私達は当たり前のように「プログラミング」という言葉を使いますが、具体的にプログラマーがどのような仕事をしているのかをあなたは説明できますか?

本稿では、「プログラミング」とはそもそもどのようなものなのか、プログラマー関連の職種にはどのような種類があるのか、プログラミング技術を身につけることでどのようなメリットがあるのかなどを解説いたします。

 

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プログラミングとは

そもそも「プログラミング」とはいったいなんなのか?ということについて解説します。

パーソナルコンピューターの登場・普及と同時に浸透したこの「プログラミング」という言葉は、コンピュータを使ってプログラム(=コンピュータへの指示を記述したもの)を作成することを指す言葉です。

言葉としては理解していても、プログラムを自分や誰かが「作成したもの」だということは、私たちの普段の生活では、想像することはあまりないかもしれません。

プログラミングとは「コンピュータに指示を出す」こと

プログラミングとは、ざっくりいうと「コンピュータに指示を出す」こと。

どれだけ高機能なコンピュータでも、動かすためには何を目的に何をしたいのかを、コンピュータに伝える必要があります。そのために必要な「指示」がプログラミングなのです。

「これをやりたいときは、こうする」のようなパターンを指示して認識させることで、コンピュータは機能します。

プログラミング言語とは

コンピュータに指示を出すために使われる言語が、プログラミング言語です。

PHP、JavaScript、Python、GO、Kotlin、Java、Swift、C#、C++などメジャーなものからマイナーなものまでさまざまな種類があり、その数は200種類を超えます。

プログラミング言語によって、スマートフォンやゲーム、アプリなども動いているのです。

プログラミングを使ってできること

コンピュータにプログラミングをすることで、大量の情報を高速で処理できます。

人間がやっていては莫大な労力と時間、正確さが必要な作業も、コンピュータを使えば一瞬で終わります。

最近は、AIの進化なども進み、コンピュータに機械的かつ自動的に処理できる作業はコンピュータにまかせて、想像力が必要なクリエイティブな業務や人と人同士のコミュニケーションが求められる仕事に、人間は集中していこうという動きが生まれてきています。

あなたが見ているこのWebサイトや、デバイスもプログラミングによって成り立っています。

プログラミングの活用事例

プログラミングを学ぶとどのようなことができるのか、プログラミング技術がどのように使われているのかをまとめていきます。

Webサイトの制作

CSSやHTMLなどを学べば、Webサイトの制作ができるようになります。ECサイト、コーポレートサイト、サービスサイト、LPなどなど各種Webサイトが制作に携われます。

自身でブログを構築して、発信するなども。

Webやスマートフォンアプリの開発

WebアプリケーションやiOS/Androidの開発も、魅力的なジャンルです。スマートフォンが当たり前に使われるようになって久しいですが、ツイッターやInstagramなどあなたが毎日使うWebアプリケーションやスマートフォンアプリも、世のプログラマーの努力によって生まれているのです。

言語としては、JavaScriptやJava、Ruby、Python、PHPなどがよく使われています。

ゲームソフトの開発

世界的RPGのドラゴンクエストやファイナルファンタジー、モンスターハンター、スーパーマリオシリーズなどなど、ゲームソフトの開発もプログラマーの手によっておこなわれています。

ゲーム開発はプロジェクトも大きく、高度な技術も求められますが、その分、作品が評価されたときの喜びもひとしおです。

ゲーム開発はUnityやUnreal Engineのようなゲームエンジンを使うことが主流ですが、C++、C♯、Java、Javascript、PHP、Ruby、Swift、Pythonなどの言語も使われます。

他にはAIロボット・システムの開発なども

その他にもプログラミング技術によってさまざまなシステムが動いています。最近話題の自動運転車、監視カメラ、POSレジの開発、ビッグデータを扱うシステム、AIロボットの開発、株やFXのシステム、IoTデバイスなどなど。

今後はあらゆる物事のデジタル・トランスフォーメーションが進んでいき、ますますプログラミング技術が重要となり、よりさまざまなサービスで生かされるようになっていくでしょう。

 

プログラミングを学ぶメリット

それでは、プログラミングを学ぶことでどのようなメリットがあるかを解説しましょう。

冒頭で書いたような、プログラマーが人気の理由にもつながっているといえます。

 

コンピュータの活用の幅が広がる

これだけ日常的にスマートフォンやPCを使うのが当たり前になった現代において、いかにコンピュータを使いこなすかは非常に重要です。

タイピングの速度のようなところから、Webサイトやアプリがどのような構造で動いているかを想像するところまで、幅広くWebやコンピュータに関するスキル・リテラシーを高めるためにもプログラミングの習得は非常に有効です。

コンピュータ関連のトラブルから自分を守るのにもつながるでしょう。

 

論理的に思考する習慣がつく

最近では、プログラミングが小学校の授業に取り入れられる動きがありますが、その背景として、プログラミングを学ぶことで「論理的思考」を身につけるねらいがあります。

プログラミングは、ある原理原則のもと、構造的に物事を考えて形にしていく仕事です。

プログラミングを学ぶことで、コンピュータに関連した技術が身につくだけでなく、「プログラミング思考」とでもいうべき、思考力の向上にもつながります。

 

収入アップや働き方の選択肢が増える

プログラミングを学ぶことはキャリアにさまざまな可能性をもたらします。プログラマーは平均年収としても高く、多くの企業が常にエンジニアを必要としています。世の中的にも、今後のデジタル化が進むにあたってますます重要な職業となることが予想されるでしょう。

また、プログラミングができると、在宅ワークや海外拠点での生活などのハードルがぐっと下がります。今後のライフスタイルを大きく変える可能性がある技術だといえるでしょう。

 

プログラミングを活かした職業の種類は?

プログラマー

プログラマーは、プログラミング言語を用いてサービスの中身をつくっていく人です。

前述したように、やりたいことを形にするために、コンピュータに命令をするためのプログラミングを書いていくのが彼らの仕事です。

プログラマー=WebやIT業界の職業というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、デジタル化が進む現代にいては、あらゆる業界においてプログラマーが働いており、その技術が必要とされています。

最近では、機械学習やIoTなどの領域は今後の成長が期待されており、プログラマーの存在が欠かせません。

プログラマーが活躍する業界について

DX(デジタルトランスフォーメーション)が進む現代では、プログラマーが必要とされています。もっともわかりやすい業界だと、ソフトウェア開発やゲーム開発。最近ではAIやデータサイエンスの領域、フィンテックなどの業界で多くのプログラマーが活躍しています。

プログラミングと一言でいっても、ユーザーに提供するサービスの開発だけでなく、社内ツールの開発など業務領域は多様化しています。

システムエンジニア

やりたいことを定義し、プログラマーの人員や予算、スケジュールなどを管理してまとめていくのがシステムエンジニアの仕事です。

ある程度の規模のサービスになると、プログラマーだけでは企画から管理までやっていくのは不可能です。そこで、全体感を把握した上で推進をしていくシステムエンジニアの仕事が必要となるのです。

プログラマーを経て、システムエンジニアへとキャリアを変える人も多くいます。

 

Webデザイナー

ECサイト、サービスサイト、LPなど、目的ごとのさまざまなWebサイトをデザインしていくのがWebデザイナーの仕事です。

どうやったらそのサイトを訪れた人が目的とした行動をしてくれるか、想像力が問われる仕事でもあります。

デザイン面はもちろん、Googleなどの検索エンジンで評価されやすいようなサイト構造やプログラミングのポイントをわかっておく必要があります。

 

データサイエンティスト

情報が爆発し、ビッグデータ活用やAI活用が重要視されるようになってきたここ10年ほどで注目されるようになった職業がデータサイエンティストです。

現代は、DX(デジタル・トランスフォーメーション)が進み、あらゆる物事のデジタル化が進み、デジタル情報のログがとれるようになってきています。

このデータをいかに分析して、事業に役立てるかを考えるのがデータサイエンティストの仕事です。まだまだ新しい職業であり、母数も少ないデータサイエンティストは年収も高いです。

 

プログラミング技術を持った人材は、今後ますます必要となっていくでしょう。

 

プログラミングを活かす仕事の年収やキャリアアップについて

それでは、プログラミングを活かす仕事の年収やキャリアアップについてを解説します。

年収

前述したように、プログラミングを活かす仕事にも種類はたくさんあります。Webデザイナーであれば、年収相場は300万〜500万ほど。システムエンジニアであれば400〜700万ほど。データサイエンティストは、500万〜900万ほどといわれることが多いです。

もちろん、役職の有無や企業規模などによっても変動しますが、システムエンジニアやデータサイエンティストは日本の平均年収からしても高給な部類の職種といえるでしょう。また、プログラミングを活かす仕事は、人手不足になりがちなことも多く、副業で複数の会社と契約して働く方も多いです。

キャリアアップ

プログラミングを仕事にした場合の代表的なキャリアについてまとめます。

まずは、スペシャリストとしてプログラミングの第一線でサービスを開発するプロになるキャリア。そして、チームをマネジメントするマネージャーとなるキャリア。中には、手を動かす開発者からプロダクトマネージャーなどの要件定義や進行管理などがメインになる人もいます。

また、独立してフリーランスとして活躍するキャリアや、法人化して開発会社や事業会社を立ち上げるキャリアなどもあります。

 

プログラマーのキャリア・働き方は?

プログラミングに関連した職業にもいくつか種類があります。代表的なものをご紹介します。

Webプログラマーになるには?未経験からプログラマーに転職する方法

 

企業所属のプログラマー

プログラマーとして、ある企業に所属して、社内・もしくはクライアントの要望にそってプログラミングをするキャリアです。

受託開発のプログラマーの場合は、クライアント向けに開発を進め、事業会社所属のプログラマーは自社サービスのプログラミングを進めます。

キャリアとしては、スペシャリストとして進むこともあれば、システムエンジニアやプロダクトマネージャー、ディレクターとしてプログラマーたちの進行役を担うなどのパターンや、マネジメントを担当することでキャリアアップしていくパターンなどがあります。

フリーランスのプログラマー

プログラマーとして、企業内である程度経験を積んだあとは、フリーランスのプログラマーとして企業に属さずに活動する人もいます。

案件が企業所属よりも選びやすい、報酬額の交渉がしやすい、働き方の自由度が高いなどのメリットがありますが、反対に自分で案件の調達やセルフマネジメントを進める必要があったり、自分のマーケティング的な観点も持たなくてはいけないので、求められるレベルは高いです。

起業

プログラマーとして、安定的に案件が入るようになった場合は法人化して起業するパターンもあります。自社でサービスを開発したり、組織的にプログラマーを集めてマネジメントしたりなど、形態はさまざま。

 

プログラミングを活かす仕事が求められている理由と将来性

それでは、なぜ今プログラミングを活かす仕事が求められているのかを社会的な視点からまとめます。

インターネットの普及

この30年でインターネットは世界中に広がり、なくてはならないインフラとなりました。あなたが普段目にしているWebサイトや、スマートフォンやPC、駅や電車の中のデジタルサイネージなどもすべてプログラマーの仕事によって開発されたものです。

最近はDX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉も使われるようになり、デジタルとリアルがますます融け合い、あらゆるサービスがデジタル化していくでしょう。

最近はプログラミングを義務教育の授業に盛り込む学校があるという話にあるように、今後はプログラミング人材の需要はますます当たり前になっていくと予想されます。

AI・ロボットによる自動化

インターネットの普及だけでなく、今後はAI(人工知能)による単純作業の自動化が進むと言われています。それだけでなく、人間がこれまで手で対応していた作業を手足のあるロボットが代替するようになっていくと言われています。

まるでSFの世界のように、人工知能に手足が加わったロボットが仕事を代替する時代になっていけば、世の中の仕組みは大きく変わっていくことでしょう。しかし、そんな世の中を実現するためには、プログラマーの仕事は欠かせません。

今ある技術も、まだ世の中にない技術も、デジタルをベースにしている以上、プログラマーによる働きがないことには始まらないのです。

ITに精通する人材不足

近年、日本にも「デジタル庁」が新たに生まれたように、今後はITに精通し、世の中を豊かにしていくための人材はますます重要となります。旧い体質の組織を、デジタルの力で変革していくIT人材は常に不足しています。少子高齢化が進み、労働力人口がこれからどんどん進む日本国内では、ますますIT人材は重要になるでしょう。

プログラミング言語やWebサービスの仕組みについて熟知したプログラマーはどんな業界でも重宝されることが多いです。今後は外資系企業やグローバルを舞台に活躍するプログラマーはますます求められます。英語とプログラミング、その両方ができることで市場価値は大きく高まるでしょう。

 

初心者がまず学びたいプログラミング言語7選

先程、プログラミング言語は200種類以上あると書きましたが、その中でもとくに主流といわれる代表的なプログラミング言語をご紹介します。

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Python(パイソン)

Pythonは、Webアプリケーション開発システム管理、科学技術計算・Webシステムなど、幅広く利用されており、ここ10年ほどは機械学習ブームによって科学技術計算ツールとして高く評価されている言語です。

シンプルに学べて、用途が幅広く、多くの人が使用していることでコミュニティを通じて多くのコードを読むことができるなど、開発者のツボをついている点が人気の秘訣と言えるでしょう。

Python3エンジニア認定基礎試験、Python3エンジニア認定データ分析試験、Python3エンジニア認定実践試験といった資格試験もあるので、ぜひチャレンジしてみてください。

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Ruby(ルビー)

Rubyは、スマホゲームやWebサービスなどさまざまな開発環境に対応できるという特徴を持っているプログラミング言語です。また、簡易的な言語であり、プログラマーやエンジニアなどの開発者側への制限もあまりないため、人気があります。

プログラミング言語と聞くと、海外発のイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、Rubyは国内で開発された言語です。「Ruby技術者認定試験」というRubyエンジニア向けの試験もあるので、ぜひチェックしてみてください。

 

PHP(ピーエイチピー)

「PHP(Hypertext Preprocessor)」はC言語で書かれたオープンソースのスクリプト言語です。

HTMLのソースにテキストベースで埋め込むことができるため、テキストエディタがあればすぐにプログラムを書くことができる手軽さが魅力です。データベースを扱うようなWebアプリケーションの開発を比較的簡単に行うことができ、コンパイルも不必要です。

初心者でも扱いやすく、ブラウザ上で簡単に動かすことができます。URLの最後が「.php」となっているサイトではPHPが用いられています。

「PHP技術者認定試験」という技術証明にもつながる試験もありますので、PHPに携わる方はチェックしてみてください。

PHPとは?プログラミング初心者のおすすめ言語、PHPでできること

 

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JavaScript(ジャバスクリプト)

JavaScriptは、Webブラウザ上で動作するプログラミング言語です。

HTMLとCSSで構築されたWebサイトに動きを加えたり、さまざまなWebサービスを実現したりできます。

例えば、Webページに掲載されたたくさんの画像を横にスライドさせながら表示したり、お問合せフォームに入力された項目をチェックしたり、エラーメッセージを表示させたりすることも可能です。

他にも、ECサイトで商品を選ぶ際に使われるショッピングカートや料金を試算するシステムもJavaScriptで設計されていることがあります。

「CIW JavaScript スペシャリスト」「HTML5プロフェッショナル認定試験」といった技術証明につながる試験もあります。

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Java(ジャバ)

JavaはOSに依存せずに幅広く使用されているプログラミング言語です。コンパイラ言語のため処理速度が速く、また、オブジェクト指向の言語でもあります。

「基本情報技術者試験」「Android技術者認定試験」「Oracle認定Javaプログラマ」「Javaプログラミング能力認定試験」といったJava関連の試験も多数存在しています。

 

HTML(エイチティーエムエル)

HTML(HyperText Markup Language)は、Webページのタイトル、見出し、段落、箇条書きなどの文章構造を記述する言語です。

Webサイト制作には不可欠な言語であり、Webデザイナーを志す方は必ずおさえておきたい言語です。

「HTML5プロフェッショナル認定資格」「ウェブデザイン技能検定」「Webクリエイター能力認定試験」などHTMLの技術証明につながる試験もあります。

HTML5、CSS3とは?最新のサイト制作に必要な習得スキルは?

 

HTML/CSS/PHPを学ぶWebアプリ講座

 

CSS(シーエスエス)

CSS(Cascading Style Sheets、カスケーディング・スタイル・シート)は、ウェブページのスタイルを指定するための言語です。HTMLとセットで使用され、HTMLがウェブページ内の各要素の意味や情報構造を定義するのに対して、CSSではそれらをどのように装飾するかを指定する役割を担っています。

HTMLと同様、Webサイト制作を学びたい方にとってはマストでおさえておきたい言語です。

「ウェブデザイン技能検定」「Webクリエイター能力認定試験」「ホームページ制作能力認定試験」などの資格試験もあります。

コーディング初心者が覚えておきたいHTML・CSS・JavaScriptの役割

 

初心者がまず知っておくべきプログラミング専門用語

プログラミング初心者が知っておくと役立つ頻出のプログラミング専門用語をピックアップして解説します。

専門用語1:仮想マシン

仮想マシン(Virtual Machine)は、コンピュータマイクロプロセッサの動きを模倣して機能するソフトウェアのことです。プログラミングにおいては、仮想マシンは異なるプログラミング言語やランタイム環境をサポートし、アプリケーションのポータビリティとセキュリティを向上させる役割を果たします。

専門用語2:マージ

マージ(Merge)は、ソフトウェア開発において、異なるソースコードの変更を統合するプロセスを指します。プログラミングは複数の開発者が同じプロジェクトに変更を加えていくため、変更を効果的に統合していくのが重要です。

専門用語3:ステージング環境

ステージング環境(Staging Environment)は、アプリケーションやウェブサイトが本番環境に展開される前に、開発者や品質保証チームがテストおよび検証を行うための独立した環境です。ステージング環境は、本番環境と同様の設定を持ち、新しい機能や変更が問題なく動作することを確認するのに役立ちます。

プログラミングを学ぶには?

それでは、続いてプログラミング技術を学ぶ方法を解説します。

 

市販の本を購入する

まずは市販の本を購入して、それをもとに学習していくパターン。

もっとも手軽にはじめられますが、それゆえに三日坊主になって飽きやすかったり、何か気になる点があっても書籍に載っている情報以外はわからないなどのデメリットがあります。

また、書籍によっては内容が少し古かったり、内容がアップデートされていることもあるので、購入時は最新版を買うようにしましょう。

 

オンラインで情報を検索する

オンラインで情報を検索して独学で学習していくパターン。

こちらは、点での情報収集には向いていますが、体系的にプログラミング学習の全体感をわかりながら学習するのには向いていません。

本+検索しながら進めるパターンもありますが、検索するのにもリテラシーが必要だったり、手間がかかったりします。

検索するスキルは必要ではありますが、検索して出てくる情報だけでプログラミングをマスターするのは、高いリテラシーが求められるでしょう。

 

オンライン講座で学ぶ

独学は三日坊主になりがちだし、どうせ本気で学ぶなら体系的に学んで、後で元をとれるようにしたい!という方には講座かスクールがオススメです。

オンライン講座は、コロナ禍の影響でリモートで学習したい人や、地方に住んでいて近くにスクールがない人、子育てや仕事の合間に学習したい人にも向いています。

Webプログラミングを学びたい!オンライン講座でプログラムを学ぶメリット

 

デジハリ・オンラインスクールは、1994年の創業以来数多のクリエイターを輩出してきた「デジタルハリウッド」が運営するオンライン講座です。

現場の一流のプロ監修の続けやすい教材を提供しているので、プログラミングの基礎を体系的に学びたい方は一度講座ページを見てみてください。

デジハリ・オンラインスクールでは、卒業後の就職・転職支援などもやっているため、新たなキャリアを開拓したい方にとっても、安心して学べる講座となっています。

 

デジハリ・オンラインスクールのプログラミング講座一覧

 

スクールに通って学ぶ

スクールに通うことの魅力は、なんといっても対面で学習できることと、仲間ができることです。

気になった点は対面で講師に聞けますし、一緒に学ぶ仲間がいるとモチベーションも上がります。

一方で、通勤時間がかかってしまったり、近くにスクールがない地方在住の方は通いにくいなどのデメリットもあります。

また、卒業後の就職・転職支援などをやっているスクールも多く存在しており、キャリアチェンジしたい人にとってはありがたいでしょう。

 

実際に自分でサービスを作ってみる

「習うより慣れろ」でいきたいなら、実際にいきなり自分でサービスを作ってみるというのも一つです。未経験者がいきなりハードルの高いサービス開発を目指すのは難しいので、シンプルで構築難易度が極力低いものから着手してみるとよいでしょう。

中高生が夏休みの宿題としてWebプログラミングに挑戦するケースなどがありますが、まずは難易度的にはあれくらいのものがよいかもしれません。ハードルを上げすぎず、まずは作ったという体験を一つ得るのが重要です。

 

プログラミングを独学で学ぶための流れとコツ

プログラミングを独学で技術習得を目指す上での基本的な流れとコツをまとめていきます。

1:プログラミングに必要なものを用意する

まずは、プログラミングを進める上での基本的な準備です。

まずはプログラミングを独学で進める上での教本を用意しましょう。教本をベースにどのような計画で学習を進めていくのかをまとめましょう。ここで計画を描いて全体感を把握していないと、スケジュール通りに学習していくのは難しいです。最初の段階でどのような流れになるかをわかった上で一つひとつの過程を学んでいきましょう。

続いて、PCやキーボード、快適にプログラミングをする上で必要な道具を用意しましょう。プログラミングはPC1台とネット環境さえ用意できればできますが、PCのスペックが低いとフリーズしてしまうなど作業効率が落ちるので、納得のいくスペックのものを用意することを推奨します。

 

2:作りたいものを決める

続いて、教本をベースにどのようなものを作りたいのかを考えていきましょう。Webサイト、Webサービス、アプリなどなど自分が作りたいと思うものをまずは作ってみるのをおすすめします。
初めてプログラミングをするときは、自分の自己紹介をするためのWebサイトを作るのは鉄板です。最初から難しいサービスを作ろうとするのではなく、まずはスモールに作りやすいものから完成させてみて、成功体験を積んでいくのをおすすめします。

 

3:プログラミング言語を決める

先々どのようなキャリアを描きたいかに合わせて、学んでいくプログラミング言語を決めていきましょう。詳しくは後述しますが、プログラミング初心者にとってはPythonが勧められることが多いです。

 

4:環境構築とツールの使い方を学ぶ

続いて、選んだ言語に合わせて開発環境を整え、コードエディタやデバッグツールの使い方を習得していきます。

プログラミング言語の開発環境をまずはインストールしましょう。加えて、軽量で扱いやすいコードエディタやバグを見つけて修正するためのデバッグツールをインストールや登録していきましょう。

 

5:プログラミング学習を始める

ここまで準備を整えてきたら、あとは計画に沿ってプログラミング学習を進めていくのみです。進行する中で、教本を読んでもわからん!という場面も多くあるでしょう。そんなときは、まずはGoogleなどの検索エンジンやSNSでひたすら検索してみましょう。それでもわからない場合は、各言語のコミュニティサイトや、SNSを用いて相談をしてみる、知人のエンジニアに相談するなどして解決しましょう。

プログラミングを学ぶ際の注意点3選

プログラミングをこれから学ぶ方が注意したいポイントについてかんたんにまとめます。

コードをコピペで終わらせない

コードを学習する上で、コピー&ペーストをする場面はあると思いますが、コピペして終わっていたらなんの学習にもなりません。コードの構造を理解して、自分でも書けるようにするのが大事です。暗記する!というよりは、構造理解を心がけましょう。

学習計画を立てて進める

学習計画がない状態で、なんとなくテキストやサイトを見て進めようとしても、メリハリが生まれず、やがてやる気を失ってしまいます。きちんと、いつ、どれくらい何を学ぶかを決めた上で学習を進めるようにしましょう。

気になることは調べる

エラーが発生した際にそのまま放っておくのではなく、きちんと調べて要因を理解するようにしましょう。これだ!という答えは見つからなくても、似たような事象が掲載されている記事などは調べたら出てくることも多いです。

 

初心者がプログラミングを学ぶのは難しいの?

初心者が全くゼロからプログラミングを学ぶのは難しいとよく言われることがあります。

そのように言われる背景として、プログラミング学習は非常に学ぶべきことが多く、途中で挫折してしまう人が多い点が挙げられます。教本を見ながら手探りで学習していっても、フィードバックが受けにくかったり、ネットで調べても望むような検索結果が得られなかったりと、モチベーションを保つのはなかなか難しいです。

オンラインでプログラミングを学ぶなら、デジハリ・オンラインスクール

挫折しやすいプログラミングを、最後まで学び抜きたい!という方にオススメなのが、デジタルハリウッドが提供するデジハリ・オンラインスクールです。

オンラインで学習できるため、仕事や学校の合間に学習できるのが特徴。その上で、1994年に創業された、大学を運営する教育機関としてのエッセンスをオンライン講座に落とし込んだという「学びやすい」スクールである点が強みです。

好きなときに、好きな場所で、プロのエッセンスを落とし込んだ学習ができるのが大きな特徴。

まずは、講座ページを一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

実際の受講生の声

こちらの受講生の声ページでは、実際にデジハリ・オンラインスクールを経て、Webデザインやプログラミングの道を歩みだした先輩たちの声が掲載されています。

もともと、Webとは無縁の生命保険の営業やホテルのフロントなどの仕事を担当されていた方が、デジハリ・オンラインスクールを受講したのち、フリーランスのWebデザイナーとして独立された事例を掲載しております。ぜひご覧ください。

 

日本一の魚市場築地の タコ仲卸からWebデザイナーへ 北村 美和子さん

 

まとめ

このように、プログラミング言語にはさまざまな種類が存在しています。

プログラミング技術を身につけるのは、かんたんではありませんが、そのプロセスで得られるプログラミング思考や、構造的に物事を考える能力は一生活かせるビジネススキルになるので、プログラミング学習はたくさんのメリットがあるといえるでしょう。

これから本気でプログラミングを学んでいきたい方は、自分にあった学習方法と、自分がやりたいことから逆算して学んでいく言語の種類を見定めていきましょう。

デジハリ・オンラインスクールでは、未来のプログラマーを目指すあなたを、全力で応援しています!

 

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