YouTubeやTikTok、Instagram のリール動画といった動画プラットフォームの急成長に伴い、動画編集者の需要が年々高まっています。
時間や場所に縛られず自分のスキルを活かして働けるフリーランスという働き方は、多くのクリエイターにとって魅力的な選択肢となっています。
本記事では、これからフリーランスの動画編集者を目指す方に向けて、仕事内容や年収の目安、案件の獲得方法、必要なスキルまで詳しく解説していきます。
フリーランスの動画編集者の主な仕事内容
フリーランスの動画編集者として働く場合、主な仕事内容は大きく分けて「動画素材の編集・加工」「クライアントとの打ち合わせ」「納品・修正対応」の3つに分類できます。
中心となるのが動画素材の編集作業で、クライアントから受け取った映像素材をカットしてつなぎ合わせ、テロップやBGM、効果音を挿入し、視聴者にとって魅力的なコンテンツに仕上げていきます。YouTube動画であれば10分から20分程度の動画を編集することが多く、ショート動画なら15秒から1分程度の短い動画を複数本制作するケースもあるでしょう。
案件によっては、モーショングラフィックスやアニメーション、色調補正といった高度な技術が求められることもあります。クライアントとの打ち合わせでは、動画の目的やターゲット、希望するテイストなどをヒアリングし、完成イメージを共有してから制作に取りかかるのが基本的な流れです。
制作依頼を受ける際には、クライアントの要望を正確に理解し、齟齬が生じないよう細かくすり合わせることが大切になります。単価は案件の内容や難易度によって大きく異なりますが、YouTube動画の編集であれば1本あたり5,000円から15,000円が相場とされています。
企業のプロモーション動画やウェディングムービーなど、より専門性の高い案件になると1本あたり数万円から数十万円の報酬が得られることも珍しくありません。
フリーランスの動画編集者の年収の目安
フリーランスの動画編集者の年収は、一般的に200万円から400万円程度が相場といわれています。
ただし、この数字はあくまで目安であり、実際の収入は受注する案件の数や単価、スキルレベルによって大きく変動するのが特徴です。求人ボックスの調査によると、正社員として働く動画編集者の平均年収は約425万円とされています。
一方でフリーランスの場合は、月収20万円から30万円、年収にして240万円から360万円を安定して稼げるようになれば、ひとまず軌道に乗ったといえるでしょう。経験を積んでスキルを高めれば年収500万円以上を目指すことも可能で、ディレクターやプロデューサーとしてキャリアアップすれば年収600万円から1,000万円以上を得ている人もいます。
年収を左右する主な要素としては、保有スキルの幅と深さ、取引するクライアントの規模、継続案件の有無、作業効率の良さなどが挙げられます。
単純なカット編集やテロップ挿入だけでなく、After Effectsを使ったモーショングラフィックスやカラーグレーディングなど高度な技術を身につけることで、単価の高い案件を受注しやすくなるでしょう。
フリーランスの動画編集は未経験だと稼げない?
結論からいえば、未経験からフリーランスの動画編集者として稼いでいくことは可能です。
ただし、簡単な道のりではないことも事実といえます。動画編集の市場に参入する人が増えているため、スキルや実績がない状態で高単価の案件を獲得するのは難しいのが現状です。
サイバーエージェントとデジタルインファクトの共同調査によれば、2024年の国内動画広告市場は前年比115.9%増の7,249億円に達し、2028年には1兆1,471億円に到達すると予測されています。縦型動画広告も前年比171%と急成長しており、動画編集者への需要は今後も拡大していく見込みです。
つまり、市場としてはチャンスが広がっているものの、競争も激化しているというのが実態といえるでしょう。
未経験者が最初から高収入を得るのは難しいですが、適切なステップを踏めば着実に収入を伸ばしていくことができます。
フリーランスの動画編集者として稼ぐためのポイント
フリーランスとして動画編集で安定した収入を得るためには、いくつかの重要なポイントがあります。
最も大切なのは、実績とスキルを着実に積み上げていくことです。
クオリティの高い作品を制作し、それをポートフォリオとしてまとめておくことで、新規のクライアントに対して自分の実力を効果的にアピールできます。特にYouTubeやSNSで自分の作品を公開しておくと、潜在的なクライアントの目に留まる機会が増えるでしょう。
次に、専門性を持つことも収入アップの鍵となります。たとえば「YouTube動画に特化した編集」「企業のプロモーション動画専門」「結婚式の映像制作」など、特定の分野で強みを持つことで、競合との差別化が図れます。
また、編集だけでなく企画や撮影、ディレクションまでワンストップで対応できるようになれば、より高単価の案件を受注できる可能性が高まります。クライアントとの信頼関係を構築し、継続案件を増やすことも重要なポイントです。
フリーランスの動画編集者になる方法
動画編集のスキルを習得し、フリーランスとして活動を始めるには主に3つの方法があります。それぞれにメリットと注意点があるため、自分の状況や目標に合った方法を選ぶことが大切です。
①独学
独学は、費用を抑えながら自分のペースで学習を進められる方法です。
YouTubeの無料チュートリアル動画や、Udemyなどのオンラインプラットフォームの講座を活用することで、動画編集ソフトの基本操作から応用テクニックまで幅広く学ぶことができます。独学の最大のメリットは、コストを最小限に抑えられることです。
また、仕事や家事の合間など、自分の好きなタイミングで学習できる柔軟性も魅力といえます。一方で、体系的なカリキュラムがないため、何から学べばいいのか迷ってしまったり、分からないことがあっても質問できる相手がいなかったりするデメリットがあります。
独学で成功するためのポイントは、明確な目標を設定し、学習計画を立てることです。「3ヶ月でPremiere Proの基本操作をマスターする」「半年後には初めての案件を受注する」など、具体的なゴールを決めて逆算してスケジュールを組むと効率的に学習を進められます。
また、実際に動画を制作してアウトプットする習慣をつけることも重要です。インプットだけでは技術は身につかないため、学んだことを実践する機会を積極的に作りましょう。
②スクールに通う
動画編集スクールに通う方法は、プロの講師から体系的に学べるため、効率よくスキルを習得できるのが特徴です。
カリキュラムが整備されているので、何をどの順番で学べばいいのか迷うことがありません。また、分からないことがあればすぐに質問できる環境が整っている点も大きなメリットでしょう。スクールによっては、就職・転職サポートや案件紹介などのキャリアサポートが充実しているところもあります。
卒業後にフリーランスとして活動を始める際に、こうしたサポートを活用できるのは心強いはずです。また、同じ志を持つ仲間と出会えることで、情報交換やモチベーション維持にもつながります。注意点としては、費用がかかることが挙げられます。
スクールによって受講料は様々ですが、数万円から数十万円程度の投資が必要になるケースが多いでしょう。しかし、独学で遠回りする時間を考えれば、結果的にコストパフォーマンスが良い選択となる場合も少なくありません。
③動画編集に携わる会社に入社する
動画制作会社や映像制作の部署がある企業に就職し、実務経験を積んでからフリーランスに転身するという方法もあります。現場で働きながらスキルを磨けるため、実践的な技術やノウハウを身につけられるのが最大のメリットです。
会社員として働くことで、給与を得ながら学べるという経済的なメリットもあります。また、チームで制作に携わることで、一人では経験できない規模の案件に関わる機会も得られるでしょう。先輩クリエイターから直接フィードバックをもらえるため、スキルアップのスピードも早くなる傾向にあります。
ただし、未経験で動画制作会社に入社するのは競争率が高く、簡単ではないのも事実です。
また、入社できたとしても、最初は雑務や簡単な作業から始めることが多いため、すぐに高度な編集スキルを身につけられるとは限りません。フリーランスとして独立するまでに数年の時間がかかることも想定しておく必要があるでしょう。
フリーランスの動画編集者における案件の獲得方法
フリーランスとして活動するうえで、最も重要なのが案件の獲得です。
技術力がどれだけ高くても、仕事を受注できなければ収入には結びつきません。ここでは、動画編集者が案件を獲得するための代表的な6つの方法を紹介します。
クラウドソーシングサービスを活用する
ランサーズやクラウドワークス、ココナラといったクラウドソーシングサービスは、フリーランスが案件を獲得する定番の方法です。
登録無料で始められ、様々なジャンルの動画編集案件が日々掲載されているため、実績作りの場としても活用できます。初心者向けの比較的低単価な案件から、経験者向けの高単価案件まで幅広く募集されているので、自分のスキルレベルに合った仕事を選べる点がメリットです。
ただし、競合が多いため価格競争に巻き込まれやすいという側面もあります。最初は低単価でも積極的に応募して実績を積み、評価を高めていくことで、徐々に条件の良い案件を受注できるようになるでしょう。
SNSで発信・営業する
TwitterやInstagram、YouTubeなどのSNSを活用して自分の作品を発信し、仕事につなげる方法も効果的です。ポートフォリオ代わりに自分の制作した動画を公開したり、動画編集のノウハウを発信したりすることで、潜在的なクライアントの目に留まる可能性が高まります。
特にTwitterは、動画編集者の募集ツイートが頻繁に投稿されるプラットフォームです。
日頃から業界関係者をフォローし、情報をキャッチアップしておくことで、タイミングよく応募できるチャンスが増えるでしょう。
フリーランスエージェントに登録する
レバテックフリーランスやITプロパートナーズなど、フリーランス向けのエージェントサービスに登録する方法もあります。
エージェントが営業を代行してくれるため、自分で案件を探す手間が省け、制作に集中できる点がメリットです。
また、エージェントを通すことで、個人では受注しにくい大手企業の案件にアクセスできる可能性も広がります。
エージェント経由の案件は比較的高単価な傾向にありますが、一定以上のスキルや実績が求められるケースが多いのも事実です。ある程度経験を積んでから登録を検討するのが現実的かもしれません。
知人・人脈からの紹介を得る
知人や過去のクライアントからの紹介は、最も成約率が高い案件獲得方法の一つです。紹介案件は信頼関係がベースになっているため、条件交渉がスムーズに進みやすく、長期的な取引につながることも多いでしょう。
人脈を広げるためには、業界のイベントや勉強会に参加したり、オンラインコミュニティに所属したりすることが効果的です。
また、一度仕事をした相手には、丁寧な対応を心がけることで「また依頼したい」「知り合いに紹介したい」と思ってもらえる関係性を築くことが大切になります。
企業への直接営業
動画制作を外注している企業や、今後動画マーケティングに力を入れそうな企業に直接営業をかける方法もあります。
競合が少ないため、うまくいけば継続的な取引につながる可能性が高いのがメリットです。直接営業を行う際は、ポートフォリオを整備し、自分が提供できる価値を明確に伝えることが重要です。
相手企業の課題やニーズを事前にリサーチし、「御社のYouTubeチャンネルの登録者数を伸ばすお手伝いができます」など具体的な提案ができると、成約率が上がるでしょう。
自分のYouTubeチャンネルや作品を通じた集客
自分自身のYouTubeチャンネルやポートフォリオサイトを運営し、そこから仕事の依頼を受ける方法もあります。
コンスタントに作品を公開し続けることで、自分のスキルや作風をアピールでき、相性の良いクライアントからの問い合わせが期待できるでしょう。
この方法は即効性はありませんが、継続することで資産となり、営業なしでも依頼が来る仕組みを構築できる可能性があります。SNSでの発信と組み合わせることで、より効果的な集客が実現できるはずです。
フリーランスの動画編集者になるまでの流れ
フリーランスの動画編集者として活動を始めるまでには、いくつかの準備ステップがあります。ここでは、未経験から独立するまでの流れを3つのステップに分けて解説します。
ステップ1:動画編集スキルを習得する
最初のステップは、動画編集に必要な基本スキルを身につけることです。具体的には、Adobe Premiere ProやAfter Effects、DaVinci Resolveといった動画編集ソフトの操作方法を習得する必要があります。
学習方法は前述のとおり、独学・スクール・就職などがありますが、どの方法を選ぶにしても「実際に手を動かして動画を作る」ことが上達への近道です。チュートリアル動画を見るだけで満足せず、自分で動画を編集してみることで、操作方法が体に染み込んでいきます。
最初は簡単な動画から始め、徐々に難易度を上げていくのがおすすめです。
基本的なカット編集やテロップ挿入、BGM挿入といった作業ができるようになったら、カラーグレーディングやモーショングラフィックスなど、より高度な技術にも挑戦してみましょう。スキルの幅が広がれば、対応できる案件の種類も増え、結果的に収入アップにつながります。
ステップ2:ポートフォリオを作成する
ある程度スキルが身についたら、次はポートフォリオの作成です。
ポートフォリオとは、自分の制作した作品をまとめた「作品集」のことで、クライアントに対して自分のスキルや作風をアピールするための重要なツールとなります。ポートフォリオには、様々なジャンルやテイストの動画を複数収録するのがベストです。
YouTube動画、SNS用ショート動画、企業VP風の動画など、幅広い作品があることで「このクリエイターなら様々な案件に対応できそう」という印象を与えられます。最初は自主制作でも構わないので、クオリティの高い作品を3本から5本程度用意しておきましょう。
ポートフォリオの公開方法は、YouTubeチャンネルやVimeo、自分のWebサイトなど様々です。見やすさや管理のしやすさを考慮して、自分に合った方法を選んでください。また、各作品には「制作期間」「使用ソフト」「自分が担当した工程」などの情報を添えておくと、クライアントが判断しやすくなります。
ステップ3:案件を獲得して実績を積む
ポートフォリオが整ったら、いよいよ案件獲得に動き出します。
先述した6つの方法を組み合わせながら、まずは小さな案件からでも積極的に受注していきましょう。最初のうちは、単価よりも実績を優先する姿勢が大切です。実績がない状態で高単価案件を狙っても、なかなか受注にはつながりません。
クラウドソーシングの低単価案件でも、一つひとつ丁寧に対応して高評価を獲得していけば、徐々に条件の良い案件が舞い込むようになります。また、受注した案件は必ずポートフォリオに追加し、実績をアップデートしていくことも忘れずに行いましょう。
継続的に案件をこなしていくなかで、自分の得意分野や強みが明確になってくるはずです。
フリーランスの動画編集者を目指すメリット
フリーランスの動画編集者として働くことには、会社員にはない様々なメリットがあります。ここでは主な3つのメリットを紹介します。
時間と場所に縛られない働き方ができる
フリーランスの最大の魅力は、働く時間と場所を自分で選べることです。
納期さえ守れば、早朝に作業しても深夜に作業しても構いません。自宅はもちろん、カフェやコワーキングスペース、旅行先など、インターネット環境とパソコンさえあればどこでも仕事ができます。
通勤時間がなくなることで、その分を制作や自己研鑽、プライベートに充てることが可能になります。子育てや介護との両立、地方在住でも都市部の案件を受注できるなど、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を実現できるのは大きなメリットでしょう。
収入に上限がない
会社員の場合、給与は基本的に会社の規定によって決まるため、どれだけ頑張っても収入には限界があります。
一方、フリーランスは自分の努力次第で収入を青天井に伸ばせる可能性を秘めています。スキルを磨いて単価を上げる、作業効率を高めて案件数を増やす、ディレクションやプロデュース業務にも手を広げるなど、収入アップの方法は様々です。
年収1,000万円以上を稼ぐフリーランス動画編集者も珍しくなく、努力が収入に直結するやりがいを感じられるでしょう。
自分で仕事を選べる
フリーランスは、どのクライアントと仕事をするか、どんな案件を受けるかを自分で選ぶことができます。
興味のあるジャンルや、得意な分野に特化して仕事を受けることも可能ですし、条件が合わない案件はお断りする自由もあります。
自分の好きな分野や、やりがいを感じる案件に集中できることで、仕事のモチベーションも維持しやすくなるでしょう。また、苦手なクライアントや無理な要求をしてくる案件を避けられるのも、精神的な負担を軽減するうえで大きなメリットといえます。
フリーランスの動画編集者を目指すデメリット
メリットがある一方で、フリーランスにはデメリットも存在します。独立を決める前に、これらのリスクもしっかり理解しておくことが大切です。
収入が不安定になりやすい
フリーランスは毎月の収入が保証されていないため、案件の有無によって収入が大きく変動します。特に独立直後は安定した案件を確保するのが難しく、数ヶ月間ほとんど収入がないという事態も起こり得るでしょう。
この不安定さに対応するためには、半年から1年分の生活費を貯蓄してから独立する、副業として始めて軌道に乗ってから本業にするなど、リスクヘッジを考えておくことが重要です。
また、継続案件を増やしたり、複数のクライアントと取引をしたりすることで、収入源を分散させる工夫も必要になります。フリーランスとして長く活動していくためには、収入の波に一喜一憂せず、長期的な視点で事業を運営していく姿勢が求められます。
営業・事務作業を自分で行う必要がある
会社員であれば、営業部門が仕事を取ってきて、経理部門が請求処理をしてくれます。
しかしフリーランスは、案件獲得のための営業活動、見積書・請求書の作成、確定申告のための経理処理など、すべてを自分で行わなければなりません。
これらの業務に時間を取られると、肝心の制作作業に充てる時間が減ってしまうことも考えられます。
会計ソフトや請求書作成ツールを活用したり、確定申告は税理士に依頼したりするなど、効率化の工夫が求められます。制作以外の業務も含めて「自分のビジネスを経営する」という意識を持つことが、フリーランスとして成功するためには欠かせません。
社会保険や福利厚生がない
会社員であれば、健康保険や厚生年金、雇用保険などの社会保険に加入でき、会社が半額を負担してくれます。
しかしフリーランスになると、国民健康保険と国民年金に自分で加入し、全額を自己負担する必要があります。また、会社員が受けられる有給休暇、傷病手当、育児休業給付などの制度もフリーランスにはありません。
病気やケガで働けなくなった場合に備えて、民間の所得補償保険に加入しておくなど、自分自身でリスク管理を行う必要があるでしょう。こうした「見えないコスト」も考慮したうえで、フリーランスになるかどうかを判断することが大切です。
フリーランスの動画編集者に求められるスキル
フリーランスの動画編集者として活躍するためには、技術的なスキルだけでなく、ビジネススキルも含めた幅広い能力が求められます。ここでは、特に重要な4つのスキルを紹介します。
①動画編集ソフトを使いこなすスキル
フリーランスとして仕事を受けるためには、動画編集ソフトを使いこなせることが大前提です。
業界標準となっているAdobe Premiere Proは必須スキルといえるでしょう。多くのクライアントがPremiere Proでの納品を指定しているため、このソフトを使えないと受注できる案件が大幅に限られてしまいます。また、After Effectsを使ったモーショングラフィックスやアニメーション制作のスキルがあると、対応できる案件の幅が広がります。
カラーグレーディングに特化したDaVinci Resolveも、映像のクオリティを高めるうえで習得しておきたいソフトの一つです。複数のソフトを状況に応じて使い分けられるようになると、クライアントからの評価も高まるでしょう。
②映像や音声の編集技術
カット編集やテロップ挿入といった基本的な作業に加え、映像や音声の編集技術を幅広く身につけておくことが重要です。
具体的には、エフェクトやトランジションの適切な使い方、BGMや効果音の選定・調整、ナレーションの音量バランス調整、カラーコレクション・カラーグレーディングなどが挙げられます。特に音声の編集技術は見落とされがちですが、動画の視聴体験を大きく左右する要素といえます。
ノイズ除去や音量の均一化など、細かな調整ができるようになると、作品の完成度がワンランク上がります。映像と音声の両面でクオリティの高い編集ができることが、プロとしての信頼につながるのです。
③企画力や構成力
クライアントの要望を形にするためには、企画力や構成力も欠かせません。
ただ素材をつなぎ合わせるだけでなく、「どうすれば視聴者に伝わるか」「どうすれば最後まで見てもらえるか」を考えながら編集できることが、価値の高い動画編集者の条件といえます。
特にYouTube動画の場合、冒頭の数秒で視聴者を引きつけられるかどうかが再生数を大きく左右します。こうしたプラットフォームの特性を理解し、効果的な構成を提案できるようになると、クライアントからの信頼度も増すでしょう。
④ビジネススキル
フリーランスとして長く活動していくためには、技術スキルだけでなくビジネススキルも必要不可欠です。
クライアントとのコミュニケーション能力、見積もり・請求・契約に関する知識、スケジュール管理能力など、求められるスキルは多岐にわたります。
特に大切なのがコミュニケーション能力で、クライアントの要望を正確にヒアリングし、認識のズレがない状態で制作を進めることがスムーズな取引の基本です。
フリーランスの動画編集者を目指すならデジハリ
フリーランスの動画編集者として活躍したいなら、体系的に学べるスクールで効率よくスキルを習得するのがおすすめです。
デジハリ・オンラインスクールの「動画クリエイター講座」は、未経験から動画編集のプロを目指す方に最適なカリキュラムを提供しています。
本講座では、Adobe Premiere ProやAfter Effects、DaVinci Resolveといった業界標準のソフトの使い方から、デジタル一眼カメラでの撮影技術、さらにはフリーランスとしての仕事術まで、6ヶ月間で幅広く学ぶことができます。現役クリエイターが講師を担当し、質問は回数無制限で対応しています。
▶ 動画クリエイター講座の詳細はこちら
https://online.dhw.co.jp/course/netmovie/
まとめ
本記事では、フリーランスの動画編集者を目指す方に向けて、仕事内容から年収、案件獲得方法、必要なスキルまで幅広く解説してきました。
動画市場は今後も成長が続くと予測されており、動画編集者への需要は高まる一方です。未経験からでも適切なステップを踏めば、フリーランスとして活躍することは十分に可能といえます。まずはスキルを習得し、ポートフォリオを作成して、小さな案件からでも実績を積み上げていくことが成功への近道となります。

