Webクリエイター

山崎 大助

プロフィール

Webに関連したプログラミング言語を学び、15年間JavaScript/PHPの各プロジェクトに従事。他の開発言語も得意とし、現在デジタルハリウッドの講師を務める。Webサービス「Bootstrap Editor」やフリーソフト「AIR Note!」の開発などを手掛ける。Microsoft MVP(Bing Maps Development)を受賞。研究・活動が認められ米Microsoft公式サイトに日本人では初めて掲載される。@IT、日経ソフトウエアなど数々のメディアで執筆を手掛け、日経PC21「名作フリーソフトを訪ねて」でも自身の開発したアプリが選出するなど、多方面で活躍。

プロフィール

Webに関連したプログラミング言語を学び、15年間JavaScript/PHPの各プロジェクトに従事。他の開発言語も得意とし、現在デジタルハリウッドの講師を務める。Webサービス「Bootstrap Editor」やフリーソフト「AIR Note!」の開発などを手掛ける。Microsoft MVP(Bing Maps Development)を受賞。研究・活動が認められ米Microsoft公式サイトに日本人では初めて掲載される。@IT、日経ソフトウエアなど数々のメディアで執筆を手掛け、日経PC21「名作フリーソフトを訪ねて」でも自身の開発したアプリが選出するなど、多方面で活躍。

Web関連のプログラムの開発者としてWebサービス「Bootstrap Editor」「BingMaps GO!」、
iPadアプリ、フリーソフト「AIR Note!」の開発など、幅広く活躍されている山崎大助氏。
現在は開発だけでなく各種Web業界誌において数多くの連載を持つなど多方面で活躍されています。
デジハリ・オンラインスクールにおいては「PHP講座」の講師を担当されています。
そんな山崎講師にプログラムの楽しさ、そして「PHP講座」についてお話頂きました。

27歳ではじめて
PCに触れました

デジハリ:まずは山崎先生の簡単な経歴をご紹介いただけますか?

山崎講師:もともとアパレルの仕事をしていました。
店舗の責任者をしていて、実はPCにもほとんど触ったことがなかったのです。
はじめてPCに触ったのは27か28歳の時ですね。

デジハリ:どうしてプログラムの仕事をしようと思われたのですか?

山崎講師:ある時に体調を崩して入院をしてしまったのです。
その時に販売の仕事だけでは厳しい。手に職をつけたいなと考えるようになりました。
そこで何をしようかと考えた時に、これからはWebやPCに関連した仕事がいいと思ったのです。それが2001年か2002年くらいのことだと思います。
ただ、Webを広く浅く勉強したのですが ”デザインだけでは厳しい” という思いもありプログラミングを勉強することにしました。

デジハリ:勉強はどのようにされたのですか?

山崎講師:最初は本を何冊か買って自宅で勉強しました。ワードやテキストに直接打ち込んでいく、という感じですね。
「いよいよこの道で仕事をしよう」と決意して28歳の時にアパレルの会社を退職しました。
いきなり正社員で仕事をするのは難しいだろうなと思っていたので、まずはアルバイトをしようと思い、とにかくたくさん会社を受けました。
40~50社くらいは受けたと思います。それでもなかなか採用してくれるところがなくて。

デジハリ:やはり経験がネックになったのでしょうか?

山崎講師:経験と年齢ですね。「28歳ではもう遅いよ」と何度も言われました。
でも僕はそんなことは絶対にないと信じていたので、気にしないようにしていました。
今思えばあの時そういわれた人を見返したい、という気持ちがあったのだと思いますね。
きっと向こうはもう覚えていないでしょうけど (笑)

仕事の成果を
しっかりと実感できる

仕事の成果をしっかりと実感できる

山崎講師:最終的には1社採用をして頂ける会社とめぐり合えました。
そこはプログラマではなく、PCの講師を探しているということでした。
スキルがある人間より、きちんと話せる人間がほしい、技術に関しては教えるので、入社3ヶ月で覚えて、と言われました。
そこで入社3ヶ月でメール設定から、Word、Excel、Flashまでありとあらゆることを詰め込みました。もう頭はパンパンでしたね(笑)
ただそこで覚えたFlashがとてもおもしろくて、もっとこういう技術を極めたい、開発の仕事をしたい、という思いが一層強くなりました。

デジハリ:そして開発が本業となったのですね。

山崎講師:しばらく講師業をして後、開発の会社に転職をしました。
そこで覚えたのが「PHP」と「MySQL※」なのです。
これがすごくおもしろかったです。
主にデータベースを管理する仕事だったのですが「データベースってこんなにおもしろいんだ」と思いました。
データベースのいいところは、作業がひとつひとつの要素の組み上げなので、全体で何をしているのかがわかるという点と、応答が早いことですね。
自分の仕事の成果を実感できるので楽しいと思えたのだと思います。
これがいきなりJavaなどのプログラム言語を仕事にしていたら長くは続けていられなかったかもしれないですね。
※データベース管理システム

デジハリ:その後はずっと開発のお仕事を続けられているわけですね。

山崎講師:開発の仕事は10年くらいになりますね。
とても自分に合った仕事だと思います。
プログラミングなどの開発の仕事は、自分が努力した分だけ確実に返ってきます。
センスではなく、どれだけやったか、努力したかということが重要なのです。
コツコツと物事に取り組むことが得意な人にはすごく向いていると思いますよ。

デジハリ:現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか?

山崎講師:今は主に幾つかの仕事を平行して行っています。まずは所属している会社でCMS関連の開発が一つ。そして医療の現場で仕様するiPad向けのアプリの開発。
あとはデジタルハリウッドで行っているような講師業と@ITなどのメディア向けへのライティング業ですね。

センテンスで「PHP」を学ぶ

センテンスで「PHP」を学ぶ

デジハリ:山崎先生がカリキュラムを制作、講師をされているPHP講座についてご説明頂けないでしょうか?

山崎講師:この講座ではたくさんサンプルを記述し、手を動かすことで、頭ではなく、体で覚えてもらうような内容になっています。
本での学習だとどうしても「概念を勉強する」という内容になりがちなのですが、この講座ではそういう形にはしたくありませんでした。
たくさんコードを書いてもらうのでしっかりとPHPを習得してもらうことができると思います。
プログラムが苦手な方でも、手を動かすことで自然と仕組みを理解頂けると思います。
英語を学習する時に、文法を頭から暗記していくよりも、フレーズやセンテンスをたくさん覚えた方が頭に入ってきますよね。
この講座ではその感覚でPHPを学習頂けると思います。

つくったものが
世にでることが喜び

デジハリ:山崎先生のキャリアの中で分岐点となった「AIRNote!」についてもお話頂けないでしょうか?

山崎講師:このソフトは個人的に作成したものなのです。
元々いた会社の営業の方の話を聞いていて、多機能なTODOやスケジュール管理があれば便利なんじゃないかな、と思って制作しました。
「AIR Note!」を制作していて強く感じたことは「制作したものはかならず世に出した方がいい」ということです。

つくったものが世にでることが喜び

デジハリ:発表をするということですか?

山崎講師:実は「AIRNote!」は制作していた当時、回りからの評判は芳しくなかったのです。
でも、実際に営業の人は困っていて、ニーズはあると感じていましたし、こういったソフトがあれば自分も使いたいと思い、開発を行いました。
実際にソフトをリリースしたところたくさんの反響がありました。
制作物の評価をするのは”ユーザー”なのです。
世の中に出して、”ユーザー”に評価をされると評判がどんどん広がっていってダウンロード数も増えていきました。
すごくうれしかったですね。
その後、様々な雑誌に「AIR Note!」が取り上げられるようになり、そのつながりで雑誌の執筆活動をすることとなりました。
そんなことは「AIR Note!」を世の中に出すことがなければ巡ってこないチャンスだったと思います。
だからこれから開発や制作物をつくられる方は必ずつくったものは世の中に出してほしいと思いますね。そして、つくりたいものがあれば、それをとことんやってほしいです。
チャンスは待っていてもほとんど来ません。チャンスを自ら貰いに行き、チャレンジしたものだけが得られるのだと思います。

Web構築・プログラミング

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