映画鑑賞が趣味という人も多いでしょう。世の中に魅力的な映画作品の数々が登場するのは、映画監督がいるからこそです。人気の映画作品には多くの人が感動をおぼえ、何度も見られるヒット作となりますが、どのように映画監督は映画を作っているのでしょうか。

 

映画監督とは?

映画監督とは
映画監督は映画撮影を取りまとめる存在で、その人の思いや願いなどを作品にこめて発信する中心人物です。

一般的には、映画監督の仕事というとカメラの横でチェアに座り、スタッフに指示を出す様子がイメージされがちですが、映画監督の仕事はそれだけではありません。映画監督は、その他にも映画づくりのためにさまざまな仕事を担っています。

映画監督の仕事内容

映画監督の仕事内容
映画監督の仕事は、映画の脚本をもとにスタッフやキャストへ指示を出し、イメージする作品をつくりあげることです。そのためには、自分がイメージするものを相手にうまく伝える技術が欠かせません。どんなに素晴らしいイメージでも、スタッフに伝達ができなければ、イメージ通りの作品に仕上げることは困難だからです。そのため、映画監督の仕事には、コミュニケーション能力が重要になります。

また、映画監督の仕事は映画を撮るだけではありません。映画製作に関するさまざまな仕事にも映画監督が関わっています。例えば、映画製作には資金が必要です。監督自身に十分な資金があれば良いかもしれませんが、たいていは出資をしてくれる相手「スポンサー」が必要です。

しかし、スポンサー側も出資するとなれば手放しで協力するわけにもいかず、映画監督自身を信頼するかどうか、実績や映画の内容などについて吟味した上でスポンサーになるかどうか判断します。特に企業スポンサーの場合、宣伝効果などを目的として出資する場合が多いため、監督自身に対する信頼度の高さや実績は注目されるポイントです。

資金調達も仕事内容に含まれる映画監督は、プロデューサーともいうことができます。つまり、映画監督とは「その映画をつくる最高責任者」という立場を意味するのです。

 

映画監督の年収

映画の興行収入の数字を見ていると、映画監督の年収はとても高いのでは、と思いがちですが、現実は厳しいようです。ハリウッド映画のヒット作にもなれば話は別ですが、邦画の場合はそういうわけにはいかない現実があります。

映画監督は、作品の監督料という形で収入を受け取ることになりますが、実績を重ね単価を上げていくことで収入が増えていきます。その他、作品がテレビ放映されたりDVD化されたりする二次使用料も収入にあたります。

映画監督の年収の平均は、1年目100万円、3年目300万円、10年目1,000万円といわれています。しかし、あくまで平均値のため、この通りにいかない場合の方が多いでしょう。

また、映画監督は10年以上続けている人でも、副業で講師を行ったりアルバイトをしたりして生計を立てている人も少なくありません。映画監督だけで生活をすることは並大抵ではないのです。

 

映画監督になるには?

映画監督になるには、映像制作会社やテレビ局へ入社し、その中で経験を積むところから始めるのが一般的です。アシスタントディレクターという立場でディレクターの補佐をしつつ、監督の仕事はどのようなものかを学び、いずれ映画監督として独立していくという道があります。

なお、映画監督になるには、企画力・統率力・体力が欠かせません。面白いと思わせる斬新なアイデアを思いついたら作品を企画し、作品づくりに関わるスタッフやキャストとコミュニケーションをうまくとって統率し撮影を行っていくことが映画監督の仕事だからです。さらに、撮影は昼夜問わず行われるため、昼夜問わない撮影にも耐えられる体力も必須条件といえるでしょう。

 

まとめ

映画監督は自分が制作した作品で多くの人を感動させ楽しませることのできる、やりがいある仕事です。必要な能力や経験はさまざまですが、ヒット作を生み出し多くの人から支持されたときの喜びは大きなものとなるでしょう。