40歳男性といえば、働き盛りです。社会に出て20年前後が経ち、ある程度のポジションで部下を持っている方も多いでしょう。
そこで気になるのが年収です。同世代だからといって、なかなか人には聞けないのがお金の話。家庭を持って出費も多い年代になり、収入アップを考えている人のために40歳男性が稼ぐ方法を考えてみます。
40歳男性の平均収入
国税庁の平成26年分「民間給与実態統計調査」によると、40~44歳男性の平均給与は563万9,000円でした。平成25年分の統計調査では40~44歳男性の平均給与は568万1,000円だったため、前年度と比較して4万2,000円のダウンです。
興味深い点は、男性の場合、40代前半と40代後半で年収に差が付くことです。実際、先ほどの国税庁の調査によると、45~49歳男性の平均給与は628万8,000円(平成25年分)です。
業種別年収
【平成26年分「民間給与実態統計調査」による男性の業種別平均給与】
建設業…505万円
製造業…568万4,000円
卸売・小売業…476万9,000円
宿泊業、飲食サービス業…331万9,000円
金融・保険業…787万9,000円
不動産業、物品賃貸業…513万2,000円
運輸業、郵便業…449万2,000円
電気・ガス・熱供給・水道業…711万4,000円
情報通信業…653万3,000円
学術研究、専門・技術サービス、教育、学習支援業…619万7,000円
医療,福祉…550万円
複合サービス事業…460万5,000円
サービス業…422万
農林水産 ・鉱業…349万9,000円
(参考)全業種…514万4,000円
収入アップの方法
1.転職する
今は新卒入社した会社で定年まで働く方ばかりではありません。年功序列を廃止する企業も現れ、転職を希望する方もいると思います。まずは、現在の仕事でこれからどのくらいの収入アップが望めるのかよく考えた上で、転職を検討しましょう。業種を変えることも収入アップの1つの方法です。
2.独立する
資格を取得して独立するケースもよく見られます。税理士、社労士、行政書士などの国家資格を取得して独立したり、取得した資格を活かして転職、実務経験を数年積んで独立したりするなどのパターンです。独立直後は収入の確保が大変ですが、営業力次第では高収入も見込めます。
また、これまでの経験を活かしてフリーランスで活躍する方もいます。Webデザイナーやシステムエンジニアは、フリーランスで活躍する方が多い職種です。責任も大きい分やりがいもあり、うまくいけば収入増も期待できます。インターネットを利用したクラウドソーシングで案件を受注し、実績を作る方法も良いでしょう。
3.副業する
今まで続けてきた仕事は辞めずに、副収入を得る道もあります。例えば、ブログなどのアフィリエイト、FXや株、YouTubeの広告収入、ネットショップ運営などです。
副収入を狙う場合は、本業による時間の制約があるため、本業と両立できるかがポイントになります。また、根気良く勉強して知識を身に付けることも大切です。
副収入で毎月5万円前後の収入が得られれば、年間60万円の年収アップとなります。今の仕事を辞めずに行えるため、失敗しても生活のことを心配する必要はありません。
ただし、副業で得られる収入額が大きい場合は、確定申告を自身で行う必要があるため、よく調べた上で手続きが漏れないよう気を付けましょう。
まとめ
子どももある程度大きくなり、まだまだお金が掛かる40代、家のローンを抱えている方も少なくありません。このまま同じところで仕事をしても先が見えているという場合もあるでしょう。
自分のしっかりとしたビジョンを持ち、行動したいと考える人にとって40歳はターニングポイントです。人生は一度しかありません。じっくり考えて自分に合った収入アップ方法を決断してください。