デザインの仕事に就くためには、ポートフォリオの作成は必須です。自分の過去の作品をまとめたポートフォリオがなければ、採用面接などで実績をアピールできないためです。
アナログコンテンツの場合、作品を印刷してまとめたものをポートフォリオとして提出することもありますが、デジタルコンテンツの場合はポートフォリオサイトを見てもらいます。
ポートフォリオサイトを作るときは、これまで苦労して作成してきた作品をできるだけ効果的にアピールできるWebサイトを作りたいものです。どのようにすれば採用担当者の印象に残るポートフォリオを作成できるのでしょうか。今回はWebデザイナーの方がポートフォリオサイトを作る方法やサイトのデザインを見ていきます。
Webデザイナーにとってポートフォリオとは
Webデザイナーが手掛けるデジタルコンテンツをポートフォリオにするためには、ポートフォリオサイトを作成することが一般的です。
Facebookなどに作品を載せて済ませようとするWebデザイナーもいますが、ポートフォリオサイトを作成すればそのサイト自体を作品として見せることができます。
ポートフォリオサイトの作成は決して難しくありません。Webサイト作成サービスなどを利用すれば、簡単に自分だけのポートフォリオサイトを作ることができます。面接時に充実した内容のポートフォリオを見せることができれば、採用の可能性はぐっと高まります。
ただし、ポートフォリオサイトの作成と併せて、作品をプリントアウトして採用担当者にすぐに見てもらえるように準備しておくと良いでしょう。
ポートフォリオサイトの作り方
ポートフォリオサイト作成にかける時間はそれほど取れないのが現実かもしれません。Webサービスの中にはポートフォリオ作成用のサービスもあるため、テンプレートが豊富でカスタマイズ可能なサービスを探してみると良いでしょう。
それでは、ポートフォリオサイトにはどのような要素を載せれば良いのでしょうか。基本的な情報としては、「対象のWebサイトのキャプチャ」「Webサイトの名称」「コンセプト」「工夫した点などのアピールポイント」などが挙げられます。キャプチャは見やすいように大きく、コンセプトやアピールポイントは簡潔にまとめましょう。
また、複数のWebサイトを載せる場合は、なるべくバリエーションを豊かにしておくことがポイントです。固めのデザインのものや華やかな印象のもの、イラストを多用した子供向けのものなど、さまざまなWebサイトが載っていれば、異なるテイストの作品を同時に見せることができます。
ポートフォリオサイトのデザイン
ポートフォリオサイトを作るときには、デザインにも気を配る必要があります。採用担当者は、ポートフォリオサイトに掲載されている作品だけではなく、ポートフォリオサイト自体のデザインもチェックします。
自分なりにサイトをカスタマイズして見栄えをよくすることで、デザイン力をアピールすることが可能です。Webサイトに動きを与えてみたり、情報を伝えやすい画面レイアウトにしたりすれば、ポートフォリオサイト自体も作品の1つとしてアピールできます。
また、ポートフォリオの説明文章が長すぎると、デザイン性を損なうので注意しましょう。自分が強調したい内容を簡潔に文字で表現し、レイアウトに自然に溶け込むように配置することがポイントです
まとめ
Webデザイナーにとって、ポートフォリオサイトは自分の名刺のようなものです。サイトのデザインなどにも配慮し、見る人にポイントが伝わりやすいサイト作りを心掛けましょう。
自分の作品を載せるだけではなく、分かりやすい言葉で工夫した点を説明し、見やすい画面レイアウトにすることによって、高い評価を得ることができるようになります。