動画編集は独学でも勉強できる？練習方法の流れやスクールとの比較を紹介

動画編集スキルは、YouTubeやSNSの普及により需要が急増している分野です。

実際、フリーランスの動画編集者の中には、月収50万円以上を稼ぐ方も珍しくありません。

総務省の調査によると、動画配信市場は2025年には1兆円規模に達すると予測されており、それに伴って動画編集者の需要も右肩上がりで増加しています。

本記事では、動画編集を独学で学ぶ方法から、効率的な練習の流れ、スクールとの比較まで詳しく解説します。

動画編集の市場動向と将来性

動画編集の仕事は、YouTubeの広告収益だけでなく、企業のプロモーション動画、オンライン教育コンテンツ、バーチャルイベントの映像制作など、多岐にわたります。特に2020年以降、リモートワークの普及により、オンラインでの情報発信の重要性が高まり、質の高い動画コンテンツへのニーズが爆発的に増加しました。

企業の動画マーケティング予算も以前より増加傾向にあり、ブログやオウンドメディアのようなテキストメディアだけでなくYouTubeやTikTokなどの動画プラットフォームで広告配信をするのも当たり前になってきました。

このような背景から、業界によって注力度合いは変わりますが、動画編集者のニーズも向上してきているといえるでしょう。

動画編集は独学でも勉強できる？

結論から言えば、動画編集は独学でも基礎的なスキルは習得可能です。実際、多くの編集者が独学からスタートしています。ただし、プロとして活躍するレベルに到達するには、体系的な学習と適切な指導が重要になってきます。

また「三日坊主にならないようにする」のがなかなか難しいハードルです。

独学で成功している編集者の多くは、既に他の分野でクリエイティブな経験を持っていたり、IT関連の知識があったりするケースが多いのが実情です。完全な初心者が独学だけでプロレベルに到達するには、相当な努力と時間、そして正しい学習方法の選択が不可欠となります。

インターネット上には無料の教材や情報がありますが、情報の質にばらつきがあり、最新のトレンドや業界標準を把握するのは独学では限界があるのも事実です。特に、クライアントワークで求められる納期管理やコミュニケーションスキル、業界特有の慣習などは、独学では学びにくい部分です。

用意が必要なもの

動画編集を始めるには、適切な機材とソフトウェアが必要です。

パソコンは最低でもCore i5以上のCPU、メモリ16GB以上が推奨されます。4K編集を視野に入れるなら、より高性能なCore i7やメモリ32GBが理想的でしょう。ストレージはSSDで500GB以上あると快適に作業できます。また、独立したGPUがあると、レンダリング時間を大幅に短縮できるため、作業効率が格段に向上します。

編集ソフトは、初心者の方は無料のDaVinci Resolveから始めることができます。ただし、業界標準として広く使われているAdobe Premiere Proを早い段階で習得しておくと、仕事の幅が広がります。月額2,728円の投資は、将来的な収入を考えれば十分に回収可能な金額と言えるでしょう。After Effectsも含めたCreative Cloudコンプリートプランなら、月額6,480円ですべてのAdobe製品が使えるようになります。

さらに、見落としがちですが重要なのが、作業環境の整備です。長時間の編集作業に耐えられる椅子、目の疲れを軽減するモニター、正確な色調整のためのカラーマネジメントモニターなど、プロとして活動するなら投資すべき機材は多岐にわたります。初期投資として20万円から30万円程度は見積もっておく必要があります。

もちろん、中には高額の設備投資がしにくいという方もいらっしゃると思います。その場合、まずはPC1台でスタートすることもできます。

動画編集ソフトを独学で身に付けるのに必要な時間

動画編集スキルの習得期間は、目指すレベルと学習時間によって大きく変わります。初級レベルであれば、1日2〜3時間の学習で約1ヶ月程度である程度の基本操作は身に付きます。この段階では、ソフトの基本的な使い方やカット編集、簡単なテロップ挿入などができるようになります。

しかし、実際の案件で求められる中級レベルに到達するには、さらに2〜3ヶ月の継続的な学習が必要です。この期間にカラーグレーディングや音声編集、基本的なモーショングラフィックスなどを習得していきます。さらに上級レベル、つまりプロとして独立できるレベルを目指すなら、最低でも6ヶ月以上の集中的な学習期間を見込む必要があります。

重要なのは、この期間中に正しい方向性で学習を進められるかどうかです。

独学では遠回りをしてしまうことも多く、実際にはもっと長い時間がかかるケースも少なくありません。デジハリ・オンラインスクールのような専門機関では、6ヶ月の集中カリキュラムで、独学なら1年以上かかる内容を効率的に学ぶことができます。

動画編集を独学で勉強するメリット・デメリット

独学での動画編集学習には、それぞれメリットとデメリットが存在します。これらを理解した上で、自分に最適な学習方法を選択することが重要です。

メリット

独学の最大のメリットは、自分のペースで学習を進められることです。仕事や学業と両立しながら、空いた時間を活用して少しずつスキルを身に付けることができます。深夜や早朝など、自分の都合の良い時間に学習できる柔軟性は独学ならではの利点でしょう。

また、興味のある分野から始められるため、モチベーションを維持しやすいという特徴もあります。

例えば、ゲーム実況の編集に興味があれば、その分野に特化した学習から始めることで、楽しみながら技術を習得できます。費用面でも、無料の教材を活用すれば初期投資を抑えながら学習を始められるのは魅力的です。

デメリット

一方で、独学には見逃せないデメリットも存在します。最も大きな課題は、体系的な学習カリキュラムがないことです。

何から始めて、どのような順序で学習を進めればよいか分からず、効率的でない学習方法に陥りやすくなります。実際、独学で始めた多くの人が「もっと早く基礎を固めておけばよかった」と後悔しています。

さらに、疑問点が生じた際にすぐに質問できる環境がないことも大きな障壁となります。エラーの解決方法や、より効率的な編集方法など、経験者なら簡単に答えられることでも、独学では何時間も悩んでしまうことがあります。

また、最新の業界トレンドや実務で求められるスキルを把握しにくいのも独学の限界です。動画編集の世界は技術の進歩が早く、常に新しい手法やツールが登場します。プロの現場で何が求められているかを知らないまま学習を続けても、実際の仕事で通用しないスキルばかり身に付けてしまう可能性があります。

動画編集に必要なスキル

動画編集者として活躍するためには、単にソフトを操作できるだけでなく、クリエイティブな感性と技術的なスキルの両方が求められます。さらに、クライアントのニーズを理解し、それを映像で表現する能力も重要です。

基本的な編集スキル

動画編集の基礎となるのは、カット編集の技術です。不要な部分を削除し、必要な部分をつなぎ合わせる作業は、すべての編集の土台となります。特に重要なのが「ジャンプカット」と「Lカット/Jカット」という技法です。

ジャンプカットは同じアングルで時間を飛ばす技法で、YouTubeの解説動画などでよく使われています。例えば、10分の説明を3分に凝縮する際、話者の「えー」「あのー」といった言い淀みを自然にカットすることで、テンポの良い動画に仕上げることができます。

Lカット/Jカットは、音声と映像をずらして切り替える高度な技法です。インタビュー動画で話者の音声を残しながら関連する資料映像に切り替えたり、次のシーンの音声を先に流して視聴者の興味を引いたりする際に使用されます。これらの技法を適切に使いこなせるようになると、プロフェッショナルな印象の動画を制作できるようになります。

さらに、音声編集のスキルも欠かせません。適切な音量バランス、ノイズ除去、音楽と効果音の選定など、聴覚的な要素は動画の印象を大きく左右します。特に最近では、ASMRやポッドキャスト形式の動画も増えており、高度な音声編集技術が求められるようになっています。

カラーグレーディングスキル

カラーグレーディングは、動画の雰囲気や世界観を決定づける重要な要素です。同じ映像でも、色調整次第で全く異なる印象を与えることができます。映画「マトリックス」の緑がかった色調が独特の世界観を生み出しているように、適切なカラーグレーディングは作品の質を大きく向上させます。

基本的な流れとしては、まずカラーコレクションで色の偏りを補正し、次にプライマリーグレーディングで全体の明るさやコントラストを調整します。その後、セカンダリーグレーディングで特定の色域だけを調整し、最後にスタイライズで作品全体の雰囲気を統一します。

例えば、企業のブランディング動画では、コーポレートカラーを意識した色調整が求められます。温かみのある企業イメージを演出したい場合は暖色系でまとめ、クールで先進的なイメージなら寒色系でまとめるなど、目的に応じた色彩設計が必要になります。

最近では、HDRコンテンツの需要も増えており、より広い色域と輝度範囲を扱える技術も求められています。これらの高度な技術は、独学では習得が困難な分野の一つです。

モーショングラフィックススキル

モーショングラフィックスは、静止画やテキストに動きを加える技術で、現代の動画編集において最も需要が高いスキルの一つです。企業の説明動画や商品紹介、データの可視化など、様々な場面で活用されています。

基本的なテキストアニメーションから始まり、複雑なインフォグラフィックスの制作まで、幅広い表現が可能です。After Effectsのような専門ソフトを使いこなすことで、2Dだけでなく3D空間での表現も可能になり、より印象的な動画を制作できるようになります。

実際、モーショングラフィックスのスキルを持つ編集者は、そうでない編集者と比べて案件単価が2〜3倍になることも珍しくありません。このスキルは独学でも習得可能ですが、効率的に学ぶためには体系的なカリキュラムと実践的な課題が重要になってきます。

ストーリーテリング能力

技術的なスキルに加えて、ストーリーテリング能力も動画編集者には欠かせません。素材をただつなぎ合わせるのではなく、視聴者の感情を動かし、メッセージを効果的に伝える構成を考える必要があります。

起承転結の構成、感情曲線の設計、視聴者の注意を引き続ける工夫など、映像を通じて物語を語る技術は、経験と学習によって磨かれます。この能力は、特に企業のブランディング動画や、商品・サービスの紹介動画で重要になります。

動画編集者の具体的な仕事内容

動画編集者の仕事は、単に映像を編集するだけではありません。

企画段階から参加することもあれば、撮影現場でディレクターと相談しながら編集プランを立てることもあります。

一般的な案件の流れとしては、まずクライアントとの打ち合わせから始まります。動画の目的、ターゲット層、予算、納期などを確認し、それに基づいて編集方針を決定します。次に、提供された素材を整理し、ラフカットと呼ばれる仮編集を行います。この段階でクライアントからフィードバックを受け、修正を重ねながら完成度を高めていきます。

最終的な納品までには、平均して3〜5回の修正が入ることが一般的です。この修正対応のスムーズさが、クライアントからの評価を左右し、継続的な仕事の獲得につながります。

独学で動画編集スキルを身に付ける練習方法

効果的な練習方法を知ることで、独学でもある程度のスキルアップは可能です。ただし、正しい方向性を保ちながら学習を進めることが重要です。

ステップ1：基礎知識の習得

まず最初に行うべきは、動画編集ソフトの基本操作を完全に理解することです。YouTubeには各ソフトウェアの公式チュートリアルがあり、基本的な操作方法を学ぶことができます。ただし、情報が断片的になりがちなので、体系的に学ぶ意識を持つことが大切です。

この段階では、プロジェクトの作成方法から素材の読み込み、タイムラインへの配置、基本的なカット編集まで、一通りの操作を身に付けます。1日2〜3時間の学習を続ければ、2週間程度で基本操作は習得できるでしょう。並行して、フレームレートや解像度、コーデックといった動画の基礎知識も学んでおくことで、後の学習がスムーズに進みます。

ただし、独学の場合、どの機能から学べばよいか、どの程度まで深く理解すればよいかの判断が難しいという課題があります。結果として、使わない機能に時間を費やしたり、重要な基礎を見落としたりすることがあります。

ステップ2：模倣による実践練習

基本操作を覚えたら、既存の動画を模倣する練習が効果的です。好きなYouTuberの動画やCMの編集スタイルを分析し、同じような編集を再現してみましょう。この「完コピチャレンジ」は多くのプロ編集者も通ってきた道です。

例えば、人気YouTuberのオープニング15秒を完全に再現することから始めてみてください。カットのタイミング、トランジションの種類、テロップの出現タイミング、BGMとの同期など、細部まで観察して再現することで、プロの技術を体で覚えることができます。

ただし、この段階で注意すべきは、なぜそのような編集が効果的なのかを考えながら模倣することです。単なるコピーではなく、編集の意図を理解することが、オリジナルの作品を作る際の土台となります。しかし、独学では編集の意図や理論的な背景を正確に理解することが難しく、表面的な模倣に終わってしまうリスクがあります。

ステップ3：オリジナル作品の制作

模倣練習である程度の技術が身に付いたら、いよいよオリジナル作品の制作に挑戦します。最初は30秒程度の短い動画から始めることをおすすめします。例えば、身の回りの日常を切り取った映像日記や、趣味を紹介する1分動画など、完成までの道のりが見えやすいテーマを選びましょう。

制作過程では、企画段階から撮影、編集、書き出しまで、動画制作の全工程を経験することが大切です。完成した作品はSNSやYouTubeに投稿して、視聴者からのフィードバックを得ることも重要な学習プロセスとなります。

しかし、独学でオリジナル作品を制作する際の課題は、自分の作品を客観的に評価することが難しいことです。プロの目から見た改善点や、業界標準との差を認識することは、独学では限界があります。

ステップ4：実践的なプロジェクトへの挑戦

基礎的なスキルが身に付いたら、より実践的なプロジェクトに挑戦しましょう。友人の結婚式のムービー制作、地域のイベントの記録動画、小規模ビジネスのプロモーション動画など、実際のクライアントワークに近い経験を積むことが重要です。

この段階では、納期管理、クライアントとのコミュニケーション、修正対応など、技術以外のスキルも求められます。これらの経験は、将来的にプロとして活動する際の貴重な財産となります。

動画編集を独学で勉強する方法

独学で動画編集を学ぶ方法は複数ありますが、それぞれに特徴があります。自分の学習スタイルに合わせて、適切な方法を選ぶことが重要です。

YouTube動画での学習

YouTubeは無料で利用できる優れた学習リソースです。国内外の編集者が様々なテクニックを公開しており、基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。特に海外のチャンネルには最新の編集トレンドを紹介している動画も多く、字幕機能を使えば言語の壁も超えられます。

しかし、YouTubeの情報は玉石混交で、正しい情報とそうでない情報を見極める必要があります。また、断片的な知識になりがちで、体系的な学習には向いていない側面もあります。さらに、個人の編集者が公開している情報の中には、著作権やライセンスに関する認識が甘いものもあり、そのまま真似すると問題になる場合もあります。

書籍を使った学習

動画編集の本は、理論的な知識を深めるのに適しています。ソフトウェアの公式ガイドブックや、映像編集の基礎理論を解説した専門書など、様々な書籍が出版されています。手元に置いておけば、作業中の疑問をすぐに解決できる利点があります。

ただし、動画編集は実践的なスキルなので、本だけで学ぶには限界があります。また、ソフトウェアのアップデートに対応できないという問題もあります。特に、Adobe製品は年に数回大型アップデートがあり、書籍の情報がすぐに古くなってしまいます。

コミュニティへの参加

FacebookグループやDiscordサーバーなど、動画編集者が集まるオンラインコミュニティへの参加は、モチベーション維持に効果的です。作品へのフィードバックを受けたり、技術的な質問をしたりできる環境は独学者にとって貴重です。

しかし、コミュニティでの情報も必ずしも正確とは限らず、プロの視点からの的確なアドバイスを得るのは難しい場合があります。また、アマチュアレベルのコミュニティでは、「それなりのクオリティ」で満足してしまい、プロレベルを目指す上での障害になることもあります。

独学で動画編集を勉強する時の注意点

独学を進める上で、以下の点に注意することで、より効果的な学習が可能になります。

学習計画を立てる

独学で最も陥りやすい失敗は、場当たり的な学習になってしまうことです。明確な目標設定と、それを達成するための具体的な計画が不可欠です。3ヶ月後にどのレベルに到達したいか、そのために毎日何時間学習するか、どのような順序で技術を習得するかを明確にしておきましょう。

ただし、独学では自分の現在地を正確に把握することが難しく、適切な目標設定自体が困難な場合も多いのが実情です。結果として、非現実的な目標を立てて挫折したり、逆に低い目標に満足してしまったりすることがあります。

基礎を疎かにしない

高度な技術に憧れて基礎練習を軽視してしまうと、後々大きな壁にぶつかることになります。カット編集やテロップ挿入といった基本技術は、すべての編集作業の土台です。地味に感じるかもしれませんが、これらの基礎技術の精度が、最終的な作品のクオリティを左右します。

プロの編集者は、基礎技術を無意識レベルで使いこなせるため、クリエイティブな部分に集中できます。独学では、この基礎固めの重要性を理解しづらく、早い段階で応用技術に手を出してしまいがちです。

アウトプットを継続する

学んだ技術は実践しなければ身に付きません。定期的に作品を制作し、SNSなどで公開することで、実践的なスキルが身に付きます。ただし、独学では作品の品質を客観的に評価することが難しく、成長の方向性を見失うこともあります。

また、モチベーションの維持も大きな課題です。一人で黙々と作業を続けていると、進歩を実感しにくく、途中で挫折してしまうケースが多々あります。

フィードバックを求める

独学の最大の弱点は、プロからの的確なフィードバックを得られないことです。オンラインコミュニティでの評価も参考になりますが、実際の仕事で求められるレベルとのギャップを埋めるのは困難です。

プロの編集者からの具体的なアドバイスは、数ヶ月分の独学に匹敵する価値があります。しかし、独学ではそのような機会を得ることが難しく、効率的な成長を妨げる要因となっています。

独学で難しい人におすすめの動画編集スクール

ここまで独学での学習方法を紹介してきましたが、効率的にプロレベルのスキルを身に付けたい方、確実にキャリアチェンジを成功させたい方には、動画編集スクールという選択肢があります。スクールでは体系的なカリキュラムと経験豊富な講師陣による指導で、最短距離でプロフェッショナルなスキルを習得できます。

スクール選びのポイント

動画編集スクールを選ぶ際は、実践的なカリキュラムが用意されているか、現役で活躍する講師から直接指導を受けられるか、卒業後のサポート体制が充実しているかなどを確認することが重要です。また、オンライン形式か通学形式かも、ライフスタイルに合わせて選択する必要があります。

特に重要なのは、実際の案件を想定した課題が豊富に用意されているかどうかです。理論だけでなく、クライアントワークで必要となる実践的なスキルを身に付けられるスクールを選びましょう。

ここからおすすめの動画編集スクールを紹介します。

※掲載情報は2025年11月時点での情報です。詳細・最新情報は各講座ページでご覧ください。

デジハリ・オンラインスクールの動画編集講座

項目	内容
スクール名	デジハリ・オンラインスクール
コース	動画クリエイター講座
授業料	295,680円（税込）
受講期間	6ヶ月
学習形式	オンライン完結
使用ソフト	Adobe Premiere Pro、After Effects、Photoshop、Illustrator、DaVinci Resolve

デジハリ・オンラインスクールの動画クリエイター講座は、1994年からクリエイター教育に力を入れているデジタルハリウッドの教育ノウハウを活かした実践的なカリキュラムが特徴です。

現役クリエイターによる動画教材は何度でも視聴可能で、仕事が忙しい社会人でも自分のペースで学習を進められます。

カリキュラムでは、Premiere ProとAfter Effectsの基本操作から、プロの現場で求められる高度な編集技術まで段階的に習得できます。企画構成、撮影技法、編集、モーショングラフィックス、カラーコレクションまで、動画制作の全工程を網羅。YouTubeやSNS向けの動画制作はもちろん、企業のプロモーション動画やウェブCMなど、幅広いジャンルに対応できるスキルが身につきます。

特筆すべきは充実したキャリアサポートです。専門のキャリアカウンセラーが在籍し、転職相談やポートフォリオ制作のアドバイスを受けられます。

また、クリエイティブ業界とつながりが深く、デジタルハリウッドの卒業生ネットワークを活用した求人情報の提供や、フリーランス向けの案件紹介もあり、学習後のキャリア形成を強力にバックアップ。Adobe Creative Cloudの学生版ライセンスも1年間付属するため、卒業後も継続して制作活動ができる環境が整っています。

他校と比較したデジハリ・オンラインスクールの特徴は以下です。

【デジハリ・オンラインスクール】映像制作×マーケティングを学ぶ講座

デジタルハリウッドSTUDIO

項目	内容
スクール名	デジタルハリウッドSTUDIO
コース	動画クリエイター専攻
授業料	445,500円（税込）
受講期間	4ヶ月
学習形式	通学＋オンライン
使用ソフト	Adobe Premiere Pro、After Effects、Photoshop、Illustrator、DaVinci Resolve

デジタルハリウッドSTUDIOは、プロの制作環境で学べる通学型スクールです。最新の機材を使った撮影実習や、スタジオでの編集作業など、実際の制作現場に近い環境で学習できるのが特徴です。

対面で講師から直接指導を受けられるため、疑問点をその場で解決できます。企業と連携した実案件にも挑戦でき、在学中から実績を積むことが可能。卒業制作では、自分の作品を業界関係者にプレゼンテーションする機会もあります。

卒業後も施設を利用できる特典があり、高性能なPCや撮影機材を使って制作活動を続けられます。デジタルハリウッドの強力な業界ネットワークを活用した就職支援も受けられ、大手制作会社への就職実績も豊富です。

ヒューマンアカデミー

出典：ヒューマンアカデミー

項目	内容
スクール名	ヒューマンアカデミー
コース	動画クリエイター総合コース
授業料	184,360円（税込）
受講期間	3~6ヶ月
学習形式	オンライン＋通学（全国23校舎）
使用ソフト	Adobe Premiere Pro、After Effects、Photoshop、Illustrator

ヒューマンアカデミーは全国に校舎を展開する大手スクールで、オンラインと通学を組み合わせたブレンド型学習が可能です。動画クリエイター総合コースでは、動画編集だけでなく、デザインの基礎から学べるため、より質の高い動画制作ができるようになります。

現役クリエイターの講師陣による実践的な指導が受けられ、業界の最新トレンドを反映したカリキュラムで学習できます。ポートフォリオ制作に力を入れており、就職・転職活動で有利になる作品集を完成させられるのが強みです。

就職サポートも充実しており、専任のキャリアカウンセラーが個別に転職活動をサポート。提携企業への推薦制度もあり、未経験からの転職事例も多くあります。

DMM WEBCAMP

出典：DMM WEBCAMP

項目	内容
スクール名	DMM WEBCAMP
コース	動画クリエイターコース
授業料	169,800円〜334,800円（税込）
受講期間	4週間〜16週間
学習形式	オンライン完結
使用ソフト	Adobe Premiere Pro、After Effects、Photoshop、Illustrator

DMM WEBCAMPの動画クリエイターコースは、短期集中で実践的なスキルを身につけたい社会人におすすめです。週2回のメンタリングで学習の進捗管理やモチベーション維持をサポートし、挫折しにくい環境が整っています。

カリキュラムは実際の案件を想定した課題中心で、YouTube動画やSNS広告動画など、需要の高いジャンルの制作スキルを効率的に習得できます。現役エンジニアによるコードレビューも受けられるため、動画にプログラミング要素を組み込んだインタラクティブなコンテンツ制作も学べます。

返金保証制度があり、学習開始から8日間以内であれば全額返金が可能。また、転職サポートもあり、キャリアアドバイザーによる求人紹介や面接対策を受けられます。

MOOCRES

出典：MOOCRES

項目	内容
スクール名	MOOCRES
コース	動画クリエイター養成コース
授業料	374,000円（税込）
受講期間	4ヶ月
学習形式	オンライン＋通学選択可
使用ソフト	Adobe Premiere Pro、After Effects、Photoshop

MOOCRESは、少人数制の実践型カリキュラムが特徴の動画編集スクールです。最大6名のクラスで、一人ひとりに合わせた丁寧な指導を受けられます。現役フリーランスの講師が、実際の案件を題材にした授業を行うため、現場でいきるスキルが身につきます。

授業は週末に集中して行われるため、平日は仕事に専念できます。オンライン受講も可能で、地方在住の方でも質の高い教育を受けられます。After Effectsを使った高度なモーショングラフィックスも学べ、他の編集者と差別化できるスキルを習得できます。

卒業後の案件獲得サポートが充実しており、講師から直接案件を紹介してもらえることも。

studio US

出典：studio US

項目	内容
スクール名	studio US
コース	動画クリエイター総合コース
授業料	220,000円（税込）
受講期間	無期限
学習形式	オンライン完結
使用ソフト	Adobe Premiere Pro、After Effects、Photoshop、Illustrator

studio USは、1000本以上の動画教材が見放題で、自分のペースで学習を進められるオンラインスクールです。受講期限がないため、仕事が忙しい時期は学習をセーブし、余裕がある時に集中して取り組むことができます。

実践的な課題が多く用意されており、様々なジャンルの動画制作スキルを身につけられます。企業案件にも挑戦でき、在学中から収入を得ることも可能。講師への質問は無制限で、LINEでいつでも相談できる手軽さも魅力です。

卒業後は、studio USが運営する動画制作会社から案件を受注できるチャンスもあります。

プロの動画編集者になるための心構え

動画編集者として成功するためには、技術的なスキルだけでなく、プロフェッショナルとしての心構えも重要です。

まず、常に学び続ける姿勢が不可欠です。技術の進歩が早い業界なので、現状に満足せず、新しい技術やトレンドを積極的に取り入れる必要があります。また、クライアントの要望に応えるだけでなく、それを超える価値を提供する意識も大切です。

締切を守ることは当然として、クオリティとスピードのバランスを取ることも重要です。完璧を求めすぎて納期に遅れるのも、スピードを重視しすぎて品質が低下するのも、プロとしては失格です。

さらに、コミュニケーション能力も欠かせません。クライアントの意図を正確に理解し、それを映像で表現する能力は、技術と同じくらい重要です。修正依頼に対しても、単に指示通りに直すのではなく、より良い提案ができるようになることが、信頼される編集者への道です。

まとめ

動画編集は独学でも基礎的なスキルは習得可能ですが、プロとして活躍できるレベルに到達するには、相当な努力と時間が必要です。独学には自由度の高さというメリットがある一方、体系的な学習の難しさ、最新トレンドの把握の困難さ、的確なフィードバックの不足といった課題があります。

本気で動画編集者として活躍したい方、効率的にスキルを身に付けたい方は、プロの指導を受けられるスクールでの学習を検討することをおすすめします。特にデジハリ・オンラインスクールは、長年の実績と充実したカリキュラム、手厚いサポート体制により、あなたの夢の実現を強力にバックアップしてくれるでしょう。

動画コンテンツの需要は今後も拡大し続けることが確実視されています。5G通信の普及により、より高品質な動画コンテンツが求められるようになり、それに伴って優秀な動画編集者への需要も高まっていくでしょう。

今こそ、動画編集者としてのキャリアをスタートさせる絶好のタイミングです。独学で始めるにせよ、スクールで学ぶにせよ、大切なのは一歩を踏み出すことです。これからのチャレンジを応援しています！

デジハリ・オンラインスクール

「クリエイターのたまご」の皆さんに贈る、デジタルハリウッドのお役立ちWebマガジン！ 「クリエイターになりたいなぁ」と、ちょっとでも思ったことのあるあなたは、「くりたま」です。