Webデザインにおいて、配色は重要な要素の1つです。配色1つで、好印象にも悪印象にも変わるため、色の選択は慎重に行わなければなりません。

しかし、自分には色彩センスがないからといって諦めていませんか?配色のテクニックは、色が持つイメージや効果を理解することによって身に付けることが可能です。

色彩心理学を活用して、Webデザインをワンランク上げてしまいましょう。

 

色にはどのような効果があるの?

色の効果
普段何気なく見ている色は、実は人の心理や行動に大きな影響を与えていることをご存じでしょうか。

色が持つ影響力を理解することによって、色を利用して人を誘導することが可能です。ここでは、色が持つ4つの影響力についてご紹介します。

 

心理的な影響

心理的な影響がある色は、暗記力や回想力、認識力などを上げるといわれています。

例えば、勉強する際に「青」のペンを使うと記憶力を高める効果が期待できます。青には精神を落ち着かせる作用があり、集中力を高めるのです。

 

生理的な影響

色は人の神経にも影響を与えます。

例えば、「赤」は交感神経を刺激する色であるため、血圧を上昇させるといわれています。また反対に、「青」や「緑」には精神をリラックスさせる効果が期待できます。

 

感情的な影響

人の感情は色によって大きく影響されています。

例えば、「オレンジ」のライトがあたる部屋にいると人は温かい気持ちになり、観葉植物の「緑」を見ると安心感をおぼえます。

 

文化的な影響

文化が違うと、色から受け取るイメージも異なります。

例えば、アメリカなどでは会社のカラーとしてよく用いられる「青」は、東アジアなどでは悪魔や邪悪な事柄が連想されます。

 

配色の基本原則

配色の基本原則
Webデザインの配色を行う前に、まずは「配色の基本原則」について理解しておきましょう。バランス良く配色するためには、「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つを正しく組み合わせることが大切です。

 

ベースカラーとは、全体の70%を占める色で、背景など面積が大きい部分に使用します。濃い色を使用する場合、文字が読みににくくなる可能性があるため注意が必要です。

 

メインカラーとは全体の25%を占める色で、基本的にはブランドカラーなどで決定します。テーマとして使用したい色を持ってきましょう。

 

最後に、アクセントカラーとは全体の5%を占める色で、メインカラーとは正反対の色を使用することによってアクセントをきかせることが可能です。使用範囲は少ないですが、デザインにメリハリを持たせることができます。

 

目的に合わせて配色を行おう

例えば、企業のWebデザインを任された場合、Webサイトの目的に合わせて配色を行うことが必要です。「企業のアイデンティティを示したい」「自社製品やサービスをアピールしたい」など、目的に合わせて配色を行いましょう。

 

企業のWebサイトをデザインする場合、まずは「企業を想起させる色」「製品らしさが出る色」「カテゴリーを示す色」の3色を決める必要があります。

企業を想起させる色とはブランドカラーやロゴカラーなど、企業のアイデンティティを示す色のことです。

また、製品らしさが出ている色とは、その製品のイメージに合った色を指します。製品やサービスに関連するキーワードを集めて、それに合う色を探していきましょう。

その企業が属しているカテゴリーの色を使用することも大切なポイントの1つです。

教育機関なら「濃赤」「紺」、自動車メーカーなら「白」「シルバー」など、同業他社の色の傾向などを分析して、カテゴリーカラーを抽出してください。

 

以上の3つを使用して、配色のパターンを決めていきます。

例えば、企業イメージを優先させたいときには、ベースカラーにブランドカラーを使用してはいかがでしょうか。面積が大きい部分にブランドカラーを持ってくることによって、見る人に企業イメージをダイレクトに伝えることが可能です。

 

また、ベースカラーに製品らしさが出ている色を使用すると、製品の雰囲気や世界観を強く演出することができます。優先したい目的に合わせて、配色を決めることが大切です。

 

まとめ

感覚的に配色を行っていた方もいると思いますが、色が持つ効果を把握した上で配色することができれば、イメージをより強く伝えることが可能です。しかし、Webデザインの目的が不明確だと、ユーザーにメッセージを十分に伝えることができません。

配色を行う際は、配色によってどのようなことを感じてもらいたいかなど、目的を明確にすることが重要です。


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