動画編集スキルの需要が高まる中、キャリアアップを目指して動画編集を学ぼうと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、専門的なスキルを習得できる動画編集スクールは、受講料が高額になることが悩みの種です。そんな方に朗報です。

実は、国の教育訓練給付金制度を利用することで、動画編集スクールの受講料を大幅に抑えることができます。今回は、教育訓練給付金制度を利用できる動画編集スクールと、その活用方法について詳しく解説していきます。

 

デジハリ・オンラインスクールの動画クリエイター講座

 

動画編集スクールに使える教育訓練給付金制度とは?

教育訓練給付金制度は、働く人のキャリアアップを支援するための国の制度です。厚生労働省が指定する教育訓練を受講した場合、受講料の一部が支給される仕組みとなっています。給付金の上限は講座によって異なり、最大で受講料の70%が支給されます。

①一般教育訓練給付金

一般教育訓練給付金は、雇用の安定・就職の促進を目的とした給付金です。比較的短期間の職業訓練を対象としており、受講費用の20%(上限10万円)が支給され、広く活用されている制度です。動画編集スクールやWebデザインスクールの給付金もこちらが対象となります。

②特定一般教育訓練給付金

特定一般教育訓練給付金は、労働者の速やかな再就職及び早期のキャリア形成を目的とした給付金です。受講費用の40%(上限20万円)が支給され、スキルの習得を支援します。

対象となるのは、大型自動車免許などの輸送機械運転系、キャリアコンサルタントや社会保険労務士などの専門的サービス関係、介護福祉士や保育士などの医療・社会福祉・保健衛生関係などの士業などの業種が中心です。

③専門実践教育訓練給付金

専門実践教育訓練給付金は、労働者の中長期的キャリア形成を目的とした給付金です。より高度な職業能力の開発を目的とした長期の教育訓練を対象とします。受講費用の50%(最大70%)が支給され、上限額は年間40万円です。

②の特定一般教育訓練給付金以上にハイレベルな業種が中心で、看護師や税理士、MBAの取得などが対象となっています。

さらに詳しく知りたい方は厚生労働省のWebサイトを見るとよいでしょう。

教育訓練給付金制度の支給条件は?

教育訓練給付金は誰でも受給できるわけではありません。厚生労働省によると、以下の条件を満たす必要があります。

ハローワークで支給要件照会の手続きをすると、給付が受けられるかどうかをより詳しく調べることができるため、自分が条件にマッチするのかを確実に確認したい方はまずはハローワークに行ってみるとよいでしょう。

1.受講開始日時点で在職中で、雇用保険に加入している

・今までに教育訓練給付を受けたことがない

・雇用保険の加入期間が1年以上ある

2.受講開始日時点で在職中で、雇用保険に加入している

・今までに教育訓練給付を受けたことがある

・前回の受講開始日以降、雇用保険の加入期間が3年以上ある

3.受講開始日時点で退職済で、雇用保険に加入していない

・離職してから1年以内である

・今までに教育訓練給付を受けたことがない

・雇用保険の加入期間が1年以上ある

4.受講開始日時点で退職済で、雇用保険に加入していない

・離職してから1年以内である

・今までに教育訓練給付を受けたことがある

・前回の受講開始日以降、雇用保険の加入期間が3年以上ある

引用元:厚生労働省 教育訓練給付制度のご案内

 

動画編集で教育訓練給付金制度を使えるおすすめスクール3選!

それでは、実際に教育訓練給付金制度対象の動画編集スクールをご紹介します。

 

※こちらに掲載中の情報は2024年10月時点のものです。変更の可能性がある点をご了承ください。

ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーは、幅広い分野のスキルを学べる総合スクールの中で、動画編集コースも提供しており、「動画クリエイター講座」は教育訓練給付制度の対象となっています。

副業や、就職・転職など、キャリア形成に役立つ内容となっており、条件に合致すれば助成金を受給しながらスキルアップを実現できます。

映像学習が見放題であったり、講師への質問がし放題など理解促進や復習がしやすい特徴があります。

 

給付金対象講座:動画クリエイター講座(以下の費用は「動画クリエイターコース」を例にまとめています)
学習期間:6ヶ月
受講料:240,900円 月額:6,200円(税込)
受講形式:オンライン、通学
対象:教育訓練給付制度 受講費用の20%(上限10万円)
講座:https://haa.athuman.com/academy/videoeditor/

 

Winスクール 映像デザインコース

Winスクールは、幅広い年齢層を対象とした総合的なITスクールで、動画編集コースも提供しています。

Winスクールの映像デザインコースは、条件に合致すれば教育訓練給付金を受給しながらスキルアップができます。

特徴としては全国に多数スクールがあるためオフラインでも受講がしやすい点と、オンラインでも学習可能な点が挙げられます。

給付金対象講座:動画クリエイター講座
学習期間:2ヶ月〜
受講料:128,000円(税込)入学金:18,000円(税込19,800円)教材費:4,000円(税込4,400円)
受講形式:オンライン、通学
対象:教育訓練給付制度 受講費用の20%(上限10万円)
講座:https://www.winschool.jp/guidance/design/premiere.html

インターネット・アカデミー

Adobe Premiere Pro の基本知識、実践演習としてYouTubeやSNS広告、CMなど幅広くムービーの制作までを学ぶ講座です。

ライブ授業、マンツーマン授業、オンデマンド授業など受講形態が多様なのが特徴です。

給付金対象講座:動画編集講座
学習期間:16時間〜32時間
受講料:184,800円(税込)
受講形式:オンライン、通学
対象:教育訓練給付制度 受講費用の20%(上限10万円)
講座:https://www.internetacademy.jp/course/design/chair_vi.html

具体的にどれだけ安くなるのかを計算!

それでは、各給付金の助成を受けることで具体的にどれくらい学習費用が安くなるのかを計算してみましょう。

①一般教育訓練給付金

例:30万円の講座を受講した場合
給付額:6万円(受講料の20%)
自己負担額:24万円

上限は10万円ですが、安めのPC1台分くらいの助成を受けられるのは大きいですね。

②特定一般教育訓練給付金

例:50万円の講座を受講した場合
・給付額:20万円(受講料の40%)
・自己負担額:30万円

上限は20万円です。助成を受けられるのは士業などのより専門性の高い資格にはなりますが、個人向けにおいて利用しない手はないでしょう。

③専門実践教育訓練給付金

例:100万円の講座を受講した場合
・給付額:50万円(受講料の50%)
・自己負担額:50万円

受講料の50%で最大70万円までの至急が受けられます。ハイレベルな資格取得が対象にはなりますが、ぜひ活用したいですね。

コスパが良い動画編集スクール3選!

続いて、教育訓練給付金の対象ではないものの、コストパフォーマンスの高い動画編集スクールをご紹介します。

 

※こちらに掲載中の情報は2024年10月時点のものです。変更の可能性がある点をご了承ください。

受講料(税抜)の最大70%がキャッシュバックの講座も!デジハリ・オンラインスクール

デジハリ・オンラインスクール

短期間で効率的なスキル習得を目指す方におすすめなのが、デジハリ・オンラインスクールです。

1994年の創業以降、多くのクリエイターを輩出してきた業界大手のスクールであり、最後まで離脱せずに学び抜けるような「学びやすさ」に強みがあります。

学校や仕事や育児の合間に、オンラインでご自身のライフスタイルに合わせて学びやすい点も忙しい方には向いているでしょう。

また動画クリエイター講座は、「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」に採択されています。条件が合致する方であれば、受講料の最大70%の補助を受けることが可能となっています。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

 

講座の特徴としては、プロフェッショナルから効率的にフィードバックを受けながら学習ができるだけでなく、卒業後の就職転職支援までクリエイティブ業界との強いつながりを活かしてサポートします。フリーランスや副業、現職でのレベルアップを目指す方にもおすすめです。

 

学習期間:約6ヶ月(26週間)
受講料:281,600円(税込)
受講形式:オンライン
講座の詳細はこちら:動画クリエイター講座

 

デジハリ・オンラインスクールと他校の比較

デジハク

デジハクは、未経験から動画編集のプロを目指せる動画編集スクールです。

特徴としては、動画編集の技術習得だけでなく、フリーランスや副業として働くのための案件獲得のポイントを学べる点にあります。就職や転職というより、フリーランスとして働きたい方はチェックしてみるといいでしょう。

デジハク PROコース

学習期間: 180日間
受講料: 298,000円(税込)
受講形式:オンライン

Famm

Fammは、主に女性や主婦をターゲットにした、柔軟な学習スタイルが特徴の少人数制動画編集スクールです。ベビーシッターサポートなどが大きな特徴であり、「育児しながら働きたい」「卒業後も研鑽しあえるコミュニティがほしい」という方におすすめです。

動画クリエイター講座

学習期間: 1ヶ月(約20時間)
受講料: 184,800円(税込)
学習スタイル: オンデマンド(オンライン)

教育訓練給付金制度を使って動画編集スクールを受講する際のポイント

受給資格があるかを確認しておく

給付金の受給には雇用保険の被保険者期間など、いくつかの条件があります。すべての方が受給できるわけではありません。

興味がある方は、受給できる前提でいるのではなく、必ず事前にハローワークで資格の確認を行い、必要な書類を準備しておきましょう。

 

ちなみに、詳しく前述しましたが、一般教育訓練給付金制度の条件は以下です。

 

▼一般教育訓練給付金制度

初めて制度利用する方:受講開始日までに雇用保険加入期間が通算1年以上ある

過去に制度利用したことがある方:前回の受講開始日から今回の受講開始日までに雇用保険加入期間が通算3年以上あり、なおかつ、前回の給付金受給日から受講開始日までに3年以上経過している

詳細は厚生労働省のWebサイトを確認しましょう。

 

それだけでなく、スクールごとの「修了要件」があり、講義に80%以上出席する、試験で一定の点数をとるなどの条件があるので、詳細は各スクールのWebサイトを確認してみましょう。

受講料の支払い時は自分で負担する必要がある

給付金は講座修了後に支給されるため、受講料は一旦全額自己負担となります。費用を事前に準備して、支払いの準備は余裕を持って行いましょう。

支給申請は講座修了の1ヶ月以内にする必要がある

給付金の申請は講座修了後1ヶ月以内に行う必要があります。必要書類を事前に確認し、期限に余裕を持って申請しましょう。せっかく受給前提で受講をしても、申込み忘れによってPC1台分くらいの費用がかかってしまうおそれがあります。まずはしっかり最後まで終了しましょう。そして、即座に申し込みましょう!

動画編集のスクールならデジハリ!

動画編集を本格的に学ぶなら、業界大手のデジタルハリウッドがおすすめです。充実した設備と経験豊富な講師陣による実践的な指導で、確実にスキルアップが可能です。さらに、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業に採択されているため、最大70%のキャッシュバックを受けられる可能性もあります。

まずは講座ページをチェックしてみてください。

 

動画クリエイター講座

 

まとめ

教育訓練給付金制度を利用することで、動画編集スクールの受講料を大幅に抑えることができます。給付金の種類や条件をしっかり確認し、自分に合ったスクールを選びましょう。スクールは先々の就職支援や、仲間をつくる上でもとても役立つものです。

動画編集スキルは、今後ますます需要が高まる分野です。教育訓練給付金制度を活用して、効率的にスキルアップを図りましょう!将来のクリエイターとして活躍するあなたを、デジハリ・オンラインスクールでは応援しております!!