PHPやJavaなど、さまざまな種類があるプログラミング言語ですが「逆に種類が多過ぎて、どの言語を学習すればいいのか分からない」「将来、プログラムを扱うプログラマーやシステムエンジニアなどの仕事に就くなら、どんなプログラミング言語を勉強すれば有利なんだろう」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
世界中で使われるプログラミング言語の種類や簡単な特徴について考えてみましょう。
古くから使われる「C言語」の特徴
古くから存在するプログラミング言語の1つが「C言語」です。C言語は、OSや他のプログラミング言語を開発するシーンで未だに使われています。扱いや学習が難しいと言われることもあり、あまり初心者向きの言語とはいえないかもしれません。
しかし、古くから需要があるということは、それだけ廃れにくく、安定して一定の開発環境で使われているということです。さまざまなシステムに触れるようになりたい場合には、学習しておいて損はないプログラミング言語です。
日本産のプログラミング言語「Ruby」
昔ながらのプログラミング言語から始まって、世界中の開発環境や目的に応じるような形で新しいプログラミング言語が生まれ続けてきました。
そんな中、日本発のプログラミング言語が存在するのをご存じでしょうか?
まつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語「Ruby」です。
Rubyは、スマホゲームやWebサービスなどさまざまな開発環境に対応できるという特徴を持っているプログラミング言語です。また、簡易的な言語であり、プログラマーやエンジニアなどの開発者側への制限もあまりないため、人気があります。
もちろん、Rubyにもデメリットが存在します。
例えば、自由度の高い開発言語である半面、プログラム初心者が学習用のソースコードを記述すると、無駄なソースが増え過ぎてごちゃごちゃした分かり難い記述になりがちです。
同様にプロの開発現場でも、1人のプログラマーが記述したコードが第三者である別のエンジニアには伝わりにくい可能性もあります。
「Java」や「Python」など他の言語の特徴
例えば、Ruby以外の汎用的な言語として「Python(パイソン)」が挙げられます。
だれが書いても、簡潔で分かりやすい綺麗なコードになるため、無駄なコードを記述しない分、学習のパフォーマンスが高く初心者が入りやすいプログラミング言語と言えるかもしれません。
ただし、英語圏の開発の場で利用されるは多いですが、日本ではあまり馴染みがありません。
プログラミングの世界でよく聞く「オブジェクト指向」を初めて学ぶなら、「Java」がおすすめです。一方で、Javaを使った開発はどうしても大規模なものになりがちなので、気軽なプログラミング言語とは呼べないのかもしれません。
しかし、Javaは、さまざまなアプリケーション開発に利用できる点とコンピュータのOSに依存しないという優れた特徴を持ちます。
Java以外のプログラミング言語を学習する際にも応用が利くので、「どのプログラミング言語を学ぶのか悩む」というときには、Javaを選択すれば良いのかもしれません。
また、JavaでAndroidアプリを開発できたりもします。
まとめ
プロの開発現場で活躍することを視野に入れるのであれば、JavaやC言語など、学習の段階で「技術者としてしっかりとした土台」が作れるプログラミング言語を選択するべきかもしれません。
しかし、学ぶのが難し過ぎて途中で挫折してしまっては本末転倒です。
初心者に易しく汎用性が高い、他のプログラミング言語を選ぶのも良いと思います。
長所と短所をしっかりと把握して、将来につながるプログラミング言語を学習しましょう。