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人工知能とクリエイティブの上手な付き合い方!?

人工知能とクリエイティブの上手な付き合い方

近年は人工知能が発達してきており、人間の仕事が奪われるのではないかともいわれています。「そうはいってもまだまだ未発達な部分もあるし、人に代わるほどの能力は持っていないだろう」と安心していないでしょうか?

実は、現在でもすでに人間の仕事にとって代わってロボットが活躍している場面は少なくありません。

また、人工知能は、クリエイティブの世界にどんな影響を与えるのか気になるところですよね。私たちは、進化を続ける人工知能とどのように付き合っていけば良いのでしょうか?

 

人工知能を使ったCMの企画が始まっている


人工知能の活用は、すでに外資系広告代理店で採用例が出ています。ロボットを会議に登場させ、広告クライアントが求める内容をプログラムに入力すると、テレビCMの方針がいくつか提案されます。

今まではクリエイティブディレクターがこの業務を担当し、クライアントから要望を聞いて、どのようなCMにするか決めてきました。しかし、人工知能にさまざまなCMデータをインプットしておくと、多くの情報から最適なプランを出してくれるように変わってきているのです。

人工知能を利用した企画案は、あくまでも過去の作品の例をもとにしています。これではただ真似しただけと思われるかもしれませんが、人工知能は人が考え出さないような組み合わせも提案できるメリットがあります。

このような面から、今後はクリエイティブな仕事までが、人工知能に奪われるのではないかという危機感を持っている方も少なくありません。

 

人工知能とクリエイティブな仕事の関連性


現在の人工知能の位置づけは、あくまでも道具としての存在です。

最終的にCMを作るのは人間ですが、人工知能は数多くのデータを分析できるメリットがあります。ある商品にはこのようなCMのパターンが多い、それならもっと違った切り口で提案できないだろうか?など、人工知能を利用することで、視点をずらしたものの考え方ができるようになるのです。

今現在の人工知能はクリエイティブの領域を広げるためのツールであり、クリエイティブディレクター自体の仕事が無くなるわけではないと考えられています。

 

クリエーターが心掛けることは何なのか?

人工知能は大手企業なども次々に導入しており、私たちの生活の中には着実に関わりが出てきています。もともと人工知能は1950年代から研究が始まり、2020年くらいまでにはコンピュータが表現できるようになるまで成長すると予想されています。これからさらに、画像を抽象化する精度、膨大なデータによる行動予想、高度な言語理解能力などが発達していくことになるでしょう。

この技術は、犯罪予想に役立てられたり、農業の自動化、物流の機械化などにも取り入れられたりする可能性があります。さらに機能が高度化していけば、家事や介護といった日常生活の中や、教育の中でも使われるような時代が訪れるかもしれません。

確かに、人工知能が進めば自動化できる仕事も増えていくでしょう。今後は、人ができる業務と人工知能ができる業務に2極化すると考えられています。人工知能に置き換えられるクリエイティブな職業に就いている人が心掛けるべきことは、人間らしさの部分を大切にすることです。人に共感する感性や、人とのコミュニケーションを深めることは人工知能にはできません。文化や芸術を理解することもできないため、人間らしい表現方法を生かした職業なども人工知能にとって代わられることはないのです。

 

まとめ

今後はさまざまな分野において、人工知能が活躍する時代も来るでしょう。しかし、人工知能はあくまでもツールであって、人間が持つ豊かな感情の部分で代わりをすることはできません。最終的には人が感情で判断する面も必要となってきますから、人工知能を敵対するのではなく上手に付き合う道を探すようにしましょう。

 

B!

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