私たちが日常的に見ている映像の1つに「プロモーションビデオ(PV)」があります。プロモーションビデオを見て、作成する側に回りたいと思う人もいるでしょう。
そこで本記事では、プロモーションビデオの特徴やプロモーションビデオを作る際のポイントについて述べていきます。プロモーションビデオに対してぼんやりとしたイメージしかない人は、本記事を読めばきっと理解が深まるでしょう!
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プロモーションビデオとは?
まずプロモーションビデオとは、何らかの商品の販売促進を意図して作成される動画のことです。商品とは、購入しても手元に残るものばかりとは限りません。例えば、ツアーや保険などのインターネット契約。こうしたタイプの商品は手元に残らないからこそ、利用者の拡大を促すためのプロモーション戦略が重要となってきます。また、企業がいくら良い商品を作っても、消費者がその存在を知らなければ売上は上がりません。プロモーションビデオはそうしたプロモーション戦略の一環として高い訴求力を求められています。
プロモーションビデオ作成のポイントって?
プロモーションビデオは目的があって作成されます。まれに目的を逸脱してクリエイターが独りよがりに作ってしまうケースもあります。例えば、映像自体の完成度が高くても、目的を達成できなければ失敗作となるので注意が必要です。
ここからは、プロモーションビデオ作成の際に気をつけるべきポイントを探っていきましょう。
何を達成するのか?ゴールを明確にする
プロモーションビデオには目的があり、その達成が第1の課題です。まず「プロモーションビデオで何を達成するか?」を明確にしなければなりません。
例えば、商品をプロモーションする映像に女優を起用する場合、単に有名な人を起用するのではなく、目的の達成に最適な女優を起用すべきです。実際には、スケジュールや費用の問題で難しいことが多いのですが、基本的には「達成すべきゴール」を考えることが大切です。
「いつ」「どこで」「誰に」「なにを」を意識する
そのプロモーションビデオが「いつ」「どこで」見られるのか?「誰に」「なにを」伝えたいのか?を意識し、明確にしてみましょう。例えば、「主婦層に」訴えたいのであれば「買い物の合間に」「スーパーで」見られることを想定します。買い物中の主婦は安くて、新しくて、便利なものを日々探しています。音や映像で興味を持ってもらった段階で、伝えたい「なにか」をアピールするといったイメージです。
この点を押さえて、世間にあふれるプロモーションビデオを観察してみてください。ビデオ作りのヒントがきっと見つかるでしょう。
ストーリー性を持たせる
プロモーションビデオは、常に最初の1コマ目から見てもらえるわけではありません。どの部分から見てもらっても、その先の展開が気になるようなものにするべきです。
一連の映像のどの部分から見られても、視聴者に「続きが見たい」と思わせるプロモーションビデオは、視聴後も記憶に印象に残ります。
「話題性」を持たせる
プロモーションビデオは、人々の「話題」になることも大切です。「あの映像見た?」と思わず友人に話してしまうような魅力的な映像であることです。口コミで広がれば、プロモーションビデオを見ていない人にもアピールが可能です。テレビなどの媒体で取り上げてもらえれば、大きな宣伝効果も生み出します。
こうしたポイントを踏まえ、人々の心に残り、話題になる映像作りを心掛けましょう。そのためには意外性のあるアプローチや、従来と違った視点や表現が求められます。多くのプロモーションビデオを研究し、差別化を図ると良いでしょう。
まとめ
近年では、映像制作のための制作ソフトの進化によって、本格的な映像制作に誰もがチャレンジできるようになりました。今回の注意点を押さえて、ぜひ魅力的なプロモーションビデオを制作してください。そして、そんな魅せ方があったのか!と世界中を驚かせてあげましょう!