Webプランナーは、Webサイトを作るときに最初の工程、つまりWebサイトをどのようなものにするかの企画立案、設計、編集などを行う仕事です。コンテンツの中身を考え、時には取材を行うこともあります。
このようなWebプランナーの仕事は、本業をこなしながら副業として両立できるものなのでしょうか?本記事で考えていきましょう。
Webプランナーは副業でもできるの?
Webプランナーの仕事内容は、クライアントの要望をヒアリングして、そのイメージを実現するWebサイトの企画を立案することです。この打ち合わせはメールやチャットでできますし、立案した企画の内容もメールで送れるため、在宅でも仕事を完結させられます。
副業の場合、昼にクライアントから来た依頼を、夜本業が終わった後にこなしていく形になるでしょう。仕事のテンポは遅くなりますが、クライアントにあらかじめ了承を取っておけば問題ありません。
企画書や概要書などは夜や週末に書いてクライアントに渡すことで、本業に影響なく仕事を両立させられます。
問題は、Webプランナー単体での仕事があまりないことです。
実績があり、業界内で名の通っている方ではない場合、多くはWebデザインやWebライティングなどまでとセットで依頼されます。
または、Webディレクターとしての仕事にWebプランニングが含まれている場合があります。
Webプランナーの仕事の種類としては、Webサイト自体を最初から企画する案件と、既に出来上がっているWebサイトに追加するコンテンツを考えるものがあります。
クラウドソーシングサービスで募集されている仕事は、後者のタイプが多いでしょう。このような仕事が苦手な方は、受注できる仕事の幅が少なくなってしまいます。
Webプランナー自体は副業でもできる仕事ですが、プランニングオンリーの仕事が少ないことと、イメージした仕事内容とは違う可能性があるという2点を押さえておいてください。
副業で仕事を獲得する方法
企画単体の仕事が少ないことを踏まえた上で、仕事を獲得するにはどうすれば良いのかを考えていきましょう。
友人・知人から仕事を紹介してもらう
はじめは単価が安かったとしても、実績を増やしていけば、高単価の仕事が舞い込みやすくなります。
人から人へとさらにつながり、そこから新しいクライアントが見つかるかもしれません。
自分のWebサイトを作成してアピールする
個人のWebサイトを作成して、スキルや実績をアピールしましょう。
Webプランニングを請け負う旨と連絡先を書いておけば、仕事が舞い込むかもしれません。
クラウドソーシングサービスを活用する
インターネット上のクラウドソーシングサービスを活用すれば、多くの仕事を見つけることができます。
難点は、前述のようにWebプランニングのみの仕事が少ないことです。
Webプランニングだけでなく、WebデザインやWebプログラミング、Webライティングなどもできるようにしておくと、仕事の幅を広げられます。
収入の目安は?
Webプランナーの収入には案件ごとにかなり幅があります。
クラウドソーシングサービスを活用した場合、コンテンツ案1つ10~100円という案件もありますし、アイデアだしをチャット上で行って時給1000円程度という案件もあります。
前者のタイプは、WebデザインやWebサイト作成の進行管理などの仕事とセットになっていることが多いでしょう。後者のタイプは時給制のため、時間が束縛されてしまうことがデメリットです。
また、既存のWebサイトをブラッシュアップするために、そのWebサイトに追加するコンテンツを考える仕事もあります。こちらも1アイデア10~100円のものから、1000円を超えるものも。条件の良い案件を見つけたら、ぜひ挑戦してみましょう。
まとめ
Webプランナーは副業で仕事ができる職種です。
ただしWebプランニング単体で仕事を請けられるケースは意外と少なく、Webサイトのデザイン構成やライティング、進行管理業務などもセットで依頼されることが多いという現状があります。
インターネット上で募集されているプランニング単体の仕事はやや単価が安い傾向があるため、それなりの収入を得るには数をこなさなければなりません。
キャリアを積めば高単価な仕事に携わる機会は増えます。まずはたくさん仕事をこなしてください。