近年最も人気が出てきている職業のひとつ、YouTuber。2019年の小学生のなりたい職業ランキング1位になるなど、広い世代に注目されている職業といえるのではないでしょうか。
5Gの導入や様々な領域におけるデジタルシフトに比例して、今後さらにYouTuberの数は増えていくのではないかと予想されます。

今回の記事では、自分もYouTuberになってみたい、なんならYouTuberとしてお金を稼いでみたい…！といった思いを持った方のために、YouTuberのなり方を解説します。

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YouTuberってそもそもどうやってなるの？どうやってお金を稼ぐの？

YouTuberは、その名の通り、YouTubeで情報発信することで生活しているクリエイターのこと。特に資格などは必要のない、まだまだ新しい職業です。

ヒカキンやはじめしゃちょーのように、UUUMのような企業所属のYouTuberもいますが、個人でやっているYouTuberがほとんどです。

YouTuberのなり方は多種多様ですが、YouTuberで食べられるようになるには、基本的には以下のようなステップを踏む必要があります。

①機材を揃える
②YouTubeで動画を発信し続ける
③ファンが増える
④広告依頼などが来て、マネタイズできるようになる

まずは必要な機材を集めて、その後、実際に動画撮影、編集の技術を身に着けながら動画を制作・発信し、ファンができてからようやく収益を得られるようになります。
特にスタートしてから軌道に乗るまでは、かなり根気が必要といえるでしょう。また、人気になったらなったで、有名人ならではの苦労を覚えることもあります。

いずれにせよ、ガッツが必要な仕事といえます。

YouTuberってそもそも稼げるの？年収はどれくらい？

ステップを紹介しましたが、実際稼げるかと言われると、なかなか難しいのが現状です。まず、YouTuberは動画撮影・編集のハードルが高いです。また、ファンを増やすためには、マーケティング的な発想が必要となり、どうやれば人気が出て、かつ広告依頼が来るようになるかを考えなくてはなりません。

トップクリエイターであれば、年収1億円以上の方もいるかもしれませんが、YouTube動画は1再生あたり0.03円など、かなり低い収益性となっており、YouTuberのみで食べていける人は本当に一握りです。

調査結果などは出ていませんが、年収100万円を超えている人でさえ、かなり少数派なのではないでしょうか。

YouTuber単体というより、ある分野におけるコンサルティングなどの自身の事業の紹介や、物販、アフィリエイトなどと連携することでマネタイズをしていくのが基本的な稼ぎ方となります。

これからYouTuberを目指す人は、まず映像編集の基礎を抑えてレベルアップし、副業や趣味からYouTuberとしての活動を始めるのがよいでしょう。

YouTuberのタイプと稼ぎ方とは

YouTuberの収益源は具体的には以下のようになります。

・グーグルアドセンス
・企業タイアップなどによる広告案件
・YouTuberでの露出をきっかけとした、自身のタレント化
・YouTubeを用いた、自社サービスへの誘導
・他の個人・企業YouTuberのコンサルティング

美容系YouTuberがおすすめの化粧品を紹介するうちに人気になり、化粧品会社から自社商品を紹介してほしい！とお金をもらってPRするパターンなどはわかりやすいですね。

ペヤングの焼きそばを大量に食べるようなおもしろ系YouTuberは、再生回数が多くなりやすいので、グーグルアドセンス収益が上がりやすかったり、話題になれば別媒体で取材やテレビの出演依頼が来るなど、タレント的なYouTuberといえるでしょう。

ビジネス領域のYouTuberは、カメラマンとしてカメラの撮影方法を発信して、それをきっかけに自身の撮影依頼を募るなどの「オウンドメディア」としての活用方法が多いです。

ある領域に特化したYouTuberであるほどコアなファンがつきやすく、ジャンルは広くても人気が出るYouTuberはタレントのように活躍するパターンが多いように思います。

このように、同じYouTuberでも少しずつ稼ぎ方、ビジネスモデルが異なります。

以下の記事ではより詳しく解説しています。

【YouTubeで稼ぐ方法】ユーチューバーの収入源、広告収入の仕組み

YouTuberになるために必要な機材・費用

YouTuberを始めるには費用としては、最低でも5〜20万円くらいは必要になります。

具体的に必要なものは以下です。

・PC

動画編集は、PCの容量をかなり使うので、スペックが高くサクサクと動くPCを使用することをおすすめします。
Macであれば、Mac Book AirよりもMac Book Proのほうがメイン機としてはおすすめです。

・動画編集ソフト

iMovieのようなでデフォルトでMacにダウンロードされているものもいいですが、より細やかな編集をするのであれば、AdobeのAdobe Premier ProやAppleのFinalCut Proなどの本格的な有料のモデルが必要となってきます。
Vlogのような、編集があまり必要のないものであれば、簡易なスマホアプリなどでも対応できます。

こちらの記事ではおすすめのソフトをがっつり解説しています。

【PC/スマホ対応】YouTuberになりたい！おすすめの動画編集ソフトをまとめてみた

・カメラ（iPhone、コンパクトデジタルカメラ、一眼レフ、ミラーレス一眼、ハンディカム）

iPhoneのようなスマホから、本格的なカメラまで、YouTuberのスタイルによって使用カメラは様々です。
初心者の方はいきなり高いカメラを買うとハードルが高くなるので、まずはiPhoneなどで動画素材を撮影し、そこから動画を作成、徐々に慣れていってからカメラを買うことをおすすめします。
部屋で撮影するようなYouTuberであれば一眼レフなどが良いですが、旅系YouTuberなど、外でのアクティブな活動がメインであればGoProなどのカメラがマッチしているでしょう。

・三脚

クオリティの高い動画は手ブレ対策がしっかりとされています。三脚を用いてカメラを撮影することで、かなり雰囲気が変わります。

・外付けマイク

声を拾い上げて、聞き取りやすくするためのマイクも必須です。
マイクがないと周囲の音を不必要に拾ってしまったり、自分の声がこもったように聞こえてしまう可能性があります。

・ライト

肌を綺麗に見せたり、明るい印象をもたせるにはライトがあるとよいでしょう。
特に女性のYouTuberは使用していることが多いです。

ゲーム配信をする、旅先で撮影する、VTuberとして運営するなど、それぞれのスタイルによって必要な器具は変わってきますが、上記が基本的なYouTuberの使用機材になります。

すべて揃えるとなると、なかなか高い買い物にはなるので、買い足していくのがいいかもしれません。

YouTuberに必要なスキルセット

YouTuberに必要なスキルはいくつかジャンル分けできます。

ビジネススキル

・発信するネタがあること
・YouTuberとしての発信を楽しみ、継続する力
・わかりやすく言語化して読者に情報を伝える能力
・どのように人気を得ていくかを考えるマーケティングスキル
・広告案件などで依頼を受けたときに値段や見せ方を交渉するスキル
・YouTubeのアナリティクスを見て数値分析をするスキル
・SNSやコメントでファンと交流する丁寧なコミュニケーション能力

撮影・編集スキル

・カメラの撮影技術
・読者に響きやすい映像編集のスキル
・音声を上手に使うスキル

YouTuberと聞くと、撮影や編集スキルばかりに目がいきますが、ベースにはネタを作り、届けたい相手にいかに届けるかを考えられるビジネススキルがマストで必要になります。

そのためにも、まずは自分なりに動画編集やカメラ撮影の方法を勉強し、徐々に慣れていくことが大事です。

一方で、一番怖いのが「三日坊主」問題です。

いかに、映像編集の楽しさを学ぶか。ここが最初の鬼門となります。

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