Twitter、Facebook、InstagramといったSNSでは、スマートフォンなどで撮影した動画が連日投稿されています。動画投稿サイトの人気もとどまるところを知らず、Webサイトやインターネット広告での動画の活用も増えきました。パソコンの処理性能やインターネットの通信速度の進化に伴い、よりユーザーに訴求できる方法として動画はなくてはならないものになっています。テレビやCM、映画やミュージックビデオなど特定の業界に限られていた映像制作の需要が年々拡大しているのは、こうした背景があります。
そこで今回は、映像制作会社で働きたい方向けの動画編集おすすめソフトや必要なスキルをご紹介します。
こんな方のためにまとめています👍
・将来的に映像制作会社で働きたい人
・映像制作に必要なスキルを知りたい人
・おすすめの映像制作ソフトを知りたい人
映像制作の仕事の種類や仕事の流れについてはこちらをあわせてどうぞ
映像制作の仕事がしたい!映像関係の仕事にはどんな種類がある?
映像制作ってむずかしいの?
ご存じのとおり、今はスマートフォンなどで利用できる無料動画ソフトがたくさんあります。操作方法はいずれもわかりやすく、ちょっとした操作で動画が編集できるのが特徴です。こうしたソフトを利用すれば、お金をかけずに誰でも簡単に動画編集を行うことができます。
ただし、初心者向けに作られたソフトは使用できる編集機能が限定されていることがほとんどです。趣味としてプライベートで楽しむ分にはそれなりに使えますが、プロとして仕事で使用するのには向きません。
将来、動画や映像制作のプロとして活躍することを目指すなら、自らで高度な設定が行えるだけのスキルや専門知識が必要になります。
未経験から映像制作会社に就職・転職するには?
まだ映像制作はやったことはないけど、将来的に映像制作会社で仕事をしてみたい!という方に向けて、転職・就職のためのフローをまとめます。
①映像制作会社で働く上でのスキルを身につける
②転職・就職活動をして映像制作会社に就職する
シンプルですが上記の流れとなります。
少子高齢化の影響などで最近は人材流動が激しいということもあり、「未経験でもOK」と書かれた求人もあるかと思いますが、未経験OKを前面に出した求人は「未経験でもいいから人手がほしい」という背景の裏返しのことが想定され、その分、給料や労働条件などに目を瞑らなければならないこともあります。
ですから、まずは自分で可能な限りスキルアップしてから転職・就職活動をしたほうがより就職先を選ぶ際の幅は大きく広がるといえるでしょう。
自分の好きなクリエイターが働く事務所やや人気企業で働きたいとなると、スキルがあるのは前提条件となってきます。
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未経験から映像クリエイターになるには?仕事内容や年収、勉強方法も
動画編集におすすめソフトは?
プロが利用する動画や映像編集のおすすめソフトには、どんなものがあるでしょうか。
映像編集に関するおすすめソフトはいろいろありますが、代表的なのはAdobe社のAfter EffectsやPremiere Pro、グラスバレー社のEDIUSなどです。どれも優秀な映像編集ソフトですが、Adobe社の他の製品とスムーズに連動できるAfter EffectsやPremiere Pro が動画編集にはおすすめです。
Adobe After Effects
After Effectsは、映像制作に使用する素材を上下に重ねることができるソフトです。
映像に特殊加工を付加できるだけでなく、まっさらな状態から映像を制作、編集することもできます。2D・3Dでのアニメーションが得意なため、短めで複雑な映像の編集をするソフトならAfter Effectsをおすすめします。
Adobe Premiere Pro
Premiere Proは「クリップ」と呼ばれる、映像を編集するのに利用される素材を時間軸でつなげることができるソフトです。カットにテロップを挿入でき、DVDやDVテープなどに出力するためのオーサリング機能が充実しているのも特徴の1つで、長めで単調な映像の編集をするならPremiere Proをおすすめします。
このソフトは映画やドラマ、CMなどの映像制作に多く使われており、映画「シン・ゴジラ」(総監督・脚本:庵野秀明、受賞歴:第40回日本アカデミー賞など)の制作にもPremiere Proが使用されたことで話題になりました。
Final Cut Pro
AppleによるMac専用の映像編集ソフトです。機能としてはMacにデフォルトでインストールされてる「iMovie」の上位互換版といった内容で、使いやすいインターフェイスによって、初心者向けからビジネス用途のものまで幅広く映像編集に利用できます。
過去にiMovieを使ったことがある人や、Macユーザーにおすすめのソフトです。
EDIUS Pro
グラスバレー社による非常にサクサク編集ができることで人気のソフトです。4K動画にも対応しているのが特徴。インターフェイスが少しわかりにくい点や、4K動画の編集などはPCやカメラにも高スペックなものが必要となるので、初心者というよりはある程度経験を積んだ人向けのソフトと言えるでしょう。
無料・有料ソフトは数多く存在していますが、初心者にも中長期的にも使えるものとしては、やはりAdobe系ソフトが人気です。
【PC/スマホ対応】YouTuberになりたい!おすすめの動画編集ソフトをまとめてみた
働くのに必要な動画編集のスキルは?
プロとして働くための動画編集にあたって最低限必要となるスキルは、前述のおすすめ映像編集ソフトの使い方です。すべての映像編集ソフトをマスターする必要はありませんが、最低でもどれか1つは習得することを目指しましょう。その上で、記録メディアや保存形式、再生方法などの映像の知識や構図やライティング、カメラの仕組みといった撮影の基礎知識も必要になります。
また、映像制作関連の実務スキルだけでなく、顧客や同僚、仕事で関わる人たちと円滑にプロジェクトを進める上でのビジネススキルも必要となります。対人コミュニケーション能力や、公開した映像の反応を見てよりよいものを作っていくマーケティング的発想も重要です。
また、この頃はVRやARなど、新しい映像テクノロジーも登場しており、積極的に新しい情報を取りに行って試してみる勉強熱心な姿勢も大事です。
映像制作スキルをアップさせるには独学よりスクールがおすすめ
独学で動画編集のスキルすべてを習得しようとするとむずかしいですが、今は専門のスクールやオンライン講座など、映像の制作や動画編集を効率良く学ぶためのスキルを獲得する方法も用意されています。プロが講師として教えてくれる講座もあり、現場で実際に使われているノウハウやテクニック、映像制作フローなどが学べるのが魅力です。
スクールは独学より一見費用がかかるように思えますが、有料だからこそ独学と違って三日坊主で辞めてしまうというリスクも下げられますし、長い目で見て案件獲得や映像制作会社への就職につながれば、十分に元がとれます。
「自身でも映画やドラマのような映像を制作してみたい」、「将来は映像制作会社で働きたい!」でも、どうやって勉強したらいいのかわからない、お得に勉強する方法はないのか?と悩まれている方は、「デジハリ・オンラインスクール」のAfter Effects・Premiere講座を、ぜひお試しください。自宅で受講ができるオンライン講座なので、忙しい方や近隣にスクールがない人でも時間を有効に使って映像制作が学べます。
映像編集のAdobe系ソフトだけでなく、ゲームやアニメをつくるVFXや3DCGといった領域まで思いっきり学んでみたい!という方は「3DCG・映像クリエイター講座」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
映像制作のスキルはもちろん、映像を用いてきちんとユーザーの心を動かすための「マーケティングスキル」も学びたい!という方には「ネット動画クリエイター講座」がおすすめです。
デジハリ・オンラインスクールの講座は、卒業後の就職・転職のサポート機能も持っていますので、今後本気でクリエイターになりたい!という方はぜひともチェックしてみてください。