雑誌やチラシ、パッケージなど、主に印刷物のデザインを手がけるグラフィックデザイナー。
昨今はWebメディアの増加により、グラフィックデザイナーの需要が高まっており、活躍フィールドの幅も広がりつつあります。
では、グラフィックデザイナーは副業でもできるのでしょうか?また、副業で仕事を獲得する方法や収入の目安も気になるところですよね。
この記事ではそれらについて詳しくまとめてみましたので、現在グラフィックデザイナーとしてすでに活躍中の方はもちろん、これから目指している方もぜひ参考にしてみてください。
グラフィックデザイナーは副業でもできるの?
主な仕事内容としては、印刷物全般(書籍・新聞・ポスター・広告・商品パッケージ・インテリアなど)のデザインです。
基本的なグラフィック関連ソフトの操作とデザインスキルが備わっていれば、副業でもグラフィックデザイナーとして働くことはできます。しかし、広告やPR関連の制作に関わることが多いため、視覚的な訴求力を含むデザイン制作のスキルが求められます。ポスターやパッケージを見た人にいかにそのものを印象づけられるか、購買意欲をかき立てることができるかが重要なポイントです。
そのため、グラフィックデザイナーとして独立し、コンスタントに仕事を得るためにはデザインの技術力だけではなく、知識や経験を重ね、その時代に合ったデザイン力を高めておくことも大切です。
副業で仕事を獲得する方法
グラフィックデザイナーが副業で仕事を獲得するには、いくつかの方法があります。
ここでは、副業初心者向けの方法をご紹介します。
自分の人脈・コネクションを使う
また、自分の知り合いからの依頼で仕事をする際、身近な人だから費用をもらうのは少し心苦しいと感じることもあるかもしれません。しかし、どんなに小規模で少額であっても、自分の手がけたものは実績につながります。そのため、たとえ依頼者が知人・友人であっても、報酬はしっかりと請求するようにしましょう。
クラウドソーシングを利用する
不特定多数の企業や個人が、オンライン上で直接受発注ができるクラウドソーシングサービス。各サイト内ではグラフィックデザインなどのクリエイティブ関連案件が、常に数多く募集されています。
副業を多く得るためには、やはり経験と実績数が重要です。将来、質の良い大規模な案件を得るために、まずはクラウドソーシングを利用して経験と実績を積んでもよいでしょう。
自分のサイト上に作品を掲載する
フリーのグラフィックデザイナーとして多くの副業を得るためには、自分のスキルやセンスを広くアピールすることが大切です。
まずは自分のWebサイトを作り、そこに各クライアントから掲載許可を得た作品(過去の実績)や、オリジナル作品を掲載しておくようにしましょう。案件依頼が入る確立を高めるためにも、実績のほか、作業環境や得意ジャンルなども載せておくと良いでしょう。
収入の目安は?
グラフィックデザイナーの場合、雇用先の企業の業種やその規模によって収入は大きく異なります。30歳前後のケースをみると、比較的小規模な制作会社の場合、初年度は250~300万円程度、ある程度職歴を重ねると平均300~450万円くらいが相場のようです。
また、大手広告代理店などで大きな案件を手がけるようになると、年収約800~1,000万ほどにケースもあります。
一方、フリーランスの場合は、仕事内容によって報酬額にかなりの差が生じます。
平均的な相場としては、チラシ片面・A4サイズのもので15,000~25,000円程度、DMやポストカード片面10,000円くらいが目安です。
まとめ
紙媒体だけでなく、最近ではWebメディアなどインターネットの分野においてもグラフィックデザイナーの需要が高まっています。さまざまな分野・ジャンルで活躍できる、高いスキルと知識を持ったグラフィックデザイナーが、副業でも有利であることは間違いありません。
将来的に完全に独立するためにも、まずは身近な人から依頼を受けたり、クラウドソーシングを利用したりして、経験と実績を積み上げることからスタートしましょう。