プログラミングを勉強する方であれば一度は「MySQL(マイ・エスキューエル」についての話題を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

本稿では、MySQLの概要やインストール方法、基本的な使い方をまとめて解説いたします。

 

MySQLとは?

それでは、まずはじめに、そもそもMySQLとはどのようなものなのかについて、特徴や周辺プログラムについてを説明します。

MySQLとは?

MySQLは、世界中の多くの企業に利用されている、オープンソースのデータベース管理システムです。

米国のオラクル社が開発・提供しており、WordPressのようなWebサイトを構築するCMS(コンテンツマネジメントシステム)において、データを簡単に使用したり取得したりできるように、構造化するためのシステムとして使用されています。

MySQLの特徴

数あるデータベース管理システムの中でも、MySQLは以下のような特徴があります。

  • 世界中で最も使用されるCMSであるWordPressに強い
  • シンプルな操作性
  • 小さなアプリケーションから大規模まで、幅広く対応できる
  • オープンソースで、基本的に無料で使用できる
  • Mac,Windows,LinuxなどさまざまなOSで使用できる
  • バックアップ、リカバリー機能などの搭載
  • 「SSH」「SSL」接続によるセキュリティの高さ

 

MySQL関連ソフト・管理ツール

人気のMySQLですが、MySQL単体ではCMSは動きません。PHP、php-mysqlモジュール、Webサーバーなどが必要です。

MySQLの関連ツールとして、以下のようなものもあるので、使用を検討してみてもいいでしょう。

phpMyAdmin

Webブラウザ上でデータ管理ができます。ブラウザで操作できるので、Windows、Mac、LinuxいずれのOSでも使用できます。

Sequel Ace

軽くて使いやすいMacユーザー向けのツールです。

HeidiSQL

軽く、高機能なWindows向けのツールです。

 

MySQLの動作を理解するために必要な知識

続いて、実際にMySQLを動かしていく上で、抑えておきたいポイントを紹介します。

リレーショナルデータベース

データベースにおけるデータの保存方法は「階層型データベース」「ネットワーク型データベース」などいろいろありますが、MySQLでは「リレーショナルデータベース」という形式を採用しています。

これは、簡単に言うと「列と行で構成されているデータベース」のこと。Excelの表計算のように「列」に企業名や所在地などを入力し、「行」に各関連データを入力していくような形式です。

SQLを使用するデータベース管理システムは「RDBMS(Relational DataBase Management System)」と呼ばれており、MySQLもRDBMSの一つです。

特徴としては以下のような点が挙げられます。

  • SQLによって操作できる
  • 複雑なデータの扱いができる
  • 複雑なデータが扱える分、仕様変更時の柔軟性は低い
  • 処理速度が遅くなる

反対に、SQLを使わないデータベース管理システムは「NoSQL(Not only SQL)」と呼ばれており、以下のような特徴があります。

  • よりスムーズにデータ取得や格納ができる
  • 大規模データに対応できる
  • データの整合性を保つのが苦手
  • データ加工が難しい

それぞれのデータベースの特徴を理解した上で、実際に手を動かしていくことをおすすめします。

 

クライアントサーバーモデル

MySQLの特徴として、クライアントサーバーモデルであることが挙げられます。

クライアントサーバーモデルとは、クライアント側にプログラムソフトをインストールして、サービスを提供するサーバーとの役割分担をしたシステムモデルのことです。

各種データが保存されるサーバーにアクセスするために、SQLを用いてクライアントが要求をサーバーに送信します。

クライアントサーバーモデルは、クライアントとサーバーの役割が明確に分かれているため、エラーが発生した際にどこに要因があるのかを特定しやすい点があります。

また、いうれかに負荷を集中させず、分散しやすいのも特徴です。

 

MySQLインストール方法

それでは、実際に無料提供のMySQLをWindows環境にインストールする方法を紹介します。

インストール手順

ダウンロードページにアクセス

まずはこちらのダウンロードページへアクセスしてください。

https://dev.mysql.com/downloads/installer/

バージョン選択し、ダウンロードをクリック

なにか指定のバージョンを使用したい場合は、対応したバージョンを選択すればよいですが、基本的には最新バージョンをダウンロードするようにしましょう。

1つ目のと「mysql-installer-web-community」と2つ目の「mysql-installer-community-8.0.25.0.msi」がありますが、違いは、前者がネット環境下でのダウンロード、後者がネットがつながっていない状態でのダウンロードです。

今回は前者を選択しましょう。

ログインを求められます。オラクルアカウントをお持ちの方はログインしてもよいですが、画面左下の「No thanks, just start my download.」からダウンロードできます。

ダウンロードファイルを実行し、インストール

ダウンロードが完了したら、ファイルを実行しましょう。

その後、ライセンスを読み、チェックボタンをチェックしてから、「Next」をクリック。

その後、セットアップ方法を聞かれるので、「Developer default」を選択。(余計なソフトをダウンロードしたくない方は、「Custom」から必要なものだけを選択するのもよいでしょう。)

「Execute」を押せば、インストールがスタートします。

製品構成画面

無事にインストールが完了したら、インストール後の設定に移ります。

「Product Configuration」と書かれた画面では「Next」をクリック。

「High Availability」という画面では、「Standalone MySQL Server」を選択して「Next」をクリックしましょう。

「Type andType and Networking」画面では、そのまま「Next」を押していただいて大丈夫です。

認証方式/パスワード/サービス設定

「Authentication Method」では上の(RECOMMENDED)と書かれた方を選択して「Next」をクリック。

「Accounts and roles」では、Rootアカウントのパスワードを2回入力して、「Next」をクリック。

「Windows Service」では、Windowsのサービスとして動作させるかどうかを聞かれます。今回はWindows向けの開設なので、そのまま「Next」をクリック。

「Apply Configuration」では、最終確認をして、特に問題なさそうであれば「Execute」をクリック。

最後に「Finish」を押すと、インストールが完了します。

 

MySQLの基本的な使い方

MySQLの基本的な使い方のフローを紹介します。

サーバーへのログイン

まずはサーバーのログインをしましょう。

Windowsであれば、「コマンドプロンプト」、Macなら「Terminal」を使用します。

“mysql -u root -p”と入力すると、パスワードを入力するように言われるので、インストールした際のパスワードを入力し、ログインしましょう。

データベースの作成

サーバーへログインできたら、今度はデータベースの作成に移りましょう。

“create database (データベース名);”を入力することで、新規のデータベースが作成できます。

テーブル作成

続いて、データベースを指定し、テーブルを作成しましょう。

テーブルを作成する際はCREATE TABLE文を使用します。

データ新規登録

テーブルにデータを新規登録する際は以下で可能です。

“insert into (データベース名) values((フィールド名),’(データ型)’);”

ログアウト

“exit”コマンドを入力することで、ログアウトできます。

 

MySQLを学ぶ方法

MySQLをこれから集中的に学びたい!という方へ、学習方法を紹介します。

パターンとしては、大きくわけて「独学」か「スクール」が挙げられます。

独学のメリット

費用を浮かせつつ、自分のペースで学習したい!という方には独学がおすすめです。

教本を注文し、その内容に沿ってコツコツ勉強していくスタイルです。

独学のデメリット

よくも悪くも自分の向上心やスケジュール管理能力に依存した勉強方法になるので、三日坊主になってしまう可能性が高いことです。

また、一人で勉強していくことになるので、周囲からフィードバックを受けられなかったり、気になったことがあったときに聞けないといったことでつまずきやすい勉強方法ともいえるでしょう。

スクールのメリット

スクールは、独学と違って、プロからのフィードバックを受けながら学習できるのが大きな特徴です。フィードバックの数が上達度を左右するといっても過言ではありません。

また、一緒に学習する仲間がいたり、プロフェッショナル監修のカリキュラムがあることで、「続けやすい」というのも大きなメリットといえるでしょう。

くわえて、その後の就職や転職支援もしてくれることがあるので、初期費用はかかるものの、元をとりやすい設計になっています。

スクールのデメリット

やはり、スクールに通う上で、受講料がかかる点です。

また、学校に通う、通学式のスクールの場合、通学時間も必要となります。オンラインスクールであれば、自宅にいながら学習できるので、そのあたりの時間設計は柔軟にできます。

独学があう人、スクールがあう人

独学は、自分でコツコツ意志を持って学んでいける!という方にとってはおすすめです。

ただ、ふだんの仕事や学校がある中で、休みを削って勉強していくのは簡単なことではありません。

もし「続けていくのに自信がない」「本気でプログラミングを仕事にしたい」という方であれば、初期費用を投資して、スクールで学習するのがマッチしているといえるでしょう。

 

まとめ

最後になりましたが、MySQLはウェブ制作の仕事をやっていきたいのであれば、ぜひともおさえておきたい技術のひとつです。

ぜひともマスターして、ご自身のキャリアアップにつなげてください。

デジハリオンラインスクールでは、将来の目標にむけてがんばるあなたを応援しています!