Webサイトやブログ、オウンドメディアを自分の手で作ってみたい!と考えたときに、WordPressでのサイト構築から着手する方は多いでしょう。

また、Webエンジニアの道を志すのであれば、WordPressを通じたサイト制作のスキル習得は避けては通れません。

本稿では、WordPressをこれから学びたい!という未経験者に向けて、WordPressを独学で学習するためのステップをご紹介します。

👍こんな方におすすめの記事です
  • WordPressを使って自分のWebサイトやブログを制作みたい人
  • WordPressを学習してWebエンジニアデビューしたい人
  • 自社のサイトやブログを制作会社に頼らずに構築・修正できるようにしたい人

 

 

👉WordPressでのサイト制作の基礎と応用をしっかり学びたい方へ

 

WordPressの特徴

はじめに、WordPressを他のCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と比較した際の特徴をまとめて紹介します。

世界のWebサイトの3割、日本国内のWebサイトの8割以上で使用されている

2019年のQ-Successの報告によると、全世界の34%ものWebサイトがWordPressによって構築されており、特にWordPress大国の日本国内であれば、84%ものシェアを持っているようです。

すなわち、日本国内でWeb制作に携わるのであれば、WordPressに関連した知識はどこかで必ず必要となってくるでしょう。

テーマ・プラグインが多く自由にサイトをカスタマイズできる

WordPressは簡単にサイト構築ができる「テーマ」や、サイトに任意の機能を追加できる「プラグイン」が豊富であるため、自由に自分のWebサイトのデザインや機能を変えていくことができます。

一昔のWebサイトであれば、なにか修正をしたい際にもWeb制作会社に修正依頼を出して、その度に費用がかかってしまうなんてこともありましたが、WordPressは依頼せずとも自分たちだけで完結できることが多い点も魅力です。

また、SEOに強いテーマなどもあり、デザインやマーケティング、両面から扱いやすいCMSといえるでしょう。

Web上にナレッジがたくさん蓄積されている

WordPressはそのユーザーの多さから、たくさんの解説記事がWeb上にアップされています。もし、サイト構築時や運用時に悩んだ際も、調べてみたら答えが見つかることが多いです。

また、WordPressのユーザーコミュニティや勉強会なども積極的に開催されているので、情報収集がしやすいCMSです。

広く使用されているぶん、脆弱性やウイルスなどへの対策は不可欠ではありますが、Webサイト制作初心者にとってもとっつきやすいのも魅力といえるでしょう。

WordPressを効率的に勉強する方法

WordPressを学ぶ方法には、大きく分けて3種類があります。

 

  1. 独学で学ぶ
  2. インターンや社内の部署異動などで学ぶ
  3. スクールで学ぶ

 

独学で学ぶ場合、費用がやすくおさえられるメリットがあります。一方で、三日坊主で飽きて辞めてしまうというデメリットがあります。忙しい生活の中、WordPress構築を新たに学ぶのは簡単ではありません。

インターンや社内の部署異動でWordPressを勉強できる部署に異動して、先輩から教えてもらうといったやり方も中にはあるでしょう。しかし、WordPressを勉強できるインターンのようなものはそもそもあまり求人が多くなかったり、未経験者を募集することはあまりありません。社内異動で、別部署からWordPressを扱う部署に動くこともあまり多くはないでしょう。

スクールの場合、初期費用はかかるものの、体系的にプロの講師からWordPressの基礎を教えてもらえるのが強みといえます。

スクールが気になる方は下のリンクより、WordPress講座をチェックしてみてください。

 

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WordPressを独学で学ぶためのステップ

WordPressを独学で学びたいと考えた際にどのようなステップで学習するといいか、おおまかなフローをまとめます。

①教本を買う

WordPressは前述したように多くのユーザーがいることもあり、教本もたくさん売られています。

YouTubeやWebサイト上でも多くの学習コンテンツが展開されていますが、体系的に学ぶのであれば教本はやはり便利です。

書店やネットでポチッと初心者向け教本を購入しましょう。

 

書籍を選ぶときは以下のようなポイントに気をつけましょう。

  • できるだけ新しく出版された本を選ぶ
  • 初心者向けの、わかりやすい、続けやすそうな本を選ぶ
  • 開くのにテンションが上がりそうなデザインの本を選ぶ

独学学習の最大の敵は「飽き」です。

できるだけ、わかりやすく、最新の情報が載っている、続けやすそうな本を選ぶようにしましょう。多少値段が高くても、後でWeb制作の仕事を受注して、もとを取る気持ちで思い切って購入するのが大事です。

②HTMLとCSSの基礎を学習する

Webページを構成する言語であるHTMLと、デザインやレイアウトなどを決める言語であるCSS。

この2つを学ぶのは欠かせません。

教本の中には確実にHTMLとCSSの基礎についてがっつりとまとめてあるので、コツコツと学んでいきましょう。だらだらと勉強してしまうとルールを忘れてしまいがちなので、言語の学習は、短期集中でガガッと原理原則を習得できるようにしましょう。

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③Webデザインの基本ルールについて学ぶ

ある程度、CSSやHTMLについての基礎が固まってきたら、どうしたら美しいデザインのサイトができるかを学びましょう。

Webページの基本的な構成や色やフォントの使い方、最適な写真の選び方など、デザインの基礎をおさえることでぐっと見やすいWebサイトができます。

④WordPressサイトのトレースをして制作してみる

ある程度Webデザインのベースも固まってきたら、実際に存在しているWebサイトやLPを自分なりトレースして制作してみるとよいでしょう。

お手本をもとに、それを自分の手で再現してみる。思うようにいかない点はネット上で情報収集したり、再度教本を読み直したりしながら進めていきましょう。

1ページだけでなく、何回も練習してみることで、基礎と応用がわかるようになってきます。

 

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⑤Webマーケティングやライティングについて学ぶ

Webサイトを構築する上で、デザインやコーディングができるのはもちろん、マーケティング視点での使いやすいWebサイト設計や、ユーザーの心を動かすようなライティングのスキルは欠かせません。

また、検索エンジンから効果的に集客するためにも、SEOについても学んでおくと、デザインした後のユーザーとの接点づくりにも良い影響を与えるでしょう。

Webサイトは作って終わりではなく、運用が欠かせません。制作の基礎を独学でおさえた後は、その後のマーケティングで良い影響を与えるための視点もおさえておきましょう。

 

⑥自分のWebサイトをWordPressで作ってみる

これまで学んだことを結集して、自分のオリジナルWebサイトを作ってみましょう。

自分という商品を、ユーザーに届けるためにはどのようなデザインのWebサイトを作るのか。載せるコンテンツや言葉はどのようなものが良いのか。

よく考えながら自分のサイトを作ってみましょう。

 

⑦クラウドソーシングなどでWordPressサイト制作案件を受注して制作してみる

ここまでできるようになったら、せっかく習得したスキルが衰えないように、自分の新しいサイトや他人の簡単なサイト制作をしてみることをおすすめします。

クラウドソーシングであれば、個人で簡単なWordPressサイトを作りたい方がいます。自分のサイトを作ったときの経験をもとに、サイト制作の案件を引き受けて、クライアントのためにWordPressサイトを作ってみると、フィードバックも受けられ、自分の実績にもなります。

中には厳しい意見をもらうこともありますが、経験は少なくても一人のプロとして全力でWordPressと向き合うことで、必ず得られるものがあるはずです。

クラウドソーシングを使うほど自信がないのであれば、またトレースなどをして、継続的にスキルアップをすることをおすすめします。

 

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WordPressを独学で学ぶ上でのよくある疑問

WordPressを独学で勉強する上でよくある疑問とそれに対するアンサーに答えてみます。

WordPressは使うのに費用はかかる?

WordPressはオープンソースのサービスなので、基本的に無料で使用できます。しかし、有料のプラグインを使用する際や、自分のサイトを作る際はサーバー代、ドメイン代などはかかります。

 

WordPressは独学だとどれくらいの期間で習得できるの?

人によりけりですね。時間があって上達が速ければ、1ヶ月ほどで基礎習得できる人もいますが、じっくりと6ヶ月くらいかけて学ぶ人も中にはいます。

時間をかけて学べばいいというわけではなく、知識は習得してもブランクが空くとどんどん忘れるので、できるだけ集中的に学ぶことをおすすめします。

 

WordPressを勉強した後に学ぶといいものは?

JavaScriptやphpなどのプログラミング言語をマスターするとプログラマーとして活躍の幅が一気に広くなります。

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また、SEOやGoogle AnalyticsやGoogle Serach Consoleなどを用いたWebサイト解析を学び、マーケティングに関する知識の幅を広げるのもよいでしょう。

自分のブログや自社のオウンドメディアなどを構築して、それをもとにどうすればWebサイトを通じた集客ができるかを実践を通して学ぶのもよいでしょう。

 

WordPressのスキルを身に着けたあと、就職先を探すには?

WordPressの基礎スキルを身に着けたあと、いきなりポートフォリオや現場での実績のない状態で転職・就職活動をするのはなかなか難易度が高いです。

ですから、友人や知人、自社のWebサイトを制作してみるなどして、ポートフォリオをつくっていくのがよいでしょう。

前述したとおり、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを利用すれば、幅広い領域のWeb制作の案件を引き受けることができます。実際にサイトを制作し、それをクラウドソーシング上や自分のWebサイト上の実績として反映させて、また新たな仕事を受託する。しばらくはその繰り返しで実績を作っていくのがよいでしょう。

ある程度、実績が固まってきたら、Web制作会社の案件や事業会社の求人を探してみるとよいでしょう。スクールで技術を身に着けた場合は、スクールから案件紹介や就職支援をしてくれることもあるので、話を聞きにいってみるのもよいでしょう。

 

WordPressに関する情報収集はどうやったらいい?

教本に載っている情報以外で、最新のWordPressに関する情報をキャッチアップするのであれば、Web制作会社の方と交流会や仕事を通じて出会った際に情報交換をする、ツイッターでWordPressに関連した投稿をする方、Webデザイナーの方をフォローするなどして、日頃から情報との接点を持つようにしましょう。

 

独学だとどうしても続かないのだけど、どうしたらいい?

独学で続かない理由として、「強制力がない」というのが一つ大きな理由であるでしょう。

通学や通勤、忙しい毎日の中で時間をとって学習をするのは簡単ではありません。いろんな誘惑に打ち勝って、時間を作ることができる人は多くないでしょう。

スクールを利用する場合、カリキュラムが決められており、費用もかかるため、「最後までやり抜いてもとをとらねば!」と考える思考になりやすいです。

また、講師とのつながりやその後の就職支援、生徒同士の繋がりなども期待できるので、もし、三日坊主で辞めてしまいそう……という方は、思い切ってスクールに投資してみるとよいでしょう。

 

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