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絵が上手くなりたい!デッサン初心者向け「鉛筆デッサンの練習法」

グラフィックデザイナーやイラストレーターなど、デザインに関わる仕事に就きたいと考えている皆さん、鉛筆デッサンをやっていますか?パソコンを使用してそれなりのものを作成できる時代ではありますが、手描きのデッサンを練習する意味は十分あります。今回は、絵が上手くなりたい人やデッサン初心者におすすめの、鉛筆によるデッサンの練習法をまとめてみました。

 

絵が上手くなりたいならまずはデッサン!

鉛筆デッサンの鉛筆を選ぼう

まずは、鉛筆デッサンに必要な道具を揃えましょう。各メーカーから、デッサン用の鉛筆が販売されています。通常の鉛筆よりも粒子が細かく書き心地が違うため、デッサン時には専用の鉛筆を用意することをおすすめします。

鉛筆は芯の硬さや濃さによって、10H~10Bという種類があります。鉛筆デッサン初心者は、3B~3Hを揃えておけば問題ありません。デッサンの練習を重ねながら、徐々に鉛筆の種類を増やしていきましょう。

鉛筆の持ち方


デッサンは、まず全体の形をラフに描くことからスタートしますが、鉛筆を持つときは、字を書くような持ち方をしてはいけません。人差し指、中指、親指でつまむように鉛筆を持ちましょう。手首を固定して腕だけ動かしたり、それとは逆に手首のスナップのみで描いたりすることで、さまざまな線を描き分けます。

また、デッサン時に鉛筆を人差し指の上に乗せて親指で支えるようにして持てば、柔らかな細い線を描くことができます。全体像を描き、細かい部分を描きこんでいく段階になったら、字を書くときのような持ち方に切り替えましょう。

消しゴムの役目も重要

鉛筆デッサンにおいては、消しゴムも画材の1つです。鉛筆デッサンでは、間違いを訂正するときだけでなく、ツヤや光を描き込むためにも消しゴムを使います。鉛筆で影を描き、消しゴムで光をプラスしているイメージです。消しゴムは、自由に形状を変えることができる練り消しゴムを使用しましょう。細かい光を書き込むことで、より上級者に近いデッサンを仕上げることができます。

 

鉛筆デッサンの練習法

1.初心者は球体の静止画からチャレンジ


デッサンというと人体から描こうとする人もいるかもしれません。しかし、デッサン初心者に人体は難易度が高すぎます。

人体は骨格の理解がなければ上手に描けないため、実は上級者向けの課題なのです。

デッサン初心者の課題には、球体の静物デッサンがおすすめです。リンゴやみかん、レモンなどのフルーツをモチーフにしましょう。形、ライン、陰影をどう取るかよく考えながら、繰り返し描くことが上達への近道です。

2.自分の手は良いモチーフ

果物ばかりデッサンしていても、飽きてしまうかもしれません。ある程度、球体のデッサンが上手に描けるようになったら、自分の手をデッサンしてみましょう。これならばわざわざオブジェなどを用意する必要もなく、いつでも取り組むことができます。

手はさまざまなポーズを取ることができるので、とても良い練習になります。指の折り重なりや手のひらの厚みなどを平面上でどう表現するか工夫してみてください。

3.中級者は花のデッサンがおすすめ

柔らかな花弁と葉、かたい茎など植物は質感を描き分けるトレーニングに最適です。花瓶にいけられた花ならば、遠近感を出す練習をすることもできるでしょう。

少し慣れてきたらガラスの花瓶など、難易度の高い素材にもチャレンジしたいところです。ガラスと水の透明度、光の屈折と反射など、中級者レベルの技の練習になります。

 

まとめ

鉛筆デッサンは彩色でごまかせない分、画力がストレートに反映されます。現在の自分の能力を的確に把握することも、絵の上達にはかかせません。なかなか上手にならず落ち込むことがあるかもしれませんが、コツコツと練習を積み重ねることは決して無駄ではありません。描いた分だけ上手くなる鉛筆デッサン、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


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