数あるプログラミング言語の中でも近年特に注目を集めている言語のひとつが「Python」です。

名前はよく聞くけど、どんな言語なんだっけ?という方にむけて、今回の記事では、Pythonの特徴や今Pythonを勉強するメリット、実際にPythonによって作られているサービス事例の紹介などをしていきたいと思います。

 

👍こんな方のための記事です
  • Pythonの概要を知りたい人
  • これからPythonエンジニアになろうと検討している人

 

Pythonとは?どんな言語なの?

Pythonは1990年代前半にオランダ出身のグイド・ヴァン・ロッサム氏によって開発されたインタープリタ型の高水準汎用プログラミング言語。

「読みやすく、効率もよいコードを簡単に書けるようにする」という思想がベースにあり、C言語やJavaなどと比較しても非常にシンプルな言語となっており、初めてプログラミングを勉強する方にとっても非常に取っつきやすいです。

Pythonは、Webアプリケーション開発システム管理、科学技術計算・Webシステムなど、幅広く利用されており、ここ10年ほどは機械学習ブームによって科学技術計算ツールとして高く評価されています。

Redmonk社が2020年に実施した調査によると、Pyhtonは人気の言語ランキングでJavascriptに次いで2位に輝いていることからも、いかに注目の言語なのかが伺えます。

 

なぜPythonがここまで人気を集めているのか?

GoogleやInstagram、YouTube、Evernote……あなたも必ず使用したことであろう多くの世界的サービスにPythonは使用されています。

なぜここまでPyhthonが選ばれているのか。その理由には以下のようなものが挙げられます。

 

  • 設計思想の根底にある「シンプル」主義
  • 初心者でも学びやすい
  • 開発プログラムである「ライブラリ」が数万以上もある
  • モバイルアプリからWebアプリ、ドローンのプログラミングまで用途が広い

 

シンプルに学べて、用途が幅広く、多くの人が使用していることでコミュニティを通じて多くのコードを読むことができるなど、開発者のツボをついている点が人気の秘訣と言えるでしょう。

Pythonを学ぶことでできること

機械学習・人工知能(AI)開発

Python=機械学習というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

数値計算のTensorFlow、機械学習ライブラリのscikit-learn、深層学習ライブラリーのPy-Torchなど、Pythonはライブラリが非常に充実しており、AI分野のライブラリもオープンソースとして世界中に公開されています。

今後、AI領域の発展は世界的に注目されている分野ですし、Python人気の所以でもあります。

 

活用事例

  • タクシー配車アプリの「Uber」、
  • チケット予約の検索システム「Skyscanner」
  • AIを組み込んだ産業用ロボット製造サービス「KUKA」
  • ソフトバンクロボティクスによる機械学習ロボット「Pepper」

 

Webアプリケーション開発

Pythonは特に大型プラットフォーム型サービスの開発で使われることが多いです。

有名なフレームワークとしてはフルスタックフレームワークである「Django」、スピーディで小回りのきく開発が求められる際に適した「Flask」などがあげられます。

 

活用事例

  • 世界最大の検索エンジン「Google」
  • グーグル傘下 世界最大の動画共有サービス「YouTube」
  • オンラインストレージサービス「Dropbox」
  • Facebook社による写真・動画共有サービス「Instagram」
  • 世界最大規模の掲示板サイト「Reddit」

 

モバイルアプリケーション開発

Android、iOSでのモバイルアプリケーション開発にもPythonは使用されています。

 

活用事例

  • ニュース配信サービス「Gunosy」

など

 

デスクトップアプリケーション開発

Pythonを活用することで、Windows/Mac/iPad、それぞれに対応したデスクトップアプリケーション開発もできます。

 

活用事例

  • P2Pプロトコルをベースにしたファイル共有プラットフォーム「BitTorrent」
  • 3DCG制作アプリ「Blender」
  • 暗記型学習アプリ「Anki」

 

組み込みアプリケーション開発

まだ使われる機会がすごく多いわけではないですが、組み込みアプリケーションにもPythonは使用されています。

 

データ解析・分析

ビッグデータをクローリングやスクレイピング、処理していくデータ解析・分析計ツールにもPythonは使用されています。

 

活用事例

  • データ分析・可視化ツール「Tableau」
  • 大手ECサイト「楽天」(ビッグデータ解析)
  • グルメポータルサイト「ぐるなび」

 

ブロックチェーン開発

フィンテック・仮想通貨・ブロックチェーン領域でもPythonは使用されています。

 

活用事例

・LINEトークンエコノミー事業

など

 

Pythonを学ぶメリット

Pythonを勉強することで得られるメリットには以下のようなものが挙げられます。

  • データ習得・解析の効率化
  • 注目のAIやブロックチェーンなどの領域での開発に携われる
  • 大規模サービスの開発の効率化が期待できる
  • 開発初心者としての第一歩目にもおすすめ

 

勉強がしやすい領域でありつつ、今後ニーズが高まっていく領域の開発に携われるというのは大きな魅力でしょう。

また、非エンジニアにとっても、データの習得や解析業務を大幅に効率化できるなどのメリットもあります。

 

Pythonエンジニアの市場価値の高さ

前述したように、Pythonはとっつきやすさと、アップルやGoogle、マイクロソフトなどの世界最大手のIT企業が採用していることもあり、多くの企業で採用されている実績から、非常に人気のある言語です。

すなわち、Pythonエンジニアは非常にニーズが高まっているといえるでしょう。

データ解析やAI、ブロックチェーンなどの今後の市場拡大が期待される領域に強いこともあり、Pythonエンジニアの中には年収1000万円以上の求人が提示されていることもあります。

IndeedやGreenなどの求人サイトで「Pythonエンジニア」と打ち込むと、そのヒットする求人数の多さに気づくことができます。

株式会社ビズリーチによる調査によると、プログラミング言語別年収中央値をランキング化すると、Pythonは2018年度で3番目に高い数値となっています。

そのぶん、ライバルも多い領域ではありますが、しっかりと勉強してキャリアを積めば、さまざまな可能性に恵まれるエンジニア職種なのではないかと考えます。

 

Pythonを未経験から学ぶ方法

Pythonを未経験から学ぶには、「独学」か「スクール」かの2択となります。

PythonはWeb上で学ぶプログラムや教本も販売されているので、独学で学ぶ方法もありますが、ふだんの仕事や学校の片手間でコツコツ勉強していくのは簡単ではありません。

多くの方が三日坊主で終わってしまうので、ガッツがある人以外は独学は難易度が高いでしょう。

スクールの場合、初期費用はかかるものの、「もとをとってやるぞ!」という気持ちになるのと、プロのフィードバックを受けながら、気になるところは質問して進められるのが大きなメリットです。

あなたにとって、向いている方法で、Pythonエンジニアへの一歩を踏み出しましょう!