IT業界でITコンサルタントという職種は、非常に高収入な職業として知られています。

その反面、社会的に求められる能力も高く、独立してからのリスクも非常に高い職業といえるかもしれません。

今回は、ITコンサルタントの仕事内容や平均年収についてまとめてみました。

ITコンサルタントの仕事内容について

すでに、プログラマーやシステムエンジニアなどのIT業界の職種に携わっている方で、ITコンサルタントとして独立・開業を考えている方もいらっしゃるかもしれません。

独立してからあれこれと悩むのではなく事前にITコンサルタントの仕事内容や平均年収について把握しておきましょう。

ITコンサルタントの主な業務内容は、コンサルタントという言葉からも推測できる通り、企業の経営状況をITツールやIT戦略をフルに活用して把握し、実際の業務内容の改善を行ったりクライアントから相談された、または自らが発案したプロジェクトで売り上げアップを促進したりする仕事です。

クライアントとの関係や契約内容によっても状況は変わりますが、有言実行や経営面で結果を残すことが使命になるので、精神的にも肉体的にもハードな職種と言えるかもしれません。

ハイリスクな面も存在するITコンサルタントの業務ですが、その分実績が積み重なるほどに企業からの信頼も大きくなり高額な収入につながることもあります。

ITコンサルタントとして求められる資格

ITコンサルタントになるには、特別な免許や資格が必要ということはありません。しかし、常に高い能力や結果が求められる職種なので、専門的な資格を取得している方が営業面で有利に働くこともあります。

また、実際にITコンサルタントに相談したり雇用したりする立場である企業側の心理になってみれば、可能な限りハイレベルな資格を取得しているアナリスト、またはプロジェクトマネジャーの方が信頼して業務を任せられるのではないでしょうか？

また、独立ではなくITソリューションを行っている企業に入社することが目的であれば、ITコンサルタントとしての力量を示せる資格は取得しておく方がベターです。

例えば、経営コンサルタントに関する唯一の国家資格として「中小企業診断士」の存在が挙げられます。中小企業診断士は、成長を促す経営戦略を立案する為の知識と高度なマーケティング能力が求められる資格です。

ITコンサルタントの平均年収と能力

ITコンサルタントは一般的なSEや他の技術職と比べても収入が高いことで知られています。

ある年代の統計データを比較してみると、30代のITのコンサルタントの平均年収が650万円ほど、続く40代では820万円という結果が出ています。

独立してITコンサルタントとしての実績と地位を確立すると平均年収は1,000万円にもなります。

さらに、第一線で活躍するITコンサルタントの生涯賃金は2億円を超えるともいわれています。

そんなITコンサルタントに求められる能力は何でしょうか？

ITコンサルタントには、一般の技術者と同レベルかそれ以上のITスキルという名の知識や経験だけでなく、PGやSGなど多くの技術者をまとめることができる協調性とリーダーとしての器が求められます。

さらに、進行中のプロジェクトで問題が発生した場合の冷静な判断力と論理的な思考力も必要です。技術面での論理的な判断だけでなく、経営面での的確な判断が求められるケースもあるでしょう。

ITコンサルタントの高額な年収の裏側には、かなりの人間性と能力が必要とされるのです。

まとめ

高収入に惹かれて、ITコンサルタントに憧れる方も少なくないかもしれません。

一方で、今回ご紹介した通り、ITコンサルタントに求められる能力は非常に高いです。

売上で結果を残さなければならないことから、営業の能力や高いプレゼンテーションスキルが要求されることもあります。まずは、ITコンサルタントを名乗れるほどの知識と経験を身に付ける努力から始めましょう。

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