出社時間も気にせず通勤電車の混雑に揉まれることもない、フリーランスという働き方は会社勤めで疲れている人にとって憧れの働き方ではないでしょうか。しかし、いざ自分がフリーランサーに転身したとしても、うまくやっていくことができるか不安があるものです。そこで、フリーランスに向いている人や、成功する人の特徴をご紹介します。
フリーランス向きの人の特徴
フリーランスという働き方の特徴は、会社に出向かずに仕事を行い、求められた成果を相手に提示するというものです。働く場所は特定されません。在宅で行う方もいれば、カフェや貸切スペースを利用して仕事をする方もおり、こうした人たちはノマドワーカーとも呼ばれます。同じ場所で顔を合わせて話す機会が全くない場合もあり、その代わりメールや電話でのこまめなやりとりが欠かせません。
相手の顔が見えないからこそ人を大切にし、強い責任感をもって任された仕事を行えること、何か失敗したとしても人のせいにせず自分のこととしてとらえられること、自分で調べたり考えたりできることなども、フリーランサーの働き方では必要になってきます。
他にもさまざまな要素が必要ですが、自分の力だけで任された仕事を何とかする働き方がフリーランスに向いているので、強い責任感がなければたちまち信頼を失い、仕事を失ってしまうでしょう。
フリーランスで成功する人の特徴
自分自身と向き合うことが多いフリーランスは、自分1人の時間が苦痛であっては継続できません。そのため、1人でいた方が仕事に集中できてはかどるという人は、成功する要素の1つを持っているといえるでしょう。
自分の時間管理を上手に行い、ライフスタイルにこだわった生活をしたいと考える場合もフリーランスで成功しやすい人にあたります。フリーランスでは、会社の部署で管理されていたスケジュールを自分の頭で考え、管理する必要があります。しかし、時間管理さえうまくできればこだわりのライフスタイルを実現させることが可能です。
そしてフリーランスとして最も大切なことは、どうすれば成功に導けるのか、じっくり自分で考えて楽しめることです。常に自分自身と向き合うことになるフリーランスという働き方は、常にオンの状態にあり、全く仕事のことを考えないオフの日はまずありません。その状態を楽しめれば楽しめたほど、仕事の成功につながっていくのです。
今の生活スタイルはフリーランス向きか
会社に通勤して働く生活スタイルがイヤだからといって、考えなく転身する前に、まず自分の生活スタイルはフリーランス向きなのかを考えてみましょう。たとえば、休日になればゴロゴロしてあっという間に時間が過ぎてしまう過ごし方をしてはいないでしょうか。
フリーランスになったからといって、毎日をムダに過ごすことは許されません。むしろ、休日と割り切って仕事について考えることをやめてしまえば、そこで成功への道は止まってしまうでしょう。休日になれば出勤日よりも精力的に予定を立ててこなしている、といった生活スタイルの方なら、転身したとしても自分できちんと計画立てて仕事をこなしていけるでしょう。あとは、身につけた技術をいかに売り込み、仕事を見つけてくるかにかかってきます。
まとめ
さまざま可能性を秘めているフリーランスの働き方ですが、向いている人と不向きな人がいることをしっかりと把握しておく必要があります。会社勤めから解放されたいという目的だけで転身するのはリスクが大きいので、もう少し自分を見つめ直してからの方が安心でしょう。それでも自分にとってフリーランスの方が向いているとわかれば、自身と責任感をもってその道に進んではいかがでしょうか。