Webデザインでは欠かすことができない文字フォントですが、普通のゴシック系や明朝系では何となく味気ない…と感じることもあるでしょう。現在では、無料で利用できる日本語のおしゃれフォントがたくさんあります。

ここでは、中でもおすすめの日本語フリーフォントを厳選して5個紹介します。個人使用以外に、商用利用可能なフリーフォントもあるのでぜひ参考にしてください。

 

1.ほのか明朝

ほのか明朝
ほのか明朝は明朝系フォントです。やや癖を出し曲線を柔らかく表現することで、どこか涼やかで艶やかさを感じます。夏の終わりを感じられるような日本語フォントなので、そういった世界観を出すにはピッタリでしょう。

漢字はオープンソースである「IPAex明朝」を使用しており、ひらがな・カタカナ部分はオリジナルのフォントを使用しています。ちなみに、ほのか明朝には同じアレンジを加えている「ほのか丸ゴシック」、「ほのかアンティーク丸」、「ほのかアンティーク角」などのフリーフォントもあります。このフォントは商用利用も可能です。

 

2.はんなり明朝

はんなり明朝は、全体的に丸く柔らかな雰囲気を持ったフリーフォントです。ほのか明朝よりも可愛らしさや優しさを表現できるので、女性にアピールするようなWebサイトで使用してみるのがいいかもしれません。漢字や英数字、記号に関しては、IPA明朝体を使用しています。

はんなり明朝だけでなく、こころ明朝などを手掛けている「Typing Art」では、他にも手書き風のフォントや踊り子が文字の形になっているカタカナフォントなどもあるため、色々試してみましょう。

Typing Artの提供するフォントは無料で商用利用可能ですが、はんなり明朝とこころ明朝体はIPAフォントのライセンスに準じての使用となるため注意しましょう。

 

3.源真ゴシック

源真ゴシックは、フリーフォントである源ノ角ゴシックをTrueType形式へ変え、どんなシーンでも使いやすいように細部を改善させた派生フリーフォントです。

源真ゴシックの元となっている源ノ角ゴシックも、もともと汎用性に優れたフォントですが、こちらはオープンタイプフォーマットであるがゆえに、高級グラフィックソフトなど限定的な部分でしか使用することができませんでした。そこでさまざまなソフトでも使いやすいように、この源ノ角ゴシックが作られたのです。使いやすさがありつつ、ちゃんとおしゃれ感のあるフォントです。商用利用もできます。

 

4.スマートフォントUI+

スマートフォントUI+は、おしゃれ感満載のフリーフォントです。カタカナやひらがなは丸みを帯びていて可愛らしいのですが、スタイリッシュな雰囲気を持っているのは、少し縦長にフォントを作成することでスマートな印象を与えているためです。

漢字に比べてひらがな・カタカナが少し小さめに作られていることで、文章にメリハリが付きやすく読みやすくなっていることも特徴です。さらにWordやExcel、Adobeイラストレーターなどでも自由に加工することができるため、よりオリジナリティを持った使い方ができます。こちらも商用利用可能です。

 

5.PixelMplus

PixelMplus
PixelMplusは今まで紹介したフォントに比べると少し風変わりなフォントで、まるで8bitのゲーム機で使用されていたフォントのようなデザインです。JISの第1・第2水準で使用できるすべての漢字を収録しており、さらにいくつかの記号も追加されています。

遊び心満載のWebサイトを作成したいという方には特におすすめで、懐かしくもあり、現代のおしゃれな雰囲気も出すことができる不思議なフォントとなっています。このフォントはTrueTypeの等幅フォントを使用しているため、テキストエディターでの使用も可能です。商用利用もできます。

 

まとめ

いかがでしたか?今回紹介した5つのフォントはほんの一部です。他にもたくさんのおしゃれな日本語フリーフォントがあります。無料で使用できるものも多いので、ぜひ活用しておしゃれなWebサイトを制作しましょう。