ユーチューバーとは、YouTubeに動画コンテンツをアップロードして広告ビジネスを行うクリエイター達のことです。最近では、テレビ番組で取り上げられることも多くなり、その収入額が話題になっています。
YouTubeによる広告収入は、以前は一部法人しか利用できませんでしたが、個人でも利用可能になったため、ユーチューバーの数が一気に増えました。「自分でもできないか?」と興味を持っている方もたくさんいることでしょう。
では、ユーチューバーの収入源、広告収入の仕組みはどのようになっているのでしょうか。

 

広告収入とは?

広告収入「アフェリエイト」という言葉を一度は耳にしたことがありませんか?ユーチューバーの登場以前から、個人がWeb上で広告収入を得る方法は確立されていました。
Web上の広告収入は、主に「成功報酬型広告」「クリック報酬型広告」の2種類があります。
成功報酬型広告は、自分が運営するWebサイトに設置した広告をサイト閲覧者がクリックし、クリックした先のページで商品やサービスを購入した場合に、生じた利益に応じて報酬が発生する仕組みです。
一方で、クリック報酬型広告では、設置した広告がクリックされるだけで報酬が発生する仕組みです。

 

YouTubeにおける広告収入の仕組み

ユーチューバーの収入源である広告収入ですが、YouTubeの場合、「Googleアドセンス」というGoogleが提供しているクリック報酬型広告から発生しています。
アドセンス広告の内容は、サイト閲覧者の検索履歴や、閲覧頻度の高いコンテンツなどを自動で解析し、その閲覧者が興味ありそうな広告が自動的に表示されるため、成果の出しやすい広告形態といえるでしょう。
YouTubeにおける広告表示は3種類あります。

 

1.インストリーム広告

YouTubeで動画を見る前に30~60秒ほどの広告動画が流れるのを見たことがある方も多いでしょう。実は、それもアドセンス広告の1つです。インストリーム広告では、クリックによる報酬だけでなく、スキップせずにすべて視聴してもらうことによっても報酬が発生します。

2.オーバーレイ広告

再生画面の中央下部に現れる長方形型の広告もアドセンス広告の1つです。クリックしてもらうことにより報酬が発生します。

3.ディスプレイ広告

再生画面右側のサイドバー、関連動画一覧の上に表示される広告です。上記2つに比べてクリック率はあまり高くありません。

 

広告収入だけで稼げるのか?

広告収入だけで稼げるのかYouTubeのアドセンス広告におけるクリック1回当たりの報酬は、平均10~40円といわれています。例えば、1ヶ月で50万円を稼ごうとする場合は、約1万7000回クリックされなければなりません。
一般的には、クリック率は再生数の約10%といわれているため、動画が1,000回再生されたら100円くらいの収入になるイメージです。
発生した報酬は銀行振込によって支払われますが、支払額が1万円に達していなければ振り込み対象にはなりません。

 

まとめ

YouTubeにおける広告収入を収入源に生計を立てるユーチューバーの登場は、以前では考えられなかったまさに次世代型の職業ともいえるでしょう。
ユーチューバーになることは難しいことではありません。YouTubeアカウントとGoogleアドセンスアカウントを持っていれば簡単に始めることができます。
しかし、ユーチューバーになること自体は簡単でも、生活資金として稼ぐにはかなりの努力が必要です。月に20万円稼ぐためには、月に200万再生される動画を作らなければなりません。
まずは、副業やお小遣い稼ぎのつもりで始めてみるのが良いのではないでしょうか。