DREAM #08
いすみ市の
まちづくりと地域活性化
現在私は千葉県いすみ市に移住して、移住者としていすみ市のまちづくりと地域活性化に取り組んでいます。
いすみ市は東京駅から電車・車で約1時間でアクセスできる距離にありながら、
人口はまもなく4万人を割り込むまでになっており、
ほぼ同じ面積を持っている神奈川県川崎市は人口150万人、
人口密度になおすと1平方キロメートル当たり川崎市10000人に対しいすみ市250人という差になるほどです。
もちろん高齢化も深刻ですが、
それよりもさらに深刻なのは少子化と若者の流出です。
私が所属している地区の青年部(45歳以下)は昔は数十人も所属していたのに、
今は私を含めてたったの5人しかいません。
若者がいませんから、当然子どもも産まれません。
いすみ市の昨年一年間で生まれた新生児の数は100人を割り込んでしまい、
すでに多くの保育園が廃園となり、小学校も統廃合されることが決定しました。
こうした負のスパイラルを断ち切り事態を明るい方向に変えていくためにも、
新しいことを始めなくてはいけません。
すでにいすみ市の場合高齢化率は33%と高いため、市内の人々だけで子どもを増やすのは難しい状況です。
そのため、どうしてもいすみから市外に出ていった人々や、
市外に暮らす若者を呼んでくる必要があります。若者を呼んでくるにはどうすればいいか、
簡単なようで難しい問題です。
一昔前なら、いすみ市に大きな工場を建てたり、
テーマパークを作ろうなんてアイデアが出てきたかもしれませんが、
いすみ市の財政状況では到底不可能ですし、そんな時代でもないと思います。
ではどうすればいいか、答えはいすみ市の中にあると私は考えています。
いすみ市にはとても豊かな自然が残っており、移住者を受け入れるおおらかで開放的な社会性もあります。
さらに、あまり知られていないのですが、こうした豊かな自然と東京へのアクセスの良さを活かして、
食材にこだわるオーガニックな食品加工業者や料理店が出てきており人気を集めています。
まだまだ農家や酪農家、漁師の方々も元気です。
こうした「資源」を活かして、さらにはいすみ市で空いてしまった廃校や空き家を活用してイベントを作っています。
しかし、まだまだ大きなウェーブを創り出すためには、アピールする力を学ばなくていけないと日々感じています。
そこで、今回応募させていただいた次第です。
- 石川 良樹
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