今、360度カメラが注目を集めています。360度カメラとは、撮影している方の周りを、360度すべて映像化できるカメラのことです。被写体や人物、風景などを実物に近い状態で撮影できるため、よりリアルな映像を残せる点が大きな魅力です。

ここでは、360度カメラを使った「360度パノラマ写真活用術ベスト5」をご紹介します。いつもとは一味も二味も違った、面白い作品を楽しんでみましょう。

 

1.パノラマ写真を撮ってGoogleに掲載

Googleに掲載

スマートフォンを持っている方にぜひおすすめしたい活用術が、スマートフォンでパノラマ写真を撮影してGoogleマップに投稿することです。

Googleが提供しているアプリ「Photo Sphere Camera」を使えば、全方向に回転可能な写真を撮影し、位置情報とリンクさせてGoogleマップに投稿することができます。このアプリは1度の撮影で360度の写真ができるわけではなく、複数の写真をつなぎ合わせることによって、360度パノラマ写真が完成するというものです。

実際に投稿したら、パソコンを起動してGoogleマップを閲覧してみましょう。リンクさせた場所の名前を検索すると画面下に写真のリストが表示され、自分が投稿した360度パノラマ写真を確認することができます。

自宅周辺やお気に入りスポット、旅先などで撮影し、投稿するなどの楽しみ方ができるでしょう。

 

2.集合写真を楽々撮影

サークルの集合写真や大人数での飲み会、複数人の友だちと遊びに行ったときに、記念写真を取ることがあると思います。人数が多いと中々カメラのフレーム内に収まらず、中腰になったり無理な姿勢で1カ所に集まったりと大変な思いをしたことはありませんか?

360度カメラを使えば、もうそんな苦労は必要ありません。一般的なカメラよりも撮影域が広いため、大人数でも楽に1枚の写真に収まることができます。

例えば、肩を組んで円陣を作り、その中心に360度カメラを設置すれば、全員の顔が写りながらも一般的なカメラでは決して撮ることができないユニークな写真を撮影することが可能です。遊び心のある集合写真を撮影したい方は、ぜひ試してみてください。

 

3.  自宅を撮影してバーチャルツアー

自宅を撮影してバーチャルツアー

自宅の中を360度カメラでパノラマ撮影すれば、写真や動画で自宅の中を簡単に紹介することもできます。こだわりのインテリア術を公開する際には、最適な方法でしょう。

また、360度カメラで撮影することで、友人や家族、恋人などが離れた場所にいても、同じ部屋にいる様子を撮影できます

 

4.水中を360度撮影してバーチャル水族館を作る

市販されている360度カメラの中には、水中で撮影できるように防水機能がついているタイプもあります。水中を360度撮影することができるため、幻想的な水の中の世界をそのまま映像化することが可能です。とくにダイビングを趣味としている方は、ぜひチャレンジしてみてください。お気に入りのダイビングスポットで撮影し、記念として残しておくこともおすすめです。

 

5.訪れたお店の店内を360度撮影してクリップする

自分が訪れたお店の写真を撮って、ブログなどにアップすることが習慣になっている方は多いでしょう。このときに360度カメラを使用すれば、よりリアルな店内を撮影することができます。また、お店全体が1つの球体のように見えるため、ユニークな写真が完成します。

ただし、撮影する際には他の人が入り込まないように注意することが大切です。あまり人がいない時間帯を選んで訪れる必要があるため、少し難易度が高いかもしれません。しかし、人とは異なる方法でお店の紹介をしたいときには、最適な手法だといえるでしょう。

 

まとめ

今回は、360度パノラマ写真活用術ベスト5をご紹介しました。最近は誰でも簡単に使用できる360度カメラや、スマートフォンで利用できるアプリなどが多数出回るようになり、360度パノラマ写真はより身近なものになってきています。

また、写真だけではなく、動画も360度パノラマで撮影することが可能です。水中などの、生き物がいる場所で動画を撮影すれば、その瞬間だけの生き物たちの世界をリアルに切り取れるでしょう。

360度カメラは、ここでご紹介した活用術以外にもさまざまな分野で活用されていくことが見込まれます。360度パノラマ写真・動画が今後ますます浸透していけば、私たちはより鮮やかで芸術的な画を楽しむことができるでしょう。