インハウスデザイナーとは、メーカーなどの企業に採用され、その企業専門のデザイナーとして働く人のことです。シンプルに、「社内デザイナー」「企業内デザイナー」と呼ばれることもあります。社内のデザインを担当するインハウスデザイナーは、制作会社やフリーランスとして働くよりも労働条件が良かったり、給与が安定しやすいといわれたりしますが、実際はどうなのでしょうか?

今回は、インハウスデザイナーになるメリットとデメリットや悩みについて掘り下げてみました。

 

インハウスデザイナーとして働くこと

20代・30代の若いうちは制作会社でバリバリ働いて可能な限りデザイナーとして経験を積み、ある程度の時期が来たら企業のインハウスデザイナーに転職したい、という話題を一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか?

 

あなた自身が今まさにそう考えている時期かもしれませんし、インハウスデザイナーの職歴を経て独立・起業かフリーランスとしての働き方を模索している最中かもしれません。

 

インハウスデザイナーに限った話ではありませんが、会社に勤務することはさまざまなメリットがある一方、同じくらいのデメリットや悩みもあるはずです。以下では、インハウスデザイナーのメリットと悩みをまとめてみました。

 

社内デザイナーとして勤務するメリット

インハウスデザイナーとして勤務するメリットには、労働時間のコントロールがしやすいことが挙げられます。

制作会社やフリーランスデザイナーにありがちな、「クライアントの要望で納期が早まり残業が多くなってしまった…」「複数の案件を抱えているから制作時間が足りない!」という事態は発生しません。また、出退社から仕事のやり方に至るまで個人の自由で決定できるようになります。

 

ただしそれは、言い換えれば、全ての仕事の責任が自分もしくはグループに任されるということです。責任が自分にあることを負担やデメリットに感じる人もいるかもしれませんが、家族や子供がいる人にとっては、毎日ほぼ定時に会社を出られることは大きなメリットでしょう。

 

また、労働時間以外では、収入面が比較的安定していることもメリットです。高収入が望めたり、福利厚生が充実していたりする求人も多く、収入が安定しているためローンが組みやすいという現役インハウスデザイナーの意見もあります。

 

社内デザイナーで働くデメリットと悩み

では、インハウスデザイナーとして働くことのデメリットや悩みは何でしょうか?

インハウス、つまり社内の担当or専門デザイナーは、職場や自分の周りにクリエイティブな技術、Webに関する知識、デザインの経験を持っている人が少ないことが多いです。

特に、規模が小さい会社であれば、社内デザイナーは自分一人ということも珍しくありません。

 

仕事の壁にぶつかったとしても知識を共有し合ったり相談したりする相手が限られてくるので、ほとんどの問題を独学で解決することになります。

 

また、インハウスデザイナーには、決められた仕事が存在しないと言っても過言ではなく、働く会社の中でWebデザインを担当することもあればコンテンツも作成したり、印刷物のデザインを考えたりと、社内のデザイナーとしてデザインに関することは何でもこなすことが求められるケースもあります。

 

まとめ

1つのブランドを長く育てることができるインハウスデザイナーは、環境によっては新しい知識を吸収することが難しいという悩みを持っていたりします。

自分が求める環境やスキルを考慮して、制作会社やフリーランスとして働くか、インハウスデザイナーになるかよく検討しましょう。


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