アパレル店員や小売店の販売員、エステティシャン、ホテルマンなどサービス業で働く中で、時代の移り変わりや自身のライフスタイルの変化によって転職を検討する人は多いのではないかと思います。
特に、昨今の新型コロナウイルスの影響で自身のキャリアを見つめ直している方も増えているのではないでしょうか。
「手に職をつけたい」「長く使えるスキルの仕事に就きたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」と考えて、Webデザイナーや3DCGデザイナー、映像制作、VRなどの仕事に転職したいと考える方もいらっしゃると思います。
今回は、もともとサービス業で働いていて、現在はWeb系企業のクリエイティブ職種で働く著者が、経験をもとに、「サービス業→クリエイティブ業」へキャリアチェンジするためのポイントを語ります。
- サービス業からクリエイティブ系職種への転職を考えている方
- 自身のキャリアを考え直したい方
- 未経験からどうすればWebデザイナーや3DCGデザイナーになれるかを知りたい方
サービス業からクリエイティブの世界へ飛び込んでどうだったか?
私はもともとリラクゼーションの世界で働いていました。そこから、ブログなどを通じてライティングやデザインなどのクリエイティブの技術を身に着けて、今はマーケティング寄りの仕事をしています。
結論、今の選択肢を選んで公開は一切ありません。むしろ、もともと関心の高かった何かを「つくって、伝える」仕事ができて、毎日イキイキと働けています。
また、お店に立たなくてもWeb上で仕事を受発注できたり、PCさえあれば仕事ができるのもありがたいです。
「ものづくり」のクリエイティブ系の仕事は、一見接客業とは異なりお客様からの反応が直接的に受けられないようなイメージがありますが、お客様や社内でのやり取りの中で誰かしらから感謝の言葉をもらうことができており、やりがいを感じられています。
ここでお伝えしたいこととして、クリエイティブの仕事も、ベースは「対人コミュニケーション」で成り立っているということです。ただデザインをすればいいだけではなく、すべての仕事はお客様とのコミュニケーションをいかに円滑にし、要望に答えていくかが重要です。
だからこそ、サービス業で学んだ、気遣いやおもてなし、ヒヤリングの能力のようなものは、今のクリエイティブ系の仕事においても確実に活きています。
どうやったらサービス業からクリエイティブ職に転職できるのか?
では、どうやったらサービス業からクリエイティブ職に転職できるのか。
まず、ベースとして未経験からクリエイティブ職を募集している求人は多くありません。求人があったとしても、条件が良くないことがほとんど。インターンなどを募集しているケースも稀です。
だからこそ、まず自分である程度のスキルを身につける必要があるでしょう。
「デザイナーになりたいので、ここで働かせてください。経験はありません。」と言って面接を希望する学生さんをちょこちょこ見かけることがあります。
それはわかりやすく恋愛で例えると「俺はお金もないしかっこよくもないけど、付き合ってください!」と言っているようなもので、よほどゆとりがあるか、本当に誰でもいいから人手がほしい企業しか必要とはしてくれません。ビジネスの世界では通じないことがほとんど。
ですから、「いつかデザイナーになりたい!」と言っているだけではなく、「デザイナーになる」ための努力を今どれだけしていて、実際にできることを愚直に伸ばしているか。これがないと交渉の土台には立てません。
信頼を勝ち取り、転職市場に乗っかるためにも、まずは本気で勉強しましょう。そして、案件をこなしていって、ポートフォリオを作って、転職しましょう。
まずは履歴書に書けるクリエイターとの経歴の1つ目を作るために、一生懸命やりましょう。
対人コミュニケーション能力は、スキルを得てデザイナーになった後にこそ、活きてきます。
以下の記事では、デザイナーにキャリアチェンジした方の事例を掲載しています。
セラピスト→デザイナーへ。異業種からクリエイターへの道を切り開く方法
長野で独り学んだ宮澤さんがフリーランスデザイナーになった理由
サービス業→クリエイティブ職への具体的な転職のためのステップ
基本的には以下のステップが転職には必要になります。
- 独学かスクールに通うかでクリエイティブ系の技術を身につける
- 実際に案件を担当してみてポートフォリオを作る(紹介やクラウドソーシングで実績をつける)
- ポートフォリオを用いて転職活動をする
クリエイティブ系の職種にはほぼ100%ポートフォリオの作成が必要になります。過去経歴がわからない人は企業として信用ができません。
「転職」ではなく「フリーランス」や「副業」として案件を請け負う場合も同様です。
ですから、まずは独学かスクールかでスキルアップをしましょう。
独学かスクール、どちらがいいの?
冒頭で触れたように、私は自分でブログサイトなどを立ち上げて、ほぼ独学でデザインやマーケティングのスキルを身に着けました。
商業用バナーは100種類以上作りましたし、Webサイトは5種類以上は立ち上げましたが、はっきり言って、独学はかなり大変でした。正直もう独学ではやりたくありません…(笑)。
理由としては主に以下の3つです。
- 三日坊主になりがち
- フィードバックをくれる人がいない
- 困ったときに聞ける人を探すのが大変
まず、よほどガッツがある人じゃないと「続けるのが大変」です。イメージ、独学でデザインやクリエイティブ系の勉強をする人の7割以上が途中で離脱して辞めてしまいます。メルカリを見ればデザイン系の教本がたくさん売られているのはそういうことです。
人間は怠惰な生き物。しかも、一日立ちっぱなしで接客した後に本を開くのはかんたんではありません。
フィードバックをくれる人がいないため、自分のアウトプットに対して客観的に意見が得られず、レベルアップする実感がないのも大変でした。
また、これってどういうこと?とすぐに「気兼ねなく」聞ける人がいない点も苦労しました。
仲良しの友達がデザイナーをやってたとしても、意外と聞きにくいものです。
ですから、個人的には、スクールに通って学ぶことをおすすめします。
費用はかかりますが、「結果にコミットする」でおなじみのダイエットジムのように、まずは身銭を切って「覚悟」を得ることで、ようやく前に進めることもあると思います。
より短時間で、プロの方からフィードバックがもらえて、かつ横のつながりが生まれたり、就職・転職にもつながりやすい環境に身を置けるという点でも、スクールのほうが中長期でのコストパフォーマンスは良いのではないかと考えます。
服や飲み会に使うお金を節約しましょう。
在宅で学べるオンラインスクールが特におすすめ
新型コロナウイルスの影響などもあって、今後はリモートでの学習がベースになるのではないかと考えます。
だからこそ、通学しなくても、自分の好きな時間や場所で学習できるオンラインスクールがおすすめです。
デジハリオンラインスクールは、これまで数多のクリエイターをおくりだしてきたデジタルハリウッドが運営しています。
今はサービス業だけど、キャリアチェンジを考えている方は、まず一度Webサイトを見てみるといいでしょう。
サービス業で得たスキルや知見を新たなフィールドで活かそうとする方を応援しています👍