「Webについて詳しくないにもかかわらず、Web担当者に任命された」「Webの知識は多少あるが、業務で通用するか不安だ」という方もいるでしょう。Web担当者の中には何から始めれば良いのか分からない方も少なくありません。今回はWebサイトの運用に携わる場合の仕事内容と業務の進め方について考えてみます。
Web担当者になったら、最初に確認すること
Webコンテンツの更新もWeb担当者の大切な仕事ですが、最初に確認しなければならないことは、自社のWebサイトの目的と運営体制の把握の2つです。
Webサイトの目的の把握
「ユーザーからの問い合わせを増やしたい」「自社のブランドイメージを高めたい」など、Webサイトはそれぞれ目的を持っています。Webサイトの目的によって設定する目標が変わってくる ため、Webサイトの目的を正しく把握しましょう。
また、同じ会社のWebサイトでも目的は異なる ことに注意しましょう。例えば、コーポレートサイトは個人投資家に自社への理解を深めてもらう、商品サイトは商品の認知・売上を向上させる、リクルートサイトは就活生や転職希望者に自社で働くことに興味を持ってもらうなどの目的を持っています。
Webサイトの運営体制の把握
「いくつのWebサイトを何名で運営するのか」「CMS(コンテンツマネジメントシステム)は導入されているのか」「関係部門とどのように連携すれば良いか」 などを確認します。
自分が所属するグループ、もしくは社内の他部署にWebに詳しいメンバーがいるかも重要なポイントです。Webに詳しいメンバーがいれば、Web未経験でもコンテンツ更新の仕方を教えてもらって自社でコンテンツ更新を行うこともできます。
Web担当者の仕事内容と業務の進め方
Webサイトの目的と運営体制を把握したら、その目的が果たされているのかどうか、現状把握を行います。「ターゲットとしているユーザーを集客できない」「集客はできているが問い合わせ数が増えない」など、目的が果たされていない場合は原因を探り、施策を講じます。
Webサイトの現状の把握
解析ツールを使って、Webサイトへの訪問経路やユニークユーザー数(UU数:一定期間内にWebサイトを訪れたユーザー数)、平均滞在時間、直帰率(Webサイトを1ページだけ閲覧して離脱したユーザーの割合)などを把握します。
さまざまな解析ツールがありますが、最もよく利用されるのはGoogleアナリティクス です。Googleアナリティクスの便利な機能の1つにアドバンスセグメントがあります。新規訪問のユーザーとリピーターを区別して分析したり、自分で条件(セグメント)を設定してユーザーを解析したりすることが可能です。
Webコンテンツの更新
自社で制作、または制作会社に依頼して制作してもらったWebコンテンツをWebサイトに投稿します。Webコンテンツの企画は、ターゲットを明確にした上で行うことが大切です。ユーザーへのインタビューや解析ツールによる解析結果をもとに、価値観やライフスタイルを含めた具体的なユーザー像(ペルソナ)を作り上げる ことが一般的です。
また、Webサイトを検索エンジンで上位表示させるためには、Webコンテンツの内容を充実させるだけでなくSEO(検索エンジン最適化) を行うことが欠かせません。自社サイトにコラム記事を投稿する場合、Googleのキーワードプランナー でキーワードの検索数を調べてから記事タイトルを決定します。
独学でのスキル習得が難しいと感じたら…
実務を通した独学でのスキル習得が難しいと感じた方には、デジハリ・オンラインスクールの「Web担当者 養成講座」がおすすめです。
本講座では、Webマーケティングの基礎知識から広告運用、Webサイトの制作フローまで、Web担当者に最低限必要なスキルが習得可能 な講座内容となっています。
「急遽、Web担当に任命されてしまった」「担当しているWebサイトの成果がイマイチ上がらない」など、独学でのスキル習得では難しいと感じた方は、ぜひ本講座の受講を検討してみてください。
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Web担当者 養成講座では、これからWeb担当になる方、担当になっても成果を上げられず悩みを抱えている方が多く受講されています。
まとめ
Web担当者に任命されたばかりであれば、業務で分からないことが出てくるのは当然でしょう。社内のメンバーの助けや、制作会社の協力を得ながら業務を進めることが必要です。
Webサイトの目的や現状を把握した上で、効果が出るWebサイトを目指しましょう。また、独学でのスキル習得が難しいと感じた場合は、オンライン講座の受講なども検討してみてください。