空間デザイナーというと、インテリアコーディネーターと間違われることも少なくありません。実際には、空間の中の家具などの配置を考える人がインテリアコーディネーターであり、その箱となる部分を考える人が空間デザイナーにあたります。それでは、空間デザイナーの仕事内容や年収について詳しく見ていきましょう。

 

空間デザイナーの仕事内容

空間デザイナーの仕事内容は、室内や屋外を問わず空間をデザインすることです。公共施設の内装設計や店舗やホテルの内装設計から調度品など、設備設計までを手がけ、ひとつの空間として作りあげていきます。

デパートや大型ショッピングセンターを例に挙げると、建物内部のレイアウトをする際、通路に休憩用のイスを設置したり、フードコートにバランスよくイスやテーブルが設置したりするのが空間デザイナーの仕事内容です。また、店側の広告を吊るす場所を作ったり雰囲気にあわせた床材を敷いたりといった工程も空間デザイナーが担当します。

このような空間づくりを、顧客とともに話し合いながら進めていきます。顧客が持つイメージに合った空間デザインをいかに理想に近い建物へ仕上げるかが腕の見せ所です。

空間デザイナーの年収

空間デザイナーは多くの場合、建築事務所などに就職してその技術を生かすことになるため、給与という形で年収が計算されます。

平均的な空間デザイナーの年収は、初任給月給で20~22万円ほどで、単純計算で240~264万円プラスボーナスということになります。また、働く時間はひと月あたり160時間程度が平均です。

空間デザイナーの年収は勤続年数や経験年数により変化しますが、建築会社・内装設計事務所・設計事務所・デザイン事務所などに就職して働く場合は、急激な収入の変化は少ないでしょう。

もし独立開業して空間デザイナーとして働くのであれば、自分の働き方次第で収入が大きく変わります。起業当初は赤字である可能性も高いですが、大きな実績ができれば会社や事務所のもとで働いていたときより収入アップを目指すこともできます。

 

空間デザイナーになるには

空間デザイナーになるには、必要な資格はありません。現役で活躍中の方でも、資格を持たずにやっている方も多くいます。しかし、さらに自分の知識や技術に磨きをかけたいといった場合には、資格取得を目指すのも良いでしょう。空間デザインに関する資格には、「空間ディスプレイデザイナー認定試験」「インテリアコーディネーター」があります。

空間ディスプレイデザイナー認定試験は、偶数月のみの開催ですが、在宅受験が可能で、送られてきた解答用紙に記入し返送するというものです。しかも、調べながらの回答が許されているため、制限時間も気にせずじっくり回答することができます。

インテリアコーディネーターの資格を取得するには、年1回の試験に合格しなくてはなりません。インテリアコーディネーターの試験は、一次試験は学科、二次試験は論文とプレゼンテーションから成っています。合格率20%といわれる難しい資格のため、インテリアコーディネーターの取得も考えるのなら、じっくり腰を据えた学習が必要です。

これらの試験に合格することで、空間デザイナーの肩書きを得ることができます。資格を持っていることで信頼性が高まり、仕事の獲得にも結び付けやすくなるでしょう。

資格の取得以外では、建築や内装の知識・技術をつけておくことも近道となります。就職をしたとき即戦力になることができれば、会社や事務所から求められる人材に近づけるでしょう。

 

まとめ

空間コーディネーターの資格は、勉強しやすく取得も比較的しやすいものです。関連する知識や技術を積極的に身につけていくことで、就職した会社や事務所から必要とされる存在になれるでしょう。就職した先で働きながら勉強し、いずれは個人で起業してフリーランスとして働くなど、自分に合った働き方を選択できるのも空間デザイナーの魅力です。