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Webデザイナーの面接でよく聞かれる質問15選+逆質問まとめ。服装や必要な準備も解説

Webデザイナーとして転職や就職をして、新たなキャリアを切り開きたい!と考えている方に向けた記事です。

面接は何度受けても慣れないものではありますが、コツをおさえて、しっかり準備してから臨みましょう

面接でよく聞かれる質問と回答時のポイント、面接に進むにあたっての必要準備などについて解説いたします。

👍こんな方のための記事です
  • Webデザイナーとして転職・就職を考えている方
  • 面接の勘所をつかみたい方

 

未経験者、初心者デザイナーがさらなるレベルアップを目指すなら

 

Webデザイナーの面接のフロー

面接以外の選考も含めて、Webデザイナーの場合、以下のようなフローが一般的です。

  1. 説明会/カジュアル面談
  2. 書類選考
  3. 1次面接(現場担当者 or 人事)
  4. 2次面接(現場マネージャー、人事マネージャークラス)
  5. 最終面接(経営層)

大企業か中小企業かによっても選考プロセスや面接回数などは異なりますが、基本的にはこの流れと考えて良いでしょう。

小規模の独立系デザイン事務所であれば、社長面接のみの場合もあります。しかし、今は労働人口減少にともなって採用コストも上がっていますし、採用後のミスマッチを防ぐためにも、スキルセットや過去経歴などをしっかりと入社前にすりあわせておくのがお互いのためです。

Webデザイナーの特徴として、書類選考時、面接時において、ポートフォリオが必要な点が挙げられます。履歴書と職務経歴書だけでは、表現できない、実務上のアウトプットをダイレクトに見てもらうので、きちんとこだわりのポイントや制作の裏側の話をできるようにしておく必要があるでしょう。

ポートフォリオは自分の分身。Webデザイナーの場合、pdf資料でも、Webサイトでも、その作り込み自体が評価に繋がります。きちんと作り込んでおきましょう。

ポートフォリオの作り方のポイントは以下の記事で解説しています。

【徹底解説】ポートフォリオにおける自己紹介プロフィール作成時のポイントとは

【未経験者向け】ポートフォリオの作り方を解説。職種ごとのポイントやWebと紙の違いも

Webデザインの参考に!ハイレベルなポートフォリオサイト21選

Webデザイナーの面接前にしておきたい準備

以下の3点です。

ポートフォリオの作り込みの重要性は前述したとおりです。その他2点の重要性について述べます。

選考先企業のリサーチ

企業が知りたいのはざっくり分けると

の3点。

ですから、その企業について徹底的にリサーチをしておく必要があります。

リサーチの方法としては以下のようなものがあります。

ネット上で調べられる情報はある程度加工されている綺麗な情報が多いので、知り合い経由で生の情報を掴みにいくのが、本気で選考を受けるのであれば重要となります。

事前にリサーチが足りていないと、面接官に「この人はうちに興味ないのかも」と思われてしまう可能性があります。

面接に向かう電車の中で調べているようでは、全然足りないので、早め早めに最新情報を仕入れておきましょう。

面接に向けた自己PR・志望動機の整理とシミュレーション

面接時間は限られているので、事前に必ず必要な自己PRと志望動機の整理と、端的に話す練習はしておきましょう。

自己PRや志望動機はだいたい1~3分くらいで話すことが多いです。

その他の質問は企業の特色が出ますが、自己PRや志望動機については、必ず話すことになるので、わかりやすく、端的に話せるようにしましょう。

続いて、実際によく聞かれる質問を紹介していきます。

 

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Webデザイナーが面接でよく聞かれる質問

Q1.これまでのキャリアを簡単に教えてください。

質問の意図:キャリアの概要把握、特に力を入れたポイントの把握、アイスブレイク

 

面接の頭に聞かれることが多い質問です。おおまかには履歴書や職務経歴書、ポートフォリオを見ればわかりますが、面接官としては、あえてこの質問を聞くことで全体感を把握できたり、アイスブレイクにつながったりするなどのメリットがあります。

職務経歴書や履歴書に書かれていることすべてを説明すると冗長になってしまうので、できるだけコンパクトに語りましょう。

Q2.これまでのキャリアで特に思い入れのある制作物、プロジェクトを教えてください。

質問の意図:成果の把握、どんな制作物を作ってきたかのストーリーの把握

 

ポートフォリオに載ってる数ある作品の中でも、特に思い入れがあるもの、成果につながったものを聞くのがこちらの質問です。

実際のWebサイトを見せながら説明するとわかりやすいでしょう。

聞きたいのは、あなたの思い出ではなく、どんな事業インパクトがあったかです。

できるだけ定量的に成果を語ることができると、説得力があるでしょう。

クライアント、ユーザー、社内のステークホルダーなど、各者の反応も語れるとベストです。

 

Q3.これまでの仕事における一番の挫折経験はなんですか?

質問の意図:ストレス耐性や、やり抜く力を見る

 

特にベンチャー気質のある若い会社で聞かれる印象のある質問です。できるだけ、Webデザイナーに関連した仕事で語れると面接官としてはイメージしやすいでしょう。

Webデザイナーは常に納期に追われる仕事のため、土壇場でもやり抜く力が欠かせません。

また、場合によってはWebサイトがダウンするなど、思わぬアクシデント対応も必要になるため、いかに対応するかの「なんとかしていく力」を問うのがこちらの質問です。

 

Q4.どうしてこの会社を受けようと思いましたか?(志望動機)

質問の意図:自社への志望理由の把握と、どれだけ関心があるかを図る

 

必ず聞かれる質問です。2,3点ほど、理由を絞って話すとわかりやすいでしょう。

「ビジョンに共感した」「風通しのよい社風に魅力を感じた」「制作物に感動した」など、理由はいろいろ種類があると思いますが、大事なのは、自分の言葉で簡潔に理由を話せることです。

自分の大事にしているポイントと、選考先の会社のマッチングが問われる質問なので、返ってくるであろう質問を予想した上で、しっかりと対策しておきましょう。

世界的自動車会社のトヨタは「5回「Why?」を繰り返す」というフレームワークで有名ですが、各志望動機に自分なりのWhy?を繰り返しておくことが大事です。

 

Q5.どうして今の会社(前の会社)を辞めようと思ったのですか?(退職理由)

質問の意図:どんなタイミングで退職を決めるのかの背景やストレスを感じるポイントの把握

 

こちらも志望動機とセットで聞かれる質問です。

自分の会社に入ったとしてもすぐに辞められてしまったら、企業としては採用・教育コストの損失につながります。

事前にこちらの質問んをしておくことで、過去のストレスを大きく感じたポイントを把握できます。

こちらの質問に回答する際は、あまり以前の会社の悪口を言うのは推奨しません。

できるだけポジティブな表現に言い換えて、受け答えしましょう。

 

Q6.今後のキャリアプランはどう考えていますか?

質問の意図:入社後、どうなりたいのかの理想状態の把握、キャリアの思考性の把握

 

Webデザイナーとしての道をずっと歩むのか、マネジメントの道に進みたいのか、クリエイティブディレクターのようなポジションを志すのか、マーケティングなどの別ジャンルにも進出したいのか。

どのようなキャリアを1年、3年、5年先に描いていたいのかは考えておくとよいでしょう。

具体的なポジションで説明するのが難しくても、「3年後までに有名雑誌にインタビューを受けるくらいインパクトのあるキャンペーンサイトを5つ作る」などの目標を持っておくと、自分としても目標が定まって、言葉に重みが出ます。

その会社の中で具体的にやってみたいことをイメージしておきましょう。

 

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Q7.チームで働く上で大事にしていることはありますか?

質問の意図:プロジェクトやチームメンバーとのコミュニケーションをする上でどんなバリューを発揮してくれそうか

 

Webデザイナーはディレクターやマーケター、ライターなど関わるステークホルダーが多い仕事のため、コーディングやデザインの能力ももちろんですが、コミュニケーション能力も問われます。

要望を汲み取る力、納期に関してのすり合わせ、アウトプットイメージや費用感、サイト公開後のPDCAなどを考えて、その人が会社で活躍できそうかが問われます。

大事にしていることと、具体的な過去のエピソードなどを合わせて話せると伝わりやすくなります。

 

Q8.会社を選ぶ上で大事にしている軸はありますか?

質問の意図:選考時の思考性の把握

 

給料なのか、成長環境なのか、ライフスタイルなのか、ビジョンの共感なのか。

数ある会社の中から大事にしたいものを明確にするのは重要です。企業にとっても、ミスマッチを防ぐためにここをすり合わせておく必要があるので、よく聞かれる質問です。

例えば、まだまだ若いベンチャー企業に、大手企業並の福利厚生や働きやすさを求めるのは難しいです。一方で、幅広い経験値を積むには向いています。

このように、その会社の状況を踏まえた上で、マッチした自分なりの軸を伝えられるとよいでしょう。

 

Q9.あなたの強みと弱みはなんですか?

質問の意図:コミュニケーションや実務における長所短所の把握

 

前述したように、Webデザイナーは作業は一人で担当しても、基本的にチームで働く仕事です。

だからこそ、他メンバーとの相性も見る必要があるため、強みと弱みの把握は大事です。

抽象度の高い、考え方や行動の強みと弱みと、Webデザインの実務に照らし合わせた上での説明ができると伝わりやすいでしょう。

強みと弱みは表裏一体なので、相関性を考えられておくと説明しやすくなります。

 

Q10.Webデザインのスキルはどのように身に着けましたか?

質問の意図:原体験と過去の勉強方法の把握

 

スクールに通ったのか、独学なのか、会社で学んだのか。

どのように勉強して今のスキルを身に着けたかの、学習姿勢が問われる質問です。

また、どんなポイントにWebデザイナーとしてのやりがいを感じているのかもセットで答えられるとよいでしょう。

 

Q11.Webデザインについての情報収集はどのようにやっていますか?

質問の意図:最新情報やトレンドへの敏感さを把握する

 

Webデザインはトレンドによって、どのようなものが流行るかが変わりやすい領域です。きちんとデザイン領域や、関連するマーケティング領域などで継続的に自主学習や情報収集できているかの感度を問います。

Q12.ポートフォリオの中で特に思い入れがある制作物はありますか?その中でのこだわりポイントはどこですか?

質問の意図:Webデザインをする上での具体的なこだわりや着眼点を知る

 

ポートフォリオと照らし合わせて、その人の持っているスキルセットやデザイン時の着眼点を知るための質問です。

特に代表的な事例をベースに、細やかな実務に近い領域でのこだわりを把握します。特に現場マネージャーレイヤーの方の面接でよく聞かれます。

Q13.Webデザインの中での得意領域はありますか?

質問の意図:Webデザインにおけるスキルセットの把握

 

コーディングが得意なのか、デザインが得意なのかなど、その人の得意領域を聞いて、他のメンバーとのバランスを見ます。

また、どのような仕事が任せられそうかの参考にもなります。

Q14.あなたの趣味はなんですか?

質問の意図:人となりやプライベートの把握、アイスブレイク

 

実務面でのスキルセット把握だけでなく、その人の人となりを把握するために、こういったカジュアルな質問をしてくる企業も多いです。

ここで盛り上がって、面接がやりやすくなることも往々にしてあるので、しっかり答えられるようにしておきましょう。

 

Q15.グラフィックデザインや撮影などもできますか?

質問の意図:Webデザイン以外のスキルセットの把握

 

特に小さい会社や事業会社だと、Webデザイナーだけど、それ以外の関連領域もセットで求められる、なんでもやさん的な仕事の仕方が求められることがあります。

グラフィックデザインやカメラの素材撮影、場合によっては映像制作、マーケティングに近い領域ならライティングやSEOなど。

もちろんメインはWebデザインですが、ここが少しでもあると、幅広く重宝されるようになります。

【その他】Webデザイナーが面接で受けるかもしれない質問

 

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聞いておくといいかもしれない逆質問

条件面や実際のチームや会社の雰囲気などは聞いてみないとわかりません。

面接は相手に合わせるのではなく、相互のマッチングを見る場です。気になる質問を聞いてみましょう!

面接に必要な準備

持ち物

基本的な書類と、ポートフォリオです。

ポートフォリオは紙で印刷しておくと丁寧ですが、事前にメールなどで送っておけば不要という会社もあります。

PCやiPadはポートフォリオを見せるのに便利ですが、ネットがつながっていないと表示するまでに時間がかかるので注意しましょう。

服装

企業にもよりますが、Webデザイナーは比較的カジュアルな服装の方が多いです。

しかし、ラフすぎる服装は相手に良い印象を与えないこともあるので、ジャケットやパンツスタイルのビジネスカジュアルを心がけるとよいでしょう。

中にはスーツがよい会社もありますので、事前に不安であれば服装についても聞いておくと無難です。

Webデザイナーとして、まだまだ転職・就職するほどのスキルがない……という未経験者は?

中には、未経験からWebデザイナーとして採用されるのを目指す方もいらっしゃるかと思います。

企業側からすると、全くの未経験者を採用することは多くありません。

最低限学校やスクール、インターンなどでの目に見えるアウトプットがないと、採用をしてもリスクなだけです。

ですから、まずは、基礎スキルを身に着けて、納得のいくアウトプットが複数出せている状態を目指しましょう。

そうは言っても、独学は続かないし、スクールに通うほどの時間を捻出するのは難しい……という方もいると思います。

そんな方におすすめなのが、「デジハリオンラインスクール」です。

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