Web業界やホームページ制作会社への就職または転職を考えている方々にとって、「HTML5プロフェッショナル認定資格」や「Web検定」に代表されるさまざまなWeb系の資格は、なんとか取得しておきたい仕事上での免許or社会的な肩書きのような存在です。
現代社会では、資格を1つ取得するだけで履歴書にかける項目が増えたり面接でアピールできるポイントが増えたり、まわりの同じ職種を希望している人たちとの大きな差につながります。
だから、みんな必死になって資格の勉強をするのです。しかし、主婦業に勤しんだりWebとは別の業界で働いていたりする方々にとって、学校に通いながら勉強することは時間的にむずかしいことも多いのではないでしょうか?
通信教育であれば、時間と場所を気にすることなく自分のペースで学習をすることができます。通信教育で取得できる資格にはさまざまな種類がありますが、今回はWeb系の資格だけにしぼって詳細を確認してみましょう。
1.HTML5プロフェッショナル認定資格
通信教育で取得できるWeb系資格の1つが、「HTML5プロフェッショナル認定資格」です。
Webサイトを見るときは、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなど多種多様なデバイスを使います。
実際にホームページ制作を行うWeb系エンジニアは、ユーザーがどのデバイスから閲覧しても大丈夫なように「マルチデバイス対応のWebコンテンツ」を制作できなければなりません。
マルチデバイスに対応した静的コンテンツの制作には「HTML5」という技術が使用されています。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、HTML5を利用して「実際に静的コンテンツを制作できるか」「スマートフォンやiPhoneなどマルチデバイスに対応したコンテンツが制作できるか」だけでなく「ユーザビリティを意識したWebコンテンツが制作できるか」なども試される試験です。
Webデザイナー・コーダーなどの職種だけでなく、Webシステムを開発する人やスマートフォンアプリを開発する人にとってもプロフェッショナルとしての証明になる資格といえるでしょう。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、レベル1とレベル2の試験に分かれています。
資格としての有効期限はありませんが、レベル2の試験に合格するためには「レベル1を取得してから5年以内に合格」という期限がありますので、注意が必要です。
2.Web検定(Webリテラシー)
Web検定は、「Webリテラシー」「Webデザイン」「Webディレクション」「Webプロデュース」の4部門に分かれています。
今回ご紹介する「Webリテラシー」は、Web検定の中で最も基本的な試験です。
Webリテラシー試験は、Webに関する知識だけでなくビジネスやプロジェクトを進めるための知識も必要になります。
Webリテラシーの資格は、WebデザイナーやWebディレクターなど「Webに関するほとんどの職種で活用できる」というメリットがあります。なぜなら、Webに関するさまざまな職種から最重要な知識だけを集めて、Webリテラシー試験として実施しているためです。
Web系の就職・転職を考えるのであれば、持っておいて損はない資格といえます。
3.Web検定(Webデザイン)
先ほどは、Web検定の「Webリテラシー」についてご紹介しましたが、「Webデザイナー」もおすすめの資格です。
Webデザイナー試験では、ビジュアルデザインのルール・色彩の知識からWebサイトを設計するHTMLとCSSの理解まで、Webサイトをデザインするために必要な内容が幅広く出題されます。
まずは、Webに関する基本的な知識をはば広く学べるWebリテラシーを勉強したり受験したりしてから、Webデザイナー・Webプロデューサー・Webディレクターなど、自分が関わる職種や業務の検定を受けてみましょう。
まとめ
勉強する時間と場所を自分で決められることが、通信教育で資格を勉強するメリットです。しかし一方で、そのまま「本人のやる気次第で勉強の進捗や結果が決まる」ということも意味します。自分を律して勉強する時間ややる気をコントロールすることが大切です。
参考URL
今後取得したい資格No.1|Web資格なら「HTML5プロフェッショナル認定試験」
http://html5exam.jp/merit/top1.html
Webリテラシー試験の概要
Webデザイナー試験の概要