企業や個人の魅力が最大限に伝わるためのWebサイトやランディングページを制作するWebデザイナーのお仕事。クライアントのニーズを汲み取り、届けたい人に情報や想いを届けるために手を動かす仕事はとてもクリエイティブです。
しかも、Webデザイナーのお仕事はPC一台あれば基本的に完結する業務内容なので、リモートや在宅ワークとの相性がよく、子育てママや在宅での介護が必要な方にとってもおすすめの職種といえるでしょう。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で在宅ワークが当たり前になってくるこれからの時代は、Web上で仕事を受注して、非対面で仕事をするのも一般的になることが想定されます。
今回の記事では、未経験だけどこれからWebデザイナーになって、在宅で働いてみたい!という気持ちを持った方に向けて、どうやったら在宅Webデザイナーになれるのかをお伝えしたいと思います。
- ・在宅・リモートワークで働きたいと考えている方
- ・未経験からWebデザイナーってどうやってなるの?と情報収集されている方
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Webデザイナーが在宅・リモートワークに向いている理由
WebデザイナーはPCとPhotoshopやIllustratorなどのソフト、インターネット環境さえあれば、どこにいてもできる職業です。
👉WebデザイナーにおすすめのPCは?Webデザイン用パソコンの選び方
それだけでなく、データ入力やアンケート調査などのよくある単純作業の在宅ワークと比較して、サイトを見るユーザーのことを深く考える想像力と、それを実装するための専門性が必要な業務となるため、とてもやりがいがあります。
仕事をする上で、目先の収入を確保するための仕事も大事ですが、スキルを身に着け、自分の能力を活かして人のために働く仕事のほうが長い目で見て価値があるのではないでしょうか。
また自分の制作物が世の中に残るという感動は、デザイン系の職業ならではのものです。
ポートフォリオとして発信することで、個人としてのブランディングにも繋がります。
そういった意味でも、Webデザイナーという職種は在宅でできる仕事の中でも、クリエイティビティが発揮できる、かつ将来のための資産となるようなスキルや、人との繋がりを作るのに向いている職業であると言えるでしょう。
Webデザイナーの収入ってどれくらいなの?
Webデザイナーと聞くと「収入低そう」「ハードワークそう」といったイメージをお持ちの方も多いと思います。
転職サイトDODAの2018年版「平均年収ランキング 最新版【職種別】」によると、Webデザイナーの平均年収は347万円。男性は391万、女性は327万円とのことでした。
全体平均が408万円であるのと比較すると、年収は低いですが、在宅ワークがしやすい点や、マーケティングやディレクター系の仕事よりも個人として副業がしやすいなどの特徴もあるため、年収のコントロール自体はしやすい職種なのではないかと考えます。
また、電通の「2018年(平成30年)日本の広告費」によると、インターネット広告媒体費は1兆7,589億円となり、テレビCM広告費に迫る勢いで年々成長しています。
すなわち、Webデザイナーの仕事のニーズは年々増えている傾向にあるということです。
デザインのトレンドが大きく変わるように、目まぐるしく変化のある業界ですが、きちんと自律して学習し、顧客の納得いくアウトプットを続ければ食べていける職種なのではないかと思います。
Webデザイナーの働き方はブラック?
中にはWebデザイナーの働き方はブラックだ!というネット上の声もあります。たしかに、中には、長時間労働が常態化している企業もありますが、最近は働き方改革の影響もあって、そういった働き方は少なくなってきています。
転職や就職活動をしているときは、事前にネット上の声や知り合いを通じて、その企業の情報を仕入れるようにしましょう。
Google検索だけでなく、Twitterなども使って、生の声を拾いにいくことをおすすめします。中には、ものすごくホワイトな会社も多くあるので、そういった企業に入れるように、きちんとスキルアップをすることをおすすめします。
こちらの記事でも似たようなことをまとめています。
本当に定時で帰れるの?ドラマで話題のWeb制作会社 ブラック企業とホワイト企業を見分けるポイント
Webデザイナーの将来性は?
電通調査による「2019年 日本の広告費」によると、インターネット広告費が、テレビ・ラジオなどのマス広告費を上回ったそうです。
すなわち、Webプロモーションに費用をかける企業が増えているということであり、Webデザイナーの活躍の幅は増えています。
また、クラウドソーシングなどの発達や、キャリア観の変化により、フリーランスや副業のWebデザイナーとして働く人も増えています。
すなわち、Webデザイナーとしての将来性は以前より感じやすい状況になってきているということ。一方で、Webデザイナー人口増加に伴い、スキルを持っていないと淘汰もされやすい状況になってきているとも言えるので、基礎スキルのアップと実践の数が明暗を分けるとも言えるでしょう。
在宅のWebデザイナーの種類
まず、在宅のWebデザイナーにはどのような種類があるのかを説明します。
1.在宅勤務のインハウスWebデザイナー
ある企業に所属し、在宅で働くWebデザイナーです。
企業所属なので、安定的に収入や福利厚生が得られるのが特徴となります。
前提として、在宅・リモートワークが許可されている企業で働くことが条件となります。
最近は働き方改革の影響や、リモートワークを促進させるチャットツールなどの影響で、こういった会社も増加傾向にあると考えられます。
2.リモートワークOKのWeb制作会社のWebデザイナー
テレワークが進んだ今では、在宅勤務がデフォルトのWeb制作会社も出てきています。
Web制作会社の場合は、インハウスWebデザイナーと比較して、担当できるクライアントの幅が広く、様々なサイトタイプや業種のクライアントの課題解決に関わることができます。
しかし、インハウスの案件以上に納期に追われることは多い印象です。
3.在宅勤務のフリーランスWebデザイナー
フリーランスとして働く場合は、企業で働く以上に自由度の高い働き方を選ぶことができるため、在宅でも働きやすいです。
ただし、案件の獲得を自分でする必要があったり、何かトラブルがあったときの対処を自分一人でやらなくてはならないといった、責任もあります。
単価交渉なども自分でできるので、スキルやコネクションがある人は会社員以上に収入を得ることができます。
4.会社員+副業の在宅Webデザイナー
会社員として働きながら、副業で個人の仕事をやるパターンです。
「パラレルワーカー」と最近は呼ばれています。
会社員として在宅勤務をする、もしくは副業を在宅でやるといったパターンがあります。
会社員として収入を安定的に得つつ、個人の仕事もやっていけるバランスが良いタイプです。
Webデザイナーに求められるスキルセットとは?
- HTML/CSS
- WordPress構築スキル
- Illustrator/PhotoshopなどのAdobe系スキル
- スケジュール管理能力
- クライアントの意図をWeb上のコミュニケーションから汲み取る能力
- オンライン会議でのコミュニケーション能力
在宅Webデザイナーの場合はコミュニケーション方法がSlackやZoomなどのオンライン会議ツールがメインとなるので、オフラインとはまた別のコミュニケーションスキルと信頼構築が必要となります。
顔をあわせないぶん、細かいすり合わせなどの難易度は少ししにくくなりますが、その分、画面共有モードやテキストコミュニケーションでの進捗すり合わせによって、認識のズレを埋めていく必要があります。
在宅Webデザイナーは主婦でもなれる?
子育てや産休などで休職中の主婦でも、在宅ならWebデザイナーとして働けるのでは?といった声をよく聞きます。
結論、主婦でも働くことはできます。もちろん、お子様の面倒を見ながら働くのは簡単ではありませんし、産前産後は自身の身体のことが第一なので、健康を気遣いながらバランスをとって働く必要があります。
実際に主婦からWebデザイナーになった方の事例も後述するので、最後まで記事をお読みください。
在宅Webデザイナーに大学生からなるには?
社会人経験の少ない大学生の場合、まず対面である程度働いた上で在宅移行するほうがビジネススキルの基礎向上を考えると、良い選択のような気がします。
もし、Webデザイナーを目指すのであれば、授業の中でWebデザインを学ぶか、あまり募集はないですが、インターンなどを探すか、ダブルスクールで習うかになるでしょう。
Webデザイナーは30代、40代からでもなれるの?
結論、Webデザイナーになるのに年齢は関係ありません。しかし、細部までこだわりが求められ、かつ、納期に追われがちなデザインの仕事はある程度体力が必要となります。
たしかに在宅ワークがしやすかったり、初心者でもしかるべき勉強をすればWebデザイナーを目指すことはできますが、できれば、早いうちから学習するのに越したことはありません。
年齢を重ねれば、それだけ別領域での人生経験やビジネススキルもあるはずですし、それらをデザインスキルと掛け合わせて価値を出していく必要があるといえるでしょう。
未経験から在宅Webデザイナーになるための方法
在宅デザイナーになるための方法は大まかに分けて以下です。
1.Webデザインのスキルを身につける
2.在宅でもできるWebデザインの仕事を見つける
それぞれの詳細を説明します。
未経験からWebデザインのスキルを身につけるには?
スキルを身につけるには、パターンとして二種類あります。
1.独学で勉強する
2.スクールで習う
独学で習う場合は、スクールで勉強するのと比較して、学費がかからないというメリットがあります。
テキストを購入して、仕事や学校の合間にコツコツ勉強をできる人ならいいのですが、「途中で離脱してしまう」ことが多いのが課題となります。
また、自分ひとりで勉強すると、フィードバックを受けられないため、独特のクセがついてしまたり、成長速度が遅くなるといった問題もあります。
ですから、初期コストはかかるものの、プロのフィードバックを受けながら、しっかりと勉強ができるスクールで習うことを多くの人におすすめしたいです。
在宅のWebデザインの仕事を見つける方法とは?
これからWebデザイナーを目指す方にとっては少し先の話かもしれませんが、在宅のWebデザインの仕事を探す方法を紹介します。
パターンとしては以下のようなものが考えられます。
- 在宅ワークOKの会社に就職する
- 副業やフリーランス向けのWebサービスで在宅作業でもOKな案件を見つける
- 自分で知り合い経由やSNSを通じて案件を獲得し、在宅勤務交渉をする
- スクールで在宅ワーク可能な案件を紹介してもらう
自分で探すパターンもあれば、人や専用のサービスを通じて案件を探すパターンもあります。
中でも、スクールを通じた案件紹介は、そのスクール限定の求人や、お互いのレベル感をわかった上での案件紹介などができるので、おすすめです。
在宅Webデザイナーになるには、デジハリ・オンラインスクールがおすすめ!
前述したように、スクールで勉強をすると、プロからのフィードバックをもらえたり、学校からの就職サポートがあったりと、様々なメリットがあります。
その中でもデジハリ・オンラインスクールは以下のような選ばれる理由を持っています。
- オンラインだから、いつでもどこでも勉強できる!子育てママにもおすすめ
- プロのWebデザイナーによるフィードバックを受けられる
- 就職や転職、案件の紹介などのサポートを受けられる
- これまでに9万人以上のクリエイターを輩出したデジタルハリウッドのプロデュース
まずは、具体的にどのような講座内容なのか、講座ページをチェックしてみてください。
これから、未来のWebデザイナーとして活躍するあなたをデジハリ・オンラインスクールは全力でサポートします!
デジハリオンライン卒業生の声①未経験→フリーランス
未経験からお土産物の企画制作会社に就職し、その後フリーランスのWebデザイナーとして活躍している宮澤尚子さん。
もともと接客や事務系の仕事をやっていたそうですが、「本当にやりたいことってなんだろう?」と自分と向き合った結果、デジハリオンラインスクールに入学することにされたそうです。
デジハリオンライン卒業生の声②主婦→フリーランス
溝田美季さんは、出産後に「社会との接点を持ちたい」という気持ちから、友人の紹介によってデジハリオンラインスクールに入学をしました。
デジハリオンラインの講座にはAdobe系ソフトがセットでついてくる点に魅力を感じられたとのこと。フリーランスとなった現在でもスクールでできた仲間たちと連絡をとったり、仕事の話をしている関係を築いているそうです。
このように、ご自身のキャリアと向き合った結果、多くの方がデジハリ・オンラインスクールを通じて、Webデザイナーとしてデビューしています。
「いつかWebデザイナーになりたい」と思っている方、ぜひ今から自分の未来を現実にするための計画を立ててみてはいかがでしょうか。