大切なイベントの1コマを写真に収めたり、感動する風景を多くの人に知らせるために写真を撮ったりと、さまざまな働き方があるカメラマン(写真家)。追う被写体や目的は違っても、カメラに写真を収めることに変わりはありません。非常に多様な働き方ができるカメラマンにはどうやったらなれるのでしょうか。

 

カメラマン(写真家)の仕事内容

カメラマンの仕事内容
カメラマン(写真家)は、被写体によって働き方が分かれます。例えば、結婚式などの特別なイベントであらゆるシーンを撮影するカメラマンは、一般にも身近な存在ではないでしょうか。他には、広告カメラマン・戦場カメラマン・水中カメラマン・風景や動物カメラマンなど、専門とする被写体により働く場所が多岐にわたります。

働き方もさまざまで、ブライダルカメラマンは結婚式場と契約していたり、学級写真を撮影するカメラマンは学校周辺の写真館と契約していたりします。戦場カメラマンはその名の通り戦場へおもむき、戦火の中で生きる人々の様子などを伝え、水中カメラマンは水の中の美しい世界の様子をたくさんの人々へ伝えるべく撮影しているのです。

どの被写体を選ぶかは自分自身の好みで決められるため、好きなものを撮影できるのがカメラマンの魅力でもあります。

カメラマン(写真家)の年収

カメラマンの年収
カメラマンの年収は、撮影した写真の売り込みや契約内容によって大きく変わります。例えば、自分で撮影した写真を販売しているのなら経費を引いた分が収入です。

企業などと契約している場合は写真ごとの売上ではなく、撮影回数や期間により給料を受け取ることもあるでしょう。

カメラマンの年収の例をあげると、次の通りです。

・30代男性 フリーランス6年目の場合…680万円

・36歳男性 首都圏で働くフリーランス…400万円

・料理撮影をする40歳男性(ライターも兼務)…1,500万円

・50歳男性 副業…190万円

それぞれの働く条件やモチベーションによって収入に大きな差が出てくるのが、カメラマンという仕事の特徴です。頑張ればその分自分に返ってくる仕事なので、期待も持てるのではないでしょうか。

 

カメラマンになるには

カメラマンになるには、これといって決まった道のりはありません。なぜなら、現在写真家として活躍している人たちでも、写真の専門学校へ通ってじっくり勉強を続けてカメラマンになった人もいれば、趣味の独学で写真を撮り続けた結果カメラマンになっていたという人もいるからです。

しかし写真家になるには、継続して写真を撮り続けることは欠かせません。写真家になるには、最高の腕前は特に必要ないという意見もあるほどなので、どれだけ自分の気持ちを高めて素晴らしい写真を撮り続けられるかにかかってくるのです。

最低限、写真を撮影するための知識であれば、初心者向けの書籍から読み始め、短期の講座を受けて撮影技術を身につける方法もあります。しっかり知識と技術を身につけたいのであれば、撮影の専門学校へ通いましょう。

カメラマンにはもちろん技術も必要で、その技術が高いに越したことはありません。しかし、チャレンジ精神が旺盛で好奇心があり、社交的、営業ができ事務もできることが大切です。プロの仕事として続けていくためには、経営に関する技量も必要になります。

 

まとめ

自分の好きなものや場所、人を撮影し、人々に喜んでもらい収入を得られるというのは、カメラマンにとって大きな喜びといえるでしょう。しかし、人気が出るか、年収が高くなるかなどは、自分自身の働き方にかかっています。稼げるカメラマンになるには、いかにモチベーションを高く持ちながら撮影を続けていくことができるかどうかが勝負です。また、スキルを身につけることで多様なニーズに順応しやすくなるため、スクールやオンライン講座などでしっかりと土台を作っておくとより安心でしょう。