WordPressなどのCMSでWeb制作をすると、管理画面から画像をそのまま上げることができたり、テーマの編集もできたりして、わざわざFTPを利用しなくてもWebサイトを作成できる点でとても優れています。しかし、FTPを利用した方が良い場面もいくつかみられます。例えば、テーマをWebサイトへアップロードするときにカスタマイズを行うケースで、変えたい部分のみをアップデートする場合はFTPを利用するのがおすすめです。
ここでは、初心者でも手軽に利用できるおすすめのFTPクライアントソフトをご紹介します。どのソフトが合っているか、実際に使用する前に参考にしてみてください。
おすすめFTPクライアントその1・「FFFTP」
FFFTPは、Windows専用のクライアントソフトの中でも、非常に多くの方に利用されているFTPソフトです。ダウンロードやインストールも簡単で、誰でもすぐに利用できます。
ファイル転送時はドラッグ・アンド・ドロップでアップロードすることやダウンロードも可能です。
他にもバイナリモードやアスキーモードなどをたった1クリックで使用可能にすることもできます。ディレクトリを同期させられるミラーリング機能や、漢字コード変換機能、ファイアウォール、SOCKSといったさまざまな機能が備わっているのも特徴です。
Windowsを使用する方で、Web制作をこれから始めるという方はFFFTPを選べば安心でしょう。ただし、FFFTPはWindows専用なので、Macでは利用できません
おすすめFTPクライアントその2・「Cyberduck」
FFFTPがWindows専用で一番有名なFTPクライアントソフトだとしたら、CyberduckはMac専用のクライアントソフトの中で、一番使用されているFTPクライアントソフトです。
AppStoreでは有料でのダウンロードとなりますが、公式のWebサイトでは寄付金ウェアとなっているため、実質無料で使用できます。Macでよく使用されてはいるものの、Windowsでも使用することは可能です。
Google ドライブやSFTP、SSLなど、さまざまなサーバーにアクセスし、ファイルのアップロードやダウンロード、さらにサーバー上で直接エディタを利用して編集することもできます。ブックマークや履歴も使えるので、すぐにサーバーへアクセスできるのも魅力の1つです。
おすすめFTPクライアントその3・「FileZilla」
FileZillaは、Windows・Macの両方で使用が可能なFTPクライアントソフトです。海外で作られたソフトですが、日本語にも対応しているため、英語が苦手な方でも安心して利用することができます。
一見初心者にとっては難しそうな構造も並んでいますが、表示設定で不要なものを外していけば、自分が使いやすいFTPソフトにカスタマイズが行えます。タブを切り替えることでいくつものサーバーにアクセスできたり、送ったファイルタイムスタンプを維持させたり、ホスト・ローカルのディレクトリ比較を行ったりと、さまざまな機能が目白押しです。
FTPSとSFTPの接続には対応していますが、マスターパスワード機能は付いていないので注意が必要です。サイトマネージャーで決めた情報・項目に関しては、インポート・エクスポートも可能なので、他のパソコンを使って作業したい時にも、わざわざ設定を同じものに変更する手間が省けます。
まとめ
Web制作の初心者におすすめのFTPクライアントソフトを3つご紹介しました。これらは、日本語対応のものだったり無料だったりと、手軽に使えるものも多く、すぐに取り入れられるFTPソフトです。なかなかWordPressでの作業が進まない、より便利なFTPソフトを使いたいといった方は、ぜひこちらを参考に、自分に合ったFTPクライアントソフトを探してみてはいかがでしょうか?
もちろん、今回紹介した以外にもさまざまなFTPクライアントソフトがあります。まずは初心者にもおすすめのFTPで慣れてから、より使いやすいものを探してみましょう。